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ポケモン対戦デビューのススメ:番外編

こんにちは、めっそそです。

前回非常に粗削りな育成方法を書きましたが、今回は「前回の記事で何をしているか知りたい」「もっと本格的に育成をしたい」という人向けに細かい話をしていきます。

以下やや複雑な計算の話になるので、「難しい話はいいや」という人は読まなくても大丈夫です。

ポケモンのステータス

前回の記事ではなるべく「ステータス」という表記をしていましたが、ポケモンのステータス(以下、実数値)は計算できます。

実数値に影響する要因

ポケモンのステータスを決める要素は

  • 種族値

  • 個体値

  • 努力値

  • レベル

  • 性格

で決まります。逆に、これ以外の要素は関係ありません。

また、非公式ながらポケモンの各パラメータは以下のようにアルファベット1文字で表されることがよくあります。対戦勢の中では基本的にアルファベットの方で呼ばれることが多いです。
(「CS252」みたいなことが言われたりします。これは、特攻と素早さに努力値を252振るという意味です。)

  • HP:H

  • 攻撃:A

  • 防御:B

  • 特攻:C

  • 特防:D

  • 素早さ:S

レベルについては馴染みがあるため、種族値、個体値、努力値(通称:3値)と性格による補正をざっくり解説します。

種族値

これはポケモンの種類によって決まっている値です。ざっくり言うと、「その種類のポケモンがどれだけ強いか」です。身近な例だと、人間とゴリラの力の違いみたいなものです。ポケモンならメッソンよりインテレオンの方が強い、みたいな話です。

種族値はポケモンの種族によって決まっています。トレーナーの手で変えることはできません。

個体値

これは、個々のポケモンによって決まっている値です。人間でもみんな身長が違うみたいな話で、ポケモンだと10匹くらいメッソンがいたときに、それぞれメッソンによって強さが違います。

個体値は0~31の範囲で基本的に決まっていますが、フリッジタウンの怪しいグラサンに話しかけることで31に上げることができます。下げることはできません。

努力値

これは個々のポケモンがそれぞれ頑張って伸ばせる値です。人間なら筋トレすると力が強くなるみたいなものです。ポケモンも、倒したポケモンの種類と数に応じて強くなっていきます。

努力値は0から始まり各パラメータ252、各パラメータの合計値が510までと決まっています。注意点として、理由は後程出てきますが端数の2を振る以外は4の倍数にするのが原則になります。

この努力値を伸ばすアイテムが努力値アイテム(タウリンなど)です。一つにつき努力値を10増加させることができます。また、~のはねというアイテムでは1増加させることができます。

努力値についてはパラメータに対応するきのみを使うことで下げることができます。

性格

ポケモンには性格があります。これは単純なキャラ付け以上に、H以外のパラメータ2つに対して上下10%の補正をかける効果があります。補正のかからない性格もあります。

特に素早さで最速、準速、最遅なんて言葉が出てきますが、これは「努力値252をSに振って、さらに性格補正で+10%」「努力値252を振って性格では無補正」「努力値を振らず、性格補正-10%」という意味になります。

素早さの前後は勝負に大きく影響するため、まずは最速と準速という言葉は覚えておいた方がいいと思います。

実数値の計算方法

実数値の計算方法ですが、以下のようになっています。注意点として、各計算毎に小数点以下切り捨てになります。
※努力値を4の倍数にすると言ったのは、努力値が計算中に4で割られてしまうため1~3の端数分が切り捨てられてしまうからになります。

H=(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10
H以外={(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+5}×性格による補正

攻撃や素早さは低い方がいい時がありますが、基本的に実数値の計算をする際は個体値31、レベル50で考えることが多いです。

なのでそれらの値を定数として計算すると、

H=(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10
   =(種族値×2+31+努力値÷4)×0.5+60

H以外={(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+5}×性格による補正
     ={(種族値×2+31+努力値÷4)×0.5+5}×性格補正

となり、努力値を252振った場合は

H=(種族値×2+31+63)×0.5+60
   =種族値+107

H以外={(種族値×2+31+63)×0.5+5}×性格補正
     =(種族値+52)×性格補正

となり、努力値が0の場合は

H=(種族値×2+31)×0.5+60
   =種族値+75

H以外={(種族値×2+31)×0.5+5}×性格補正
     =(種族値+20)×性格補正

となります。長々書きましたが、最初の頃は中途半端な努力値や個体値にすることはないため太字の部分だけ読めば十分です。
何ならH以外の努力値252振りの計算式である(種族値+52)×性格補正くらい覚えておけば十分です。

まとめ

以上がポケモンの実数値計算方法になりますが、じゃあ実数値を計算しながら努力値をどう振るか…なんてのはかなり先の話だと思います。

将来的には他にも火力指数、耐久指数といった値を計算しながらステータスを調整していくようになりますが、そこまで考えるのはマスターボール帯で上位を狙うようになってくるくらいじゃないでしょうか。

ただ、これらの要素を知っておくことで巷の育成論やyoutubeのポケモン実況がさらに理解できるようになります。
一通りさらってみることで、育成論や実況に対して「へ~そんなこと考えてるんだ~」って楽しみ方ができるようにはなりますので、話のネタ程度に。

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