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XR KNOWLEDGE

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MESONメンバーのXRに関する日々のインプット・アウトプット記事をまとめたマガジン。
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#XR

【VR体験記】THE VOIDがこれまで体験したどのVRアミューズメントより最高だと感じた3つの理由

先日、アメリカにてVRアミューズメント施設のTHE VOIDを体験してきました。 このTHE VOIDは自分が今まで体験したどんなVRアミューズメントよりも最高だと感じ、本当に感動しました。 今回はなぜTHE VOIDの体験がそんなによかったのかという自分なりの理由を3つほど挙げて紹介します。 以下が本投稿の目次になっています。 - THE VOID とは? - 理由① 徹底的に追求されたハプティクスの仕組み - 理由② 仮想空間に対応した現実空間の設計 - 理由③ 

ARにおけるサービスデザインプロセス完全解説

自分たちMESONは、AR時代のユースケースとUXをつくる会社として様々なARサービスを作っているのですが、その中でARサービスデザインのプロセスやメソッドに関する知見がかなり溜まってきたので、現時点でのARサービスデザインに関する知見を一気にシェアしたいと思います。 ちなみにMESONが主に制作した2つのサービスはAWEという世界最大のARカンファレンスのアワードでSnapchatやMagicLeapなどと並んでソフトウェア領域では日本で初めてファイナリストに選ばれていた

年末年始に注目したい体験拡張の作品・事例集6選

12月18日(金)に弊社MESON主催のオンラインイベント「MESON WAVE LIVE 04 体験拡張プロデューサー対談 」を開催します! 今回のテーマは『XRの社会実装への挑戦から見えた可能性』 THINK AND SENSE部 松山周平氏と湯浅 貴文氏をお呼びし、MESONのCEO梶谷と共にXRの社会実装への挑戦とそこから得られた知見についてディスカッションしていきます! これまで、体験拡張を具体的にイメージできる作品をpart1 part2とご紹介いたしました

柔らかさを表現するMotionリファレンス(SoftBody編)

AR表現をする上でMotionの気持ち良さを追求していくことは欠かせない要素の一つです。 私はMotionのプロトタイプを素早く作成できるようにするために、Cinema4Dのリファレンスを見ながら様々な表現の練習をしています。 今回はその中でも、「やわらかさ」についての表現ができる「SoftBody」のリファレンスとそのリファレンスを元に練習で制作した作品についてご紹介したいと思います。 ※私自身がCinema4Dの初心者なので、初心者でも学べるようなリファレンスを集め

メタバースやWeb3とは結局なにか? | 「メタバース」「Web3」「XR」の正体と関係性

「メタバース」や「Web3」は結局なんなのか説明して欲しいと言われたら、あなたはなんと答えますか? それらの言葉を聞かない日がないくらい注目を集めていますが、意外と上記の質問にスパッと答えるのは難しいですよね。 さらに、「関連技術であるXR技術を含めた3つの技術の関係性はどうなっているか?」という問いに答えられる人もまだ少ない状況だと思っています。 私たちMESONは、XRを軸にしながらメタバースやWeb3などの関連領域も含めて事業を行う企業なので、上記の問いの言語化は

XR技術は現代都市をどのように変え、何を解決するのか?

XR技術を都市に積極的に取り入れた時、肥大化しきった現代都市はどのように変わるポテンシャルを持っているのでしょうか?そしてその実装には、果たしてどのような社会的な意味があるのでしょうか? 本論考では、4つの考察観点からXR技術の都市反映によってこれから可能になること、そして社会的に解決するであろうことをMESONディレクターの筆者が考察として記載します。 1.100万通りのイメージを包括する都市へ まず初めに、XRと都市の連携によって、都市が本来保有していた「100万通