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ドラマ「SHUT UP」第1話ー貧困・格差・復讐ー感想

我らが美穂さんが民放連続ドラマの主要キャラで出演めでたいですね!

というわけでドラマ「SHUT UP」の感想を毎回書いていきたいと思います。

いつも完成度を高めようと考えすぎてアップが遅れたり結局アップしなかったりが多いので、今回はあまり考えすぎず「兵は拙速を尊ぶ」精神で書いていきたいと思っています。

筆者美穂推しなので美穂さんの感想多めになると思いますがご容赦を。

未見の方はU-NEXTやLeminoで今からでも視聴できますので是非!



登場人物

テレ東の公式サイトとwikipediaからの引用です。

田島由希(仁村紗和)

大学2年生。お弁当屋と本屋でのアルバイトを掛け持ちしている苦学生で、大学の女子寮で生活している。
将来の夢ややりたいことは特にないが、貧しい状況を諦めたくないと思っている。
責任感の強い、しっかり者。

川田恵(莉子)

由希と同じ大学に通う2年生で、同じ女子寮で暮らしている苦学生。
インカレサークルに所属していて、アルバイト先は喫茶店。
大人しい性格だが、自分の意志をしっかり持っている。
他校の同じサークル所属の3年生の先輩に憧れていたが…。

工藤しおり(片山友希)

由希と同じ大学に通う2年生で、同じ女子寮で暮らしている苦学生。
恵と同じインカレサークルに所属しており、テレアポのアルバイトをしている。
恵とは同郷で一番仲が良く、いつも冷静で現実主義者。

浅井紗奈(渡邉美穂)

由希と同じ大学に通う2年生で、同じ女子寮で暮らしている苦学生。
居酒屋でアルバイトをしている。感情的になりやすいタイプで、素直で真っすぐ。
不器用だが、友達思いで優しい。

鈴木悠馬(一ノ瀬颯)

恵やしおりが所属するインカレサークルを立ち上げた、名門大学に通う3年生。
大手飲食企業の息子。一見好青年で、育ちもルックスも学力にも恵まれた大学生に見えるが、実は歪んだ考えの持ち主。

露木彩(芋生悠)

悠馬と同じ名門大学に通う3年生で、悠馬と付き合っている。
ジュエリー会社の娘でいわゆるお嬢様だが、親に敷かれたレールを歩むだけの人生に煮え切らない気持ちも抱えている。ある出来事をキッカケに主人公たちに接触してくる。

山内たける(井上想良)

悠馬と同じ名門大学に通う3年生。悠馬と一番仲の良い友人で、同じインカレサークルに所属している。
明るい性格でコミュニケーション能力が高く、サークルのイベント集客などに一役買っている。
何もかもに恵まれた悠馬に、憧れを抱いている。

榎本伊月(野村康太)

悠馬の幼馴染で、同じ名門大学に通う3年生。悠馬と同じインカレサークルに所属し事務周りを手伝っているが、いつも一歩引いた立場で淡々と職務をこなしている。
由希達が起こす100万円強奪事件をきっかけに、これまで見過ごしてきた、ある違和感と向き合い始める。

宇野陽太(草川拓弥/超特急)

由希達と同じ大学に通う2年生。
映像編集が得意で、Youtubeの編集のアルバイトをしている。
由希と仲が良く、一見自由そうに見えるが地に足がついた価値観を持っており、由希にも影響を与える人物。

鈴木将成(矢島健一)

悠馬(一ノ瀬颯)の厳格な父

山際ひかり(岡本玲)

紗奈(渡邉美穂) に近づく謎の女性

高梨塔子(野呂佳代)

恵(莉子)のターニングポイントになる人物

第1話のあらすじ

 大学寮に住む由希(仁村紗和)は貧乏でバイトを掛け持ちしている。おなじ境遇の恵(莉子)・しおり(片山友希)・紗奈(渡邉美穂)と大学の寮で貧しい暮らしを送っていた。

 ある日、由希は友人の陽太(草川拓弥)にノートをせがまれる。

 その後陽太がノートパソコンで始めた動画制作のバイト、そのインタビュー動画内では女の子がパパ活で一日5万円稼ぐと話していた。

 そんな時恵の妊娠が発覚、相手はインカレサークルのトップでエリート大学生の悠馬(一ノ瀬颯)。

 現在11週目で初期中絶手術にはギリギリのタイミングで、それを過ぎるとリスクも手術費用も跳ね上がる。

 初期中絶手術にも20万という大金がかかってしまう。

 あと数日で20万は苦学生である彼女たちにとって非現実的な金額だった。 

 由希は悠馬に払わせようと提案する。

 心配する恵に笑顔でサムズアップをして大学に向かった三人は悠馬と対峙するが、感情的になる紗奈・しおりに対して悠馬は余裕の態度を見せる。

 自分の子供だというのは恵の自己申告だけで疑わしい、誘われたその日に関係を持つような恵は他の男とも寝てるかもしれない、恵が(関係を)したそうだったから応えただけなのに何故自分が責任を負わないといけないのか、そもそも当人同士の問題に他人の君たちが何故関わるのか?と冷静かつ冷酷に受け流す。

 3人はその巧みな話術に太刀打ちできず、悠馬は恋人の彩と去って行ってしまう。

 交渉が不調に終わり、恵のもとに戻れない三人、感情のままに投げやりになる紗奈に苛立つしおり、そこで由希はある金儲けを思い立つ。

 美しく着飾って街角で男性と対面する由希。一体彼女は何をしようというのか?(予告からするとパパ活のようだが?)

第1話感想

 まず最初、由希(仁村紗和)・恵(莉子)・しおり(片山友希)・紗奈(渡邉美穂)の女子大生ルームシェアの日常風景が自然すぎて、何かいけないものを覗き見しているようなドキドキ感がありました。

 バイトを掛け持ちしつつも、新しい化粧水や乳液を買う金もない由希の描写も仁村さんの美しさと貧乏さのコントラストが良く出た良いシーンでしたね。

 貧乏描写と言えば、由希が持ち帰った廃棄弁当を喜んで食べる紗奈としおりにシーンや、紗奈がバイト先から持ち帰ったお酒と質素なおつまみで盛り上がるシーンなども微笑ましく思いながらも貧困さが見え隠れする名シーンでしたね。

 「あー今日は稼いだぞ、自分で自分を褒めてやりたい、普通の社会人より働いている自信ある、確実に」という美穂さんのセリフ、酔っ払って舌足らずになってるのがすごい表現力!

 そうこうするうちに恵の妊娠が発覚。

 悠馬(一ノ瀬颯)を信じていたのに裏切られた恵の悔しそうな泣き顔。

 恵を寝かしつけた後のしおりの青白い炎のような怒りの表情。

 お二人とも名演でした。

 中絶手術に必要な20万円を払わせるために悠馬に立ち向かうも、彼は論理のすり替えを巧みに使いこなすエリートくず男でした。
 
 一ノ瀬さんほんと腹が立つ名演技!

 彼女と去っていくけど、この露木彩(芋生悠)が今後悠馬の弱点となっていきそうな予感がしました。

 三人で夜の公園で打ちひしがれつつ、「真面目に生きてても意味ないんだな、やっぱ、なんかあほらし」と投げやりな言葉を吐く紗奈、素直で直情的かつ感情的、思ったことはすぐに口に出してしまう紗奈=美穂さんの演技が素晴らしく、そこにかみつくしおり=片山友希さんとの諍いはフィクションとわかっててもハラハラしました。

 そんな二人を止めずに沈黙を保っていた由希、大学生としての基本スペックは高くてもやりたいことも見つからず何か見えないものを追い求めている彼女は、恵のために禁断の手法に手を染めることになります。

 街中で「はじめまして」男性に挨拶する由希の表情、そこで笑みを浮かべる演技にゾクッとしました。

 序盤と終盤に描かれた疾走と太陽を掴む由希の心象風景も相まって、これから由希・恵・しおり・紗奈は何を得て何を失うのか?という疑問を残しての「to be continued」
 
 おそらく次回は陽太のバイトのパパ活インタビュー動画が伏線で、パパ活をすることになるのでしょう、予告で紗奈がおじさんにあーんして食べさせないという究極のプレイもしていましたしね。

 一応お茶と御飯だけ、密室で二人きりにならないという決まりを作っているようですが、それでは一日5万円は難しそう?不謹慎ですが(汗

 ただパパ活はきっとこれから巻き起こる事件の序章に過ぎず、今まで真面目に働いてきた彼女たちが、パパ活という楽な金儲けに手を出した結果、どんどん道徳観と金銭感覚のバランスを崩していくのではないか?そんな危うさを感じるラストと予告でした。

最後に

 というわけで第1話は恵が妊娠して悠馬がクソだったという、これはもう以前から知っていた展開でした。

 しかし、第2話のパパ活作戦からどうなっていくのかこれはなかなか予想がつかず無茶苦茶楽しみです。

 悠馬の秘密を知った彩、そして由希がついたたった一つの嘘など、長い予告の割にはわからないことだらけ。

 さっきも言いましたが、パパ活に手を染めた彼女達の金銭感覚の歪みが心配です。

 「結局ああいう恵まれたやつに馬鹿にされて終わり」という紗奈の諦観がパパ活という決して褒められない金儲けと結合することで道徳観が破壊されていきはしないか、お父さんは心配だよ。

 何にせよ第2話が非常に楽しみです。

 多分次から次へと新しい展開が出てくるジェットコースタードラマになりそうな予感がします。

 それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

 (終)

追記:20231211

第2話感想はこちらから


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