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XR KNOWLEDGE

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MESONメンバーのXRに関する日々のインプット・アウトプット記事をまとめたマガジン。
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#MESON

MESON Apple Vision Proアドベントカレンダー#2 まとめ記事

MESONではApple Vision Proの日本発売に際し、メンバーが毎日記事を投稿するアドベントカレンダーチャレンジを行いました! 記事のテーマは「空間コンピューティング」or「Apple Vision Pro」。 ディレクター、エンジニア、デザイナー…この記事では、あらゆる観点から捉えた空間コンピューティングにまつわる「知」をまとめていきます。 この記事、およびメンバーそれぞれの記事を皆さんに読んでいただくことで、MESONのミッションである「空間コンピューティン

Weekly AR Review vol.16|2020年、年が明け、CESも開け

明けましておめでとうございます! 2週間程更新を止めて(サボって)いましたが、今週からまた更新を始めていきます!2020年もよろしくお願いします! さて、年が明けたということで、世界最大級の家電見本市『CES』も始まりました。Twitterを賑わせているように、今年は多くの企業がXRの分野で出展しており、見新しいデバイスも登場しています。 2020年は年始からAR/MR/VR業界が更に加速してく雰囲気を感じさせますね! ということで、新年最初のWeekly AR Rev

AR Review特集:Magic Leapニュースをまとめます!(8月〜11月)

来週末に開催される『ARISE#2』への準備としても、最近のMagic Leapのニュースをキャッチアップしておきたいところです。 『ARISE#2』へ申し込んでいない方も、今大きな話題になっているMagic Leapを知るために読んでもらいたい記事になっています! ということで、直近3ヶ月の間に報道されたMagic Leap社に関するニュースをまとめます! 8/2:BBCと共にコンテンツ開発 イギリスのBBCスタジオがMagic Leap One用のコンテンツ『BBC

AR Review特集:ここ3ヶ月で発表されたMagic Leapユースケースまとめ!

来週末に開催される『ARISE#2』への準備はいかがですか? 今回は通常の『Weekly AR Review』と違い、『ARISE#2』への予習も兼ねてMagic Leapのユースケースを特集したいと思います! 最近増えてきたMagic Leap Oneを使った事例を見ていくためにも、まずはMagic Leap公式Newsroomで発表されたものから見ていきます。 それでは直近3ヶ月の間にNewsroomで発表されたMagic Leapユースケースをチェックしていきまし

空間と体験を繋げるAR Cloud|たどり着く先は地球規模のデジタル化

2017年9月に行われたAR業界の二人の巨匠Ori Inbar氏とMatt Miesnieks氏の会話から生まれた単語『AR Cloud』。 リアルの上に積み重ねられたデジタルの価値を記録する技術であり、AR本来の価値を引き出すために必要な技術です。次世代のデジタルプラットフォームとして期待されている技術ではありますが、同時にまだまだ多くの課題を抱える技術です。 今ARCloudに注目が集まっている背景にある事実が「今僕らが知っているARはARの本当の姿ではない」というこ

◯◯思考で急成長中のVRスタートアップ、VizorのCEOにVR市場で勝ち抜く術を聞いてきた

VRスタートアップが盛んな国として名前がよく挙がるフィンランド。 そんなフィンランドに去年の12月にMESONのメンバーで視察にいき、様々なAR/VRスタートアップのファウンダーにアポを取って気になることを聞いてきました! 何回かに分けて、訪問したスタートアップの紹介と、MTGの中で得られた学びについて書いているこのシリーズ。 今回は、VR空間の制作ツールとして急成長しているスタートアップ「Vizor」。 Facebook VR APIの最初のパートナー、英国ナショナル

世界で最もハイエンドなVRヘッドセットを作る「Varjo」のCMOに技術や戦略を聞いてきた

VRスタートアップが盛んな国として名前がよく挙がるフィンランド。 そんなフィンランドに去年の12月にMESONのメンバーで視察にいき、様々なAR/VRスタートアップのファウンダーにアポを取って気になることを聞いてきました! これから何回かに分けて、訪問したスタートアップの紹介と、MTGの中で得られた学びや気付きについて書いていきます。 第一発目は、世界でも最も高解像度と言われているヘッドセットを作っているハードウェアスタートアップ「Varjo」。 とにかく技術もチームも

ARサービスを0から企画・開発していく際のチェックシート

ARサービスを0から企画し開発していく際に、必ずチェックすべきポイントを1枚のシートにまとめてみました。 ARサービスには「面白いけどこれ何に使えるの?」や「それARでやる意味あるの?」となってしまうサービスが多いですが、そうしたリスクを回避するのに重要な観点をこのシートに盛り込みました。 また、ARサービスはアプリを使い始めてもらうきっかけや動機の設計や、複雑になりがちな操作方法を分かりやすくユーザーに示すことが非常に重要になってきます。それらUX上の観点も漏れないよう

ARサービスにおけるワイヤーフレームのつくり方

ARサービスをつくる上での課題の一つが、「どうやってラフな段階でサービスのイメージを形にしてチームと共有するか」だ。 従来のWEBサイトやスマホアプリのようなスクリーンが固定された体験と異なり、ユーザーが自由に視点を選べるARサービスにおいては、従来のワイヤーフレームではサービスの体験を十分に表せない。 ▼従来のワイヤーフレーム そこで、MESON, inc.ではLillian Warnerの「REALITY SEQUENCE」と「REALITY SKETCH」というテ

A-Frame × TypeScript × Webpack でさくっとデモを作る際のプロジェクト構成

こんにちは、ARスタートアップMESONでプロデューサー・ディレクターをやっているjujujun110です。 いまMESONで手がけているお仕事はUnityによるネイティブ開発が中心なのですが、URLだけで簡単に空間とインタラクションができるWebAR/VRはが脚光を浴びる日も近いのではないかと個人的に興味をもっています。 たとえばアメリカのECモールサービスShopifyでは、あらゆるショップが自分の商品の3DモデルをARで提供できるようになっていて、欲しい商品のデザイ

【Web AR】8th Wall WebでARマーカー認識を行う

こんにちは、ARスタートアップMESONでプロデューサー・ディレクターをやっているjujujun110です。 Web ARを実現するためのライブラリ8th Wall。これまでのバージョンではマーカーレスの空間認識のみの対応でしたが、2019/04/17にリリースされたver.11からマーカー認識機能がついたので使い方を見ていこうと思います。 公式のデモ映像アカウントとデバイスのセットアップ8th Wall はJavaScriptライブラリでありながら有償ソフトウェアであり

ARの真の価値は『空間に力を与えること』 |Spatial Computingが変える人とデジタルの関係性

デジタルとの付き合い方が変わってきています。 2019年8月ARゲーム『Pokémon GO』が累計10億ダウンロードを突破し、ARが少しずつ社会に浸透してきました。2016年にリリースが開始されてから約3年でここまできました。 その過程で、新しいテクノロジーが内包する未来の可能性を感じた人も少なくないと思います。その根底ではデジタルがリアルに進出してきている感覚が存在し、未来への期待と不安が入り混じっています。 そんな未来を理解するヒントをくれるのがSpatial C

メタバースやWeb3とは結局なにか? | 「メタバース」「Web3」「XR」の正体と関係性

「メタバース」や「Web3」は結局なんなのか説明して欲しいと言われたら、あなたはなんと答えますか? それらの言葉を聞かない日がないくらい注目を集めていますが、意外と上記の質問にスパッと答えるのは難しいですよね。 さらに、「関連技術であるXR技術を含めた3つの技術の関係性はどうなっているか?」という問いに答えられる人もまだ少ない状況だと思っています。 私たちMESONは、XRを軸にしながらメタバースやWeb3などの関連領域も含めて事業を行う企業なので、上記の問いの言語化は