牛乳が身体に悪い理由

おはようございます!
これはもう一つのブログ「菜食の科学」の方でも何回か紹介した話なんですがnoteの方では書いたコトが無かったのと、今さっき読んでいた本に紹介したい文があったので改めてお話します。

牛乳、普通に売ってますが、メチャクチャ身体に悪いです。
これだけははっきり言っておきます。
ガンやアレルギー、花粉症になりたくなければ即座にやめるべきです。

「なぜ身体に悪いのか?」

ってことですよね。
このブログでも度々紹介しているコリン・キャンベル博士のマクガバンこの本からある重要な部分を抜粋してご紹介します。

「絶えずガンの発生・増殖を強力促進させるものの存在」が分かったのである。それは「カゼイン」だった。これは牛乳のタンパク質の87%を構成しているもので、ガン形成・増殖のどの過程でも作用していたのである。

このコリン・キャンベル博士は元々酪農家の家庭で育った方でこの発見をしたときは正直、驚いたと本人も言っております。
それまでは彼も動物性タンパク質、とりわけ牛乳の摂取が健康においても丈夫な骨を作る上でも非常に重要であるという教えを信じていました。
しかしバージニア工科大学で教授の職についてからフィリピンの栄養失調の子どもを救う為の「全国プロジェクト」を援助する仕事に就き、現地を調査することであることが判明したのです。

もっとも高タンパクな食事をしている子どもたちが、肝臓ガンになるリスクが最も高い

本来であればこのプロジェクトは発展途上国におけるタンパク質不足を補うことが目的だったんですが、調べていくうちに裕福な子どものほうが肝臓がんを引き起こしている罹患率が高いことが判明したのです。
そして摂取しているタンパク質の割合が貧困層の子どもに比べて高いことがわかり、そこから彼の「タンパク質がガンの形成に関わっているのではないか」というこれまでの常識を覆す「異端者」への長旅が始まったのです。

ちなみにこれは最近の話なのですが、牛乳の本場アメリカでもここ最近牛乳の消費量は激減しています。昨年11月には米乳製品大手ディーン・フーズが米連邦破産法11条(チャプター11)、つまり日本で言う民事再生法を申請しています。

それと同時にアメリカにおけるガンの罹患率は年々減少傾向にあります。

牛乳の消費量の減少がそのままガンの罹患率減少に直接的に関与しているというデータはありませんが、先のキャンベル博士の話を踏まえると何かしらの因果関係あると考えられます。

逆に日本ではガン患者の数は増加する一方です。
3人に1人はガンになる計算です。(多すぎ)

日本においても牛乳の消費量は確実に低下しているのですが、それでもガンが減らないのはストレスや食品添加物が原因であるとするもの、そして肉のや乳製品が原因であると言う考え方もあります。
そもそも陸上に生息する動物の脂肪やタンパク質が日本人の体質に合っていないからというのも考えられます。
(動物性タンパク質を分解する酵素が潜在的に少ない)

更に日本で販売されている乳製品はほぼすべてホモジナイズ=均質化されています。均質化されると乳牛に含まれる脂肪分とタンパク質が分離するのを防ぐことが出来るので、賞味期限を伸ばすことが出来るのですがこれを行う際に必ず発生する変性リポタンパク質と呼ばれるタンパク質はアレルギーを引き起こす原因となります。

他にも牛乳はカルシウムとマグネシウムのバランスが悪く、吸収率が低い上に大量に摂取したカルシウムを体外に吐き出そうとして余計にカルシウムを使わなくてはならなくなる「カルシウム・パラドックス」という減少まで引き起こします。

アメリカの調査でも牛乳を飲んでいる人の方が、骨粗鬆症の罹患率、骨折の発生率いずれにおいても高かったという調査報告がなります。

日本人においてはこれ以外にも牛乳に含まれる乳糖が分解出来ないという遺伝子的特徴も持ち合わせています。
これを乳糖不耐症と呼びます。日本人だけ?いや、世界の85%近い民族が乳糖不耐症だそうです。黒人の方々も実は乳糖不耐症だそうです。(意外)
分解出来ずに大腸まで達した乳糖は悪玉菌によって分解・発酵代謝されるのですが、このときに発がん性物質が産生されたり代謝物によって腸内がアルカリ性に傾き、大腸がんになりやすくなります。
ヨーグルトなどですと乳糖もある程度、分解されているのですがヨーグルトで健康効果を出そうと思うと一日に500gは食べないと効果が無いそうです。

他にもまだまだ牛乳がトリガーになるとされている疾患は山程あります。
これでもまだ牛乳が身体に良いと思えますか?

脅すわけではありませんが、リスクを知ってるのと知らないのでは普段の生活において乳製品の摂取量をコントロールしようかしないかという判断の基準が明らかに変わります。

「食べないに越したことは無いけど摂取量は適切に」
が私の考えです。普段から野菜を沢山食べていれば多少、乳製品を摂取してもガンになるわけではありません。
なので、乳製品や動物性タンパク質とは良い距離感を保ちましょう!

あとこれは補足なんですが、牛乳を飲みましょう!なんて言ってる健康情報サイトがあったらまず、信用しないほうが良いです。
某メンタリストのDくんが「プロテインは身体に良い」と言ってブログで紹介してプロテインのリンクまで貼ってアフィろうとしてましたが、そういう情報も鵜呑みにしちゃいけませんよ。

自分の利益のためなら都合の良いデータを引っ張ってきて情報操作しようとする人なんて悲しいかな、いくらでも居ますからね。
真実を伝えようとするジャーナリズムの無い栄養情報は信じないのがマストです。

情報も常識も疑って掛かるのがこの情報社会を生きる上での常です。

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