副露なしの河に鳴き読みを施す方法(朱雀リーグ振り返り①)
こんにちは。髙倉 拓馬(メタビート)です。いつも記事を読んで下さってありがとうございます!
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12/8(金)
折角朱雀リーグの放送対局に出させていただける機会を頂いたので、振り返りをしながら、何か皆様にためになる戦術をお届けできればと思います。
リンクはこちらから。2時間40分あたりから対局しています。
ルールはMリーグルール準拠、赤アリ25000持ち30000返しのウマ10-30です。
【麻雀】第7期 麻雀の頂・朱雀リーグ 予選第11節 - YouTube
誰も副露が入っておらず、親の千歳さんのリーチを受けてハイテイ手番で手詰まった局面。
そして、北家の森嵜さんが最終巡に7pを押しています。
森嵜さんも十中八九テンパイで、この二人にできる限り通せる牌を選びたいのですが、何を切るのが良いかというのが今回のテーマです。
候補牌は
①中筋の4p
②中筋の5m
様々なベクトルから考えることができるのですが、今回は「鳴き読み」を使って安全度を測ってみましょう!(後ほど違う方向からも安全度を測ります。)
オーソドックスな鳴き読み
ここから8mチーして打3p。
この時、このチーをした北家は、西家の打った9p、4mをチーしていないので、
・69pはリャンメンで当たりにくく、3pは中筋レベルに安全
・47mはリャンメンで当たりにくく、7mは筋レベルに安全
と言えます。
また、東家の打った3pをポンしていないので、
3pマタギの両面(233p、334p)は比較的通りやすいことが分かります。
これは鳴き読みではかなりオーソドックスで、一番最初に習うものであり、かつ頻出で使いやすい読みの一つです。
門前の河に鳴き読みを施す
ここで、もう一度朱雀リーグの局面を振り返ります。
この鳴き読みを、門前に対しても使うことができる場面があるのです。
果たして4pと5m、どちらが通しやすいでしょうか?
そのカギは森嵜さんの上家である朝霧さんの河にあります。
14巡目に4枚目の8mが朝霧さんから打たれていますが、これを森嵜さんはチーしていません。
アガリが狙える役アリの手ならば、8mはチーされることが多いはずですし、役なしの場合も、巡目と枚数的に形式テンパイのチーがされることが多いです。
すなわち、森嵜さんが67mのターツを持っていることはかなり少ないので、この状況では、5mは実質千歳さんと森嵜さんの2者に対する中筋ともいえるのです。
実際森嵜さんは14pのテンパイでした。放銃回避!
この理由のほかにも、
・親の千歳さんに、カン5mよりもカン4pの方が赤5pがあることも相まって容易に想像がつきやすい
・5mのシャンポンはブロック構成的に出てきづらい
というのもあったのですが、今回はここまでで。
まとめ
・3段目は役ありならチーテンが、役なしなら形式テンパイ取りのチーが行われるケースが多い
・それを活用して、チーされていないから通りやすいという読みが施せる局面がある
・そのチーされていない牌が、河に何枚打たれているか見ておこう(多く打たれているほど読みの信頼度アップ)
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