最近調べたことや考えたことのまとめ,2024年9月24日
注意
これらの重要な情報を明かします。特に、PG12指定の映画『シン・仮面ライダー』及びその漫画版にご注意ください。
特撮映画
『シン・仮面ライダー』
『シン・ウルトラマン』
特撮テレビドラマ
『ウルトラマンガイア』
漫画
『真の安らぎはこの世になく シン・仮面ライダー』
現在読んでいる書籍について
『瀬名秀明 ロボット学論集』(瀬名秀明,2008,勁草書房)を以前から何度か借りているのですが、アシモフのロボット三原則だけでなく、「自由意志」、「責任」、『指輪物語』、デカルト、ミステリーとの関係など、様々な参考になります。
『新装版 ゲーム理論入門』(鈴木光男,2003,共立出版)を読んでいます。ゲーム理論による独自の経済学が、従来の経済学の需給の論理と同じ結論を出すという書籍『ゼロからわかる経済学の思考法』(小島寛之,2012,講談社)もあり、この理論に興味を持ちました。どことなく、経済学の中でもゲーム理論は、人間の倫理と相容れない冷徹な結論を出すところが感じられ、それが生物の進化論とも関わるらしく、人間の倫理と生物学や経済学の数学は両立しないのか、などを突き詰めたいです。
一方、『経済の論点がこれ1冊でわかる教養のための経済学 超ブックガイド88』(飯田泰之・井上智洋・松尾匡,2020,亜紀書房)では、「経済学と言えば弱肉強食というろくでもないイメージが蔓延しているからこそ過去の巨人の志に学ぶ必要がある」として、比較優位や、市場の失敗などから、大国に小国が常に負けて不利になるとは限らない、政府が経済市場に介入すべきときもあるなどの望みが書かれており、経済学が冷たいとも限らないことを調べたいところです。
他には、自然科学の書籍として、『初めての酵素化学』(井上國世,2016,シーエムシー出版),『皮膚感覚と人間のこころ』(傳田光洋,2013,新潮社),『皮膚は考える』(傳田光洋,2005,岩波書店),『機械工学便覧 基礎編 α1 機械工学総論』(日本機械学会,2005,丸善),『「香り」の科学 匂いの正体からその効能まで』(平山令明,2017,講談社)
また、神話と皮膚の関係性を調べるために、『鬼と悪魔の神話学』(吉田敦彦,2006,青土社)も読んでいます。
SFの考察のために、『100年後の世界 SF映画から考えるテクノロジーと社会の未来』(鈴木貴之,2018,化学同人)も読んでいます。
『シン・仮面ライダー』について
『シン・仮面ライダー』で気になったこととして、「仮面ライダー」の名乗りをバッタオーグの本郷が始めて、第2バッタオーグの一文字隼人がその影響を受けて、チョウオーグの緑川イチローが「仮面ライダー第0号」を名乗ることです。
これに似ているのは、『ウルトラマンガイア』で「2人目」の巨人に変身した我夢が無意識に呼んだ「ウルトラマン」という呼び名を、1人目の巨人「アグル」を名乗る藤宮があとから知り、「良い名だ」と表現したことです。
個人的に『ガイア』の藤宮と『シン・ウルトラマン』の神永は、子供を助ける、女性との仲が公的にうわさになるなどが似ていると感じていました。そして『シン・ウルトラマン』でウルトラマンが神永のために「命を渡した」のは、イチローが本郷とルリ子にしたのに似ています。
藤宮、神永、イチローの繋がりが見て取れます。
また、本郷について少し気になるのは、会ったばかりのイチローについて「さすがイチローさんだ」など、知り合いのように接する傾向です。「優し過ぎる」ことや、無差別殺人で家族が犠牲になった共通点もあるのでしょうが、本郷が途中からマスクにルリ子の「魂」=プラーナを宿していたこと、漫画版で、「嘘のつけない世界」にルリ子とイチローがとらわれたことから、イチローの感情が、ルリ子とマスクを通じて本郷に何らかの形で伝わったのかもしれません。
参考にした物語
特撮映画
石ノ森章太郎(原作),庵野秀明(監督・脚本),2023,『シン・仮面ライダー』,東映
樋口真嗣(監督),庵野秀明(脚本),2022,『シン・ウルトラマン』,東宝
特撮テレビドラマ
根本実樹ほか(監督),武上純希ほか(脚本),1998 -1999(放映期間),『ウルトラマンガイア』,TBS系列(放映局)
漫画
山田胡瓜,藤村緋二,石ノ森章太郎,庵野秀明,八手三郎,2023-,『真の安らぎはこの世になく-シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE』,集英社
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