ロッキングオンの時代●写植機・ババロアちゃん
これが僕の写植機「写研Pavo8」(通称・ババロアちゃん)。オペーレーターは長野の小諸市で鯉の魚屋さんをやっていた市川真一くん(真ちゃん)。彼は小諸で代々の魚屋を継いでいたのだが、ロックファンでロッキングオンに手紙を書いているうちに松村や橘川と仲良くなり、ついに、魚屋をやめて、夫婦で東京に出てきてしまった。特に仕事のあてもなかったので、写植の技術を教えて、橘川が雇用(笑)。僕も、「ポンプ」のサラリーマン生活がはじまっていたので、ロッキングオンの入力は、市川くんに頼んだ。