都知事選結果
ネットで見たけど、
誰かが予想した通り、20時になったら小池当確、と出るだけだ、
という話だった。
投票者数は前回よりは多少増えたのだろうか。
過去の投票率推移
https://www.tokyo-np.co.jp/article/40511
https://rb.gy/ecvvn4
で、テレビであまり映してくれない石丸さんが2位になったらしい。
なので、ネットの力が大きいのだろうと言っていた。
同じくテレビに映してもらえない、田母神俊雄さんやら桜井誠さんやら、いわゆる保守系も同様にネットでは露出が結構出ていた気もするが得票率は意外と低く、
医師うつみさんや松尾研出身AIエンジニア安野さんがそれより得票していた。
テレビ対ネットだけではなく、
組織票があるのではとも言われていた。
確かに、既存政党の組織票があるなら、結局宗教団体と建設団体の組織票があり、投票しないと村八分にされるから投票しに行くというカウントしやすい票がある。
またちょうど喫茶店にいたときにとなりの組織を束ねているおばさんが愚痴をこぼしていたのが聞こえたが、仕事終わりに組織の結束を高める活動やら選挙の応援活動をされていて大変なんだと。
でも実際、そういう人が頑張って固い組織票があるのだなと感心した。
田母神さんやら桜井さんが指摘していたが、
都知事になって人を束ねて組織を動かせる人物はそういないよ、と。
これは歳を取ったらわかるのだけど、会社の組織の動かし方を考えてみても、その通りだなと。
これまでの方針を急に変えると中の人は反発して、何も動かなくなり、何もできなくなる。正論であっても、論破したとしても、結局誰もついてこない。
アメリカみたいに、チームごと変えてしまうやり方であればワークするが、日本の場合は急に都政に携わる役人を変えれない。会社でもクビにできない。なので、いま居る人たちをどうなだめすかして、思った通りに動いてもらうかまで考えないといけない。そのうえで結果を出すところまで見せないといけない。
ということで、都知事選は過去振り返っても現職が再選する確率が高くなっている。
安芸高田市は、無駄な議員が多いな、というのは確かにそうなのかもしれないが、かといって市長が論破するだけでは、動画の視聴者はスカッとして面白いので視聴回数は伸びるけども、市の運営は完全にストップして結果的には、ほかの誰でもいいから早く代わってくれとなりがちである。
結局は首長になった後にやりたいことをするには、正論を話すことではなく、議員の半数が賛成できるように動かないといけないのである。そして根回しも必要と。
こういうのは組織の動かし方としては民間企業でも公務員でも、同じ人間だから共通するところがあるな。
なので政策はもちろん異なるし評価もそれぞれと思うが、組織経験だけでいうと小池さんと田母神さんは有利であった。
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