見出し画像

Amazonセルフ出版(KDP)について思うところ

2021年1月から使い始めたKDPについて、少々まとめます。

基本的にわたしを含めて無名の作家さんが書いた作品はまず、売れません。
アンリミテッドで目を通していただいても、電子書籍自体は一冊もダウンロードされない日常です。あ、ZERO円キャンペーンのときは違います。たいへん感謝しております。m(__)m

KDP作品でよく読まれ、売れるのは「健康」「株式投資」「ウェブデザイン」といった専門的なノウハウをさくっとわかりやすく、手短に解説したコンテンツのようです。スマホなどで隙間時間に知識を得るために検索され、読まれる……という傾向のようです。小説に時間をつぎこむには誰もが忙しい世の中ですから。

なので、小説を出版しても手に取られるどころか検索さえされないというのが現実。
まあそれは当然ですね。
売れても売れなくてもいい……という気分で「自作を形に」の思いから利用してきたAmazonセルフ出版なのですが……

同じKDP利用者さんのコンテンツを通して、考え方に目からウロコが落ちる記述がありました。
要約いたします。
・  薄利多売と割り切るなかれ
・  自作のブラッシュアップにつとめよ
・  紙の本としても出版したほうが良い
 といった内容でした。

 他にもSNSを使って自作を宣伝せよ! というアドバイスもあったのですが、基本的に「無名の誰がどういう小説を書いたか……」などネット上の見知らぬ人にとってはどうでもいいこと。


SNS発信は手間だし、ネットに埋もれるだけ。それでも利用したらきっと反応数が気になるだろう……と思うと、わざわざ新しいアカウントを所得する気分にはなれません。

時代のデジタル化に逆行し、このへんはアナログ化をめざしたいこのごろです(笑)

 薄利多売……。電子書籍は99円から値段がつけられます。わたしも3本短編が収録されている時代小説集は100円です。

 薄利多売とあきらめるのは「良くない」という苦言(?)については
「作品を発表するのだから、納得する価格をつけるべき」
「自分が無名だということに卑屈になるな」
という「攻めの姿勢」が記述されていました。

……ほほう。そういう考えもアリか。妙に感心してしまいました。

セルフ出版して「終わり」ではなく、定期的に文章を「ブラッシュアップせよ」という提案もうなずけるものがあります。

なにしろ文章というのは練習すればするほど、テンポがつかめるというか、語彙力が上がります。過去作では「これで精一杯」だった表現も今なら「別の文章の方がいい」と感じたりします。

おまけに、以前は漢字にルビをつけることができなかったのですが、ワードの書式を変更してルビを入れればちゃんとアップロードできる! と分かっています。

いずれ、ちゃんとブラッシュアップしなきゃ……と気持ちを新たにいたしました。

そして「紙の本(ペーパーバック)も出版すると良い」というアドバイス。

確かに、Amazonセルフ出版でのペーパーバック出版は(注文を受けて印刷するのかな?)在庫が自宅にたまることはありません。

でも、価格設定の最低金額が1310円。
インク代などが差し引かれるため、電子書籍よりも一冊あたりの利益はありません。それでも電子書籍を利用していない読者層に訴えるなら、ペーパーバック出版は魅力でしょう。

個人的にはペーパーバックにはせず、電子書籍のみにいたしますが……もし気が変わって紙の本も出そうと思い立った場合……電子書籍と紙の本の価格差はかなりアンバランスな印象です。

オール100円で出していた自作を短編集のみ価格に据え置き、長編や中編は250円にしたのは「あぐり 長徳の変を見つめた少女」を出版したころだったような気がします。


 ここでふと思いました
「100円だろうと250円だろうと売れないのだから、文字数を基準に値上げしても問題ないんじゃない?」
 そう、納得の価格をつけるなら……。
 8万字以上の長編作品は「500円」
 1万字以上の短編集や中編小説は「250円」
 ……とまとめてみるつもりです。その前に推敲し、ルビなどを入れて再度アップロードするつもりですが。

 すでに購入されている方は自動配信される場合と、デバイスから削除して、再度アップロードすれば最新版が手に入るはずです。もちろん、そのときお金はかかりません。

 まあ、お盆明け以降に、ぼちぼち推敲してブラッシュアップしようと思っています(暇があれば、たぶん)💦

 でも、新刊としてKDPで出版するとき、必ず5日間のZERO円キャンペーンを開催するのであまり関係のないことですね。(*^-^*)

 ということで予告いたします。
 価格設定を500円に切り替えた新刊「怪盗お潤 その弐 呪いの力を盗め」を7月26日の午後5時ごろから30日夕方まで、ZERO円キャンペーンを開催いたします。

 ご興味がありましたら、これを機会にダウンロードをお願いいたします。m(__)m

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?