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いきものがかりmeetsで見事に再解釈された - なくもんか -


カバーアルバム
いきものががり meets を聞いて、改めていきものがかりの楽曲の良さに気付かされた。

楽曲を主人公に作品の新たなストーリーを見出すべく、12組の素晴らしいアーティストたちと出会い、新たな息吹がもたらされることでその魅力が拡張される、楽曲×アーティストの新感覚コラボレーションアルバム「いきものがかりmeets」。

いきものがかり official webサイトより


まさにこの再解釈にばっちりとやられてしまい
グッときた1曲があるのでこのnoteに残します。


なくもんか / 伊藤沙莉,ハンバートハンバート


伊藤沙莉さんの歌声が魅力的すぎて
なんと言葉にしたらいいのか。


いきものがかり世代なので、
2009年にリリースされた当初から
楽曲はもちろん知っていたけど、

繰り返しアルバムを聞くつもりが
ここでしばらく立ち止まってしまった




伊藤沙莉さんの声を包む
ハンバートハンバートのコーラスと演奏

曲のアレンジもとにかく温もりがあって素敵。

このアレンジだったから
ここまで響いたといっても過言ではない



歌詞と曲どちらも
いま胸にすごく沁みてる。



少し前の間ジャムで、
作詞作曲をしている水野さんが


いきものがかりは
"普通というファンタジー"をやっている

という話をしてた。



"普通"ってあるようでないもので
それでも求めてしまう人間の不思議。


その無機質な矛盾をファンタジーと表現する人がつくる歌、わたしの心に響かないわけがない。



「ひょっとしたら皆ひとりぼっちで歩いているんじゃないかな」
背負い込んだ寂しさを 打ち明けるわけも無く
またいくつもの背中が遠くなる

愛想笑いだけは上手くなってさ
大人にはなれたけど 僕が描いてたのは
そんなものじゃないんだよ
もっと強くて優しいはずの温もり

誰かが差し伸べてくれてる
その手を握る勇気が僕にあるかな
ささいな何でも無い距離が
ちっぽけなこの心をいつも試してる

涙のかずだけ 笑顔があるんだ
そう わかってるはずなのに
君の前では なぜか強がるよ
まだ素直にはなれなくて
悲しい出来事も 嬉しい出来事も
そう つながれたらいいのに
そうやって 僕らは ひとつひとつね
心を 拾っていくんだ

なくもんか / いきものがかり 歌詞1番より


自分の心情と歌詞がリンクしちゃって、歌詞眺めながら涙ぽろぽろ出た。


いつも
敢えて強がってる心に、
突然優しく上がり込んできた。

完全に油断してるから

そんなの
思わず泣いちゃうじゃん。



強がってないと涙なんて簡単に出てくる


そんな気持ちさえ
この歌に見透かされてる気がする





夜空ノムコウ の2番のサビ
「あの頃の未来に僕らは立っているのかな」
というフレーズが、すごく好きというか、
いつになっても響いてしまうのだけど


(酔っ払ったカラオケで歌って泣くところ)


この歌は
そのフレーズの先を紡ぐような
問いかけみたいに聞こえてきて。



できることとやりたいこと精一杯やって
それなりに不自由のない生活送れてる



それでも

ぽっと立ち止まって考えてしまうと
いろんな感情が押し寄せてくる。



この歌詞に出てくるように

愛想笑いばかりうまくなって、
ほんとの自分はどこにあるんだろう

大人になるってこういうことだったの




"あの頃の未来に僕らは立っているのかな"





まだ

涙で霞んで答えは見えない





正しい“答え”なんて わかるわけないけど そう
あきらめたくはないんだ

なくもんか / いきものがかり(2番サビ)


そうか

そうだ


正しい答えなんてわかんない。



それでいいんだ




「わかりあうってことは ゆるしあうってこと」
“迷い”や“不安”でさえ僕らの“いちぶ”なんだよ
ひとつ ひとつの涙を ちゃんと覚えておこう
ほらまた君と 笑いあえたら

なくもんか / いきものがかり(大サビ前)


「わかりあうってことは ゆるしあうってこと」



忘れがちなこと。
涙と一緒にすぐにノートへ記した





なんて良い歌なんだろう



また人生が豊かになってしまった



ちゃんと伝えよう、思いは届けよう。





ときには

愛想笑いと本音の錯綜でもいい。




自分と他人 どっちも大切にしたい。


エゴと言われても構わない
ファンタジーだっていい

すこしくらいつよがってもいいか




正しいかわかんないけど


それがきっと自分にとって
普通の幸せだから


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