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レポート(1.終わってから)

ご支援いただいた方への限定公開記事は、以下のようなものにしようと考えております。
初回は無料公開にしております。以降は300円以上の支援頂いた方にのみお読み頂ける形式にしようと考えております。
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ご支援頂きありがとうございます。

まだ定まってはいませんが、限定ページでは漫画を公開する度に漫画では描き切れなかった情報などを追記できればと思っています。
とはいえ、本筋の漫画制作が滞ってはいけませんので、時間を区切って(この記事は1時間ほどで作成)書いています。語弊やリズムの悪い文章(いつも漫画ではセリフを最後まで悩んでますので。韻踏んだりとか強めのこだわり)になっているかと思いますが、ご了承くださいませ。

では1p目から見ていきましょう。(こんな感じでいいのでしょうか。いいでしょう。)

編集氏は納品後、電話をくれます。この時は時間ギリギリだったので、ご迷惑をおかけしました。編集は大変な仕事です。こちら側の状況を気にかけて、修正指示など言葉を選んでいるようでした。

作業環境は
・手前のPC→VAIO Z CANVAS。キーボードが着脱でき、ペンも付いてて直接画面に描きこめるモンスタータブレットPC。連載初期~中期(2017年末)まで作画もこちらでやっていました。ペンの接続が不安定で、10分に1回動作を停止するようになったので、ペンでの描きこみ作業はiPadProに移行。処理能力は高いので、色など最終仕上げやアップロード作業には現在もこちらを使用。

・手元iPadPro
作業の大半をこちらを使用。アップルペンの性能がいいため。ClipStudioを使用。デジタル漫画は全てこれで完結できると思うので、友人にもしばしば勧める。
ただ、最近調子が悪くこちらも10分に1回くらいタップを一切受け付けなくなる。一度不便を感じると、人間の学習能力は感情を作用するのか、タブレット画面に不安を感じていたようだ。久しぶりにスケッチブックを触り、水彩で描くと、確実に筆をおいたところに色がにじむことに感動する。当たり前の物理なのに。

・Bluetoothの電卓
あ、これいいです。SATECHIのスリムワイヤレスキーパッド。デジタルで絵を描く方にはお分かりになるかと思いますが、ペンや消しゴムなどツールの切り替え用左手デバイスとして利用。スリープ状態から再起動してつながるまでの時間が短い。あとデザインがいい。それは大事。

・デカい机
3日間アトリエにしているシェアオフィスの会議室に引きこもって作業したため。

第1話、投稿して3日ほど反応が怖くてcomicoを見れませんでした。
たしかコメントは17件だったと、強烈な記憶だったので覚えています。

それから月に2本の更新を心掛け、約1年後24話の、初日を終えて眠る少年に逆さまが話しかけるところで、公式化の話がきました。
会社員の仕事終わり、閉店間際のカフェで原稿作業中のことでした。comico編集からの電話をうけ、公式化の相談、打ち合わせの日程を決め、喜び勇んで帰宅したところ
電気料金を払い忘れていたため、部屋の電気が消えていました。そういえば。懐かしい思い出です。

最も長く、濃密に担当いただいた2代目編集F氏(白金らんぷ先生の作品によく出る)は幅広く豊富な漫画知識と、格闘技経験で支えて頂きました。アクションカットを描けば「キックに腰が入ってない」など。

雑誌の後ろについてくる読者アンケートなど、読者からの支持を一か所に集めて、天井の編集部が編んで1本の糸につかまる。雑誌という媒体を物理的に創り上げるのに組織は必要だろう。限られた誌面に載せる作品にはそれぞれが集客力のある「強い作品」を求めたのだろう。
ただ、今のインターネット環境ならば、無限の空間を制限する必要があるか。

(後ろの読みにくい文字。追記して以下に展示。)
物語を最後まで語り尽くすには?
本当に必要なものは何だ?
勝利要件を見直せばどうだろうか?
勝利(物の語り)の最低成立条件は、語り手と聞き手があればいいのでは?

インターネット空間での物語はどうだ
著者にこれぞと描く気があって、読むヒトが居る。
それはコミュニティは小さくても良いのではないか。現代はコミュニケーションを求める。狭く深いコミュニケーションならばなおさら価値はあるのではないか。
ではあらためて考察を。存在を許されるのは存続を赦されるのは、読むヒトの多さが絶対条件なのか。再考を。ご再考を。

・掲載媒体は必要なのか?→課金とインストールに依るアプリは、金銭と手間が必要だ。アクセスが面倒にすることの囲い込みではないか?
始祖のインターネット遍く広かったはず。出来上がった作品はもっと垣根なく誰にでも触れて欲しいものだ。触れる読者の母数が増えた方がいいのは無論。ただ、コミットする支援者との選別はあってもいいだろう。宇野常寛先生は遅いインターネットを提唱している。ならば作品過程に保護を、遅さと思考の恵みを。作品の結果、できあがった原稿はどこまでも早く広く。

・編集者は必要か?→無論有効ではある。どれほどF氏に助けられたか。彼らの働きには十分な金銭の報酬を与えるべき。しかし、当方には支払える金銭はない。(あれ?組織の関係のない場所で編集の腕を振るいたいという需要はあるのかな。)モチベーションは金銭報酬だけか?

・クオリティ・進捗管理、広報施策どれほどの助力があったか?→十分すぎるほどに。まず確実に進捗管理機能、〆切は必要。代替機能をもたせることはできるか?→一計。分散する編集者

・原稿料とは何か?→創作物の結果に支払われる金額。工数で見積もりを出す一般的なビジネスと大きな違い。(できあがったビルに払うor払わないの判断が下されるのではない。鉄骨運ぶのにいくらですね、床を張るのにいくらですね。あ、仕様変更ですが、では追加工数を商談しましょう)

・生活費→肉体を維持するのに必要な金銭。幸い独身しがらみもない。どこまで減らせる?物語り終わるまでの生命活動を維持するための最小金額。シェアハウス、微住、Bライフ、他国どれがもっとも軽くできる。

大人の都合。契約です。
掲載された作品、彼らの姿を新たに描くことはできません。(ただ、頭部が動物の人間のモノなどは、直接MOTHERのキャラクターを描写したことにはならないと判断し、今後も描きます)
期限がいつまでかは申し上げないでおきますが、気の遠くなるほどではありません。少々お待ちを。


今後は以下の活動を進めてまいります。都度ご報告できればとおもいます。

・漫画制作(ノンフィクション系)
エッセイやショートショート
今回のような漫画制作そのものについての雑感、インタビューものの企画中
作家コメントで書いたもののような随想を漫画化

・漫画制作(フィクション系)
MOTHERとは無関係のシリーズをやるかもしれません。手すさびに。

いずれにせよ以降は縦組み漫画を卒業し、印刷に対応できるようなページ組み漫画を描いていくため、練習としての意味合いが強くなるかと思われます。

・続きの構想
ユートピアはどんな都市なのか?都市設計や社会制度を資料集めながら構想するなど。
どんなモノたちを登場させるか。キャラクター設定資料を。

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