シェア
この記事はマガジンを購入した人だけが読めます
著作権を無視した漫画の海賊版サイト「漫画村」について、プロバイダーによるブロッキングの是非が話題になっている。この辺の詳細については、ネットに情報があふれている。 さて、そうした現実的で法律的な正義と悪党の戦いにはあまり関心がないので、もうすこし大きな視点で、この問題を考えてみたい。なぜ漫画村に、多数の人がアクセスをしたのか。それは、タダだったからなのか。そうだろうが、それだけなのか、と。 本日は木曜日、ヤングジャンプが発売される日である。コンビニに行ったら、キング
最近、あちこちで「モノヅクリからコトヅクリ」という言葉を見受けられるようになったが、この言葉は私が「暇つぶしの時代」(2003年、平凡社)で書いたものである。それを大学教授やマーケッターが使ってくれて、広がったものだと認識している。しかし、多くの場合は、言葉の本質の意味が分かっていないと思う。 「モノヅクリからコトヅクリ」と言った場合、それは、モノヅクリが死滅してコトヅクリの産業がとってかわるというものではない。 私は、その頃、NTTドコモのアドバイザリーボードのメ
1992年生まれの青年が、先輩たちがみんな絶賛している「ドラゴンボール」をはじめて読んで、たいして面白くなかったという感想を書いて話題です。 『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果 1984年に少年ジャンプで鳥山明の絵を見て、ショックを受けた漫画家、デザイナー、読者はたくさんいるだろう。それまでの手塚治虫や石森章太郎や赤塚不二夫や藤子不二雄の、いわゆるトキワ荘一族が切り開いた戦後週刊マンガ雑誌の文化の中で、突然、全く異質な見たこ
1.未来図書館創造会議 札幌で、第三回目の未来図書館創造会議をやりまして、札幌市図書・情報館の浅野館長の話を聞いて、翌日、見学に行った。いやあ、感動的な未来図書館。ツタヤがやろうとして表面しか出来なかったことの中身を実現しているような感覚。実際、ツタヤがプレゼンに来たけど、必要ないと断った模様(笑)。 札幌市図書・情報館 そうなんだよな。インターネットが登場して、社会のインフラが大変動を起こしている。既存の図書館は、インターネットがなかった時代に、効力を最大限に発揮した