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DEVELOPMENT

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MESONで制作しているプロジェクトの開発・技術についてまとめているマガジン
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#AR

VRChat内でARアプリのUI/UXを研究できるか検証してみた(実装編)

8/26に開催された「xR Tech Tokyo #11」にて、AR_Ojisan(https://twitter.com/AR_Ojisan)のLT「VRChat内でARアプリのUI/UXを研究できるか検証してみた」のデモ開発を担当しました。 実はほぼ初めてのVR&VRChat、8年ぶりのUnityということで、いろいろ間違っているかもしれませんがご容赦くださいませ。 お題 動作フロー今回はチームにお題があったので、近いイメージで組み立てました。 1.落ちているAR

【超簡単】スマホARアプリの仕様整理法|初めてのARデモ開発で躓かないために

今回はUnityやARアプリの開発が初めての方でもARのデモアプリをより開発しやすくする手法をご紹介します。 弊社MESONではARアプリ開発を学びながら手伝ってくれるインターン生を採用しており、彼らに初めてARデモ開発を着手してもらう際にもこの方法でまず仕様を整理してもらっています。 この手法はあくまでUnityやARが初心者の方が規模の小さなARデモアプリを作ることを想定したものです。Apple Storeにアプリをリリースするようなアプリの場合には用途として向かない

【MESON流XR開発】デザイナー×エンジニアのコラボレーション

こんにちは、MESONデザイナーのまちるだ(@mathi0829lda)です! 今回は、MESONのプロジェクトでどのようにデザイナーとエンジニアがコラボレーションをしているかについてお話ししたいと思います! MESONはXR企業なので、一般的なスマホUIやWebデザインのワークフローとは大きく違った方法で、プロジェクトを進めています。 こんな方におすすめ! ー・エンジニアとの連携を強めたいデザイナーさん ・リモートでプロジェクトに参加しているエンジニアさん・デザイナーさ

ぜんぶまるわかり! | ARマーカーデザインの教科書

こんにちは! MESONのARデザイナーまちるだ(@mathi0829lda)です! 久しぶりの投稿です!緊張する・・・ 。 今回は、主に2つのプロジェクトでデザインしたARマーカーについてお話ししたいと思います。 ARマーカー(以下マーカー)って何さ!という方でも理解できるよう前提知識からちょっとしたデザインの小技もまとめているのでぜひ最後までお付き合いください! ・これからマーカーを使ったコンテンツを作ろうとしている開発者 ・マーカーデザインの基礎知識をつけたい方 ・

ARクラウドアプリ開発ならではの難しさとそこからの学び

今年の4月28 ~ 29日にかけて、神戸市にて開催されたクロスメディアイベント「078Kobe」にて、ARクラウドを用いたまちづくりアプリ「AR City」を展示しました。 この開発を通して、ARアプリの開発をより効率的にする方法やARクラウドならではの開発の難しさなど多くの学びが得られたので、今回はそれら学びをご紹介しようと思います。 内容としては技術的な点というよりもディレクター的な観点からのARクラウドアプリ開発の設計や進め方に近い話になります。 また、この内容は

AR枯山水を作った技術

2020.02.20~02.24に東京ミッドタウンで開催された『未来の学校祭』。 そこでMESONが展示した『Spatial Message』というコンテンツで、自分が担当したAR枯山水で利用した技術について書いていきたいと思います。 体験中の動画はこんな感じです↓ AR枯山水の見た目はこんな感じ↓(開発中のキャプチャ) AR枯山水って?AR枯山水とは、ARで表現された枯山水に石を置くことで本物の枯山水のように見立てを楽しむコンテンツです。また体験者は石を置く位置をプ

AR時代の自撮りコミュニケーション体験「mirr(ミラー)」の画像処理について

2020/6/30に、MESON,incと博報堂DYホールディングスにより「AR時代の自撮りコミュニケーション」をコンセプトとした体験「mirr(ミラー)」の実証実験がリリースされました。 こちらは、「フォトブースで撮影した写真を周辺の空間にARオブジェクトとして配置して、自身で自由にデコって楽しめる」というプロジェクトです。(本来は実際にイベント会場で使用されるはずだったのがコロナの影響でVR空間でのテストとなってしまいましたが💦) 本プロジェクトでは、私は企画の原案、

コロナ下のARサービス開発で感じたAR in VRのメリットと可能性

コロナ下に始まったARサービス開発。現地による調整が不可欠なARが、外出自粛が余儀なくされた状況下で以下にしてARサービスを開発したのか。その答えとしてのAR in VRという考え方、そしてそのメリットと可能性について書きたいと思います。 開発したのは『mirr』という、次世代の自撮りをコンセプトに企画されたサービスです。詳細についてはプレスリリースや以下の動画に譲るとして、ここではAR in VRについて書いていきたいと思います。 ちなみに、VR <-> AR間を行き来

MESONのAR開発ノウハウ満載のフレームワークConekton誕生の裏側

MESONが開発してきたAR開発のノウハウが詰まった『Conekton』。その誕生の背景とどんな機能があるのかその一部をご紹介したいと思います。 MESONはExperience Augmentation Companyとして過去いくつものARプロダクトを作ってきました。中にはiPad向けに作成したプロダクトをNreal LightやMagic Leap 1へ移植することもありました。 こうしたたくさんのプロジェクト開発を通して、今後のAR開発に必要な機能が見えてきたので

AR開発者に伝えたい! Conektonの魅力と導入方法

はじめにMESON WAVE LIVE#1 エンジニアセッション(登壇者 : @edom18さん)にて発表されたConektonが、2020年7月21日に公開されました。 これまでMESONがxRコンテンツを制作する上で度々おこなってきた複数デバイス対応、マルチユーザーを手軽に行えるように設計された、Unity向けのOSS(オープンソースソフトウェア)です。 このたび公開した"mirr"のVRパートは、Conektonを基盤として開発しました。プロジェクトを通してCone

AsyncReadManagerを使って処理負荷軽減! 1度しかできない体験を最高のものにする

概要AsyncReadManagerとは、アンマネージドなネイティブ側の機能を利用したUnityのAPIです。これを利用して画像読み込み・表示の処理負荷を減らし、AR/VRの天敵であるFPSを改善した話をします。 弊社MESONでは、2021/04/09 ~ 04/18にdocomoと協業で開発した「RESHAPE YOUR VIEW」と呼ばれるイベントが開催されました。(プレスリリースは以下をご覧ください) RESHAPE YOUR VIEWとは横浜のスカイガーデンタワ