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自我(エゴ)=魂という考え方

フロイト
人の心の構造を
外側から内側に向かって
3つの層に分けて考えた

超自我
自我
エス

そう考えた

超自我はいわば世間体
あなたが
こういう場面では
こう振る舞わなければならない
そう思い込んでいるもの

社会の中で生きていくために
必要な価値観のようなもの

子どもの頃からのしつけや教育で
身につける倫理観や道徳観
欲求を抑圧したり
禁止したりする道徳的意識

エスは本当のあなた
本能のまま
欲求のままに動く無意識の層

超自我とエス
これは通常対立している

その間に挟まって
調整役になるのが
自我

こう考えると
自我の本質がよくわかる

世間体に合わせて
被っている仮面
それが自我

この意味で
人が大人として振る舞っているのは
世間体や法律があるから

どんなことをしても許される状態
または法に問われない状態では
どういう言動や
行動を取るのかを想像すると
エスは随分と
幼くわがまま

人によっては
犯罪者でありうる

これは戦場という無法地帯や
極度の肉体的、精神的
緊張状態に陥ると
人はどれほど残酷な行為をするのか
想像すればよくわかる

その人の
自我ではなく
エスを見ると 
ほとんどの地球人は
幼稚園児か
小学校低学年の児童のよう

できるだけ若いうちに
悟りは得た方が良い

そうすることで
本当の自分は成長する

超自我は親の意識
自我は大人の意識
エスは子どもの意識

自我は単なる調整役だけではなく
人生を活性化する

超自我が強すぎると
親のしつけに反抗できず
単に親の言いなりになってしまう
恐れがある

自分の本当の欲求を表に出せず
心の中の声に耳を傾けられず

だからといって
内なる衝動だけに従っていては
社会性のない人間になってしまう

超自我は
社会の中での
自分に対する期待
求められている役割
それを自分のものとして
取り入れる

一で、自我は
自分の本当の欲求を意識し
時と場合を選んで実現していく
そういう機能がある

しっかりとした自我がないと
極端な話
自分で判断することのない
人間ができてしまう

自律した人生を送るためには
自我はとても重要

自我は自分を取り巻く
集団・社会・文化といった
現実の中で
エスの欲求を
少しずつ満足させていく

現実、原則に従うために
そのために
知覚や思考
情緒や意志が発達する

プラトン
自我(エゴ)を
魂(パーソナリティ)といい

社会の常識や
こうあるべきというものを超え
自分本来の価値観によって
行動することが出来るようになることを
魂の調和といった

エリクソン
アイデンティティの確立といい

マズロー
自己実現といい

プラトンは
魂の調和といった

プラトンは人間の魂を
2頭立ての馬車に例えている

欲望
これは快楽を求めて
地上をうろつく馬

気概
困難に打ち勝って
良いものを求め
天上に登ろうとする馬

理性
その2頭を操る御者

この3つは
欲望(エーテル体)
気概(アストラル体)
理性(メンタル体)

欲望と気概が
理性によって制御される

そのとき魂全体には
正義の徳が生じ
その人は
正しく行動ができるようになる

自分としての安心感
ある種の悟り
自我同一性(アイデンティティ)
自己実現
魂の調和によって
正義の徳がみなぎる

社会の常識
外から押し付けられた価値観
こうあるべきという
超自我に支配されないで
その上にある自我(エゴ)
自分の本来の内側の価値観によって
動くことができる

自分の内側のものに従っている
自分の意志に従ってる

一般の人は
超自我がすごく固まってしまって
エスや自我(エゴ)は
全く理解されていない

ものすごくストレスが溜まる
もう爆発寸前で
妄想を抱くようになってくる

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