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子宮筋腫手術レポ その7〜入院 3日目術後編1〜

術後初日。熱を測ると38.2度で、まだ吐き気・痛みも少しある。
とにかく遠慮なく硬膜外麻酔のスイッチを押すことにした。

制限は30分に1回。
スイッチを押すと背中に固定されたチューブをつたって麻酔が上がってくる。気を抜いて痛むのが嫌だったので、最大頻度で使用した。

こりゃ朝ごはんは無理か?と思ったが口に入れてみると食は進んだ。

地方民は牛乳で地域が特定されてしまう

術後最初の食事は粥の上澄み。味噌汁もたね無しだ。しかし、糖分さまさまで左の桃缶を食べたらかなり元気がでた。

食後にもう一度熱を測ると37.6度。
それでも体はろくに動かない。特に、全身麻酔が抜けきらないのか左太ももの力が全く入らなかった。

困ったことに、近づけておいたはずのゴミ箱が遠くなっていたのでろくにゴミも捨てられなかった。
冷蔵庫も下の段にあるので開けられない。

圧倒的無力感!

とりあえず術後にできなかった手術の成功連絡(親族には病院からされる)を各所へし、ゲームにふけった。

そうしていると日に数度、赤ちゃんの産声がする。廊下を通り過ぎる赤ちゃん・妊婦さんを見ると生命を感じた。

先生曰く、午後には気分もよくなって立てるようになるとのこと。
早く回復するためにもご飯をしっかり食べなくては!

ご飯がおかゆになった

突然肉が出たがちゃんと食べられた。
なお、お茶に関しては定期的に係の人が個人のコップに入れに来てくれる。私は蓋付きのプラスチック製を100均で購入した。

この昼食でやっと選択式献立のアンケートが配られる・・・が!この時すでに提出期限が切れているという・・・。
看護師さんは多分大丈夫と言ってたので反映されることを祈り提出した。

食後腹が膨れると圧迫されるのか下腹部が痛む。私の様子を見て立つ練習は夕方へ持ち越された。
氷枕をして大人しくしているうちに、悲しいことにゲームをクリアしてしまった。
何が悲しいって、立てないからゲームソフトが替えられないのだ。

動けない悲しみはそれだけにとどまらない。背中からか血が出てシーツが汚れているのにベッドから出られないから交換してもらえないのだ。

くやしすぎる。
足のぼんやり感が取れないので硬膜外麻酔を回数を減らし、こっそり練習を試みたができなかった。
そもそも、自力で起き上がって腰掛け状態になるのも一苦労なのだ。腹筋に力を入れると痛むので腕と片方の足の力だけでやるしかない。

夕方、先生が来る前に立ってみるがすぐ座り込んでしまった。
ついでに足先でゴミ箱をベッドに近づけておいたら、勝手に立ったのがバレて先生にやんわり叱られた。名探偵だなぁ。

夕食から普通のご飯

夜はまずまず食べたものの、ここで心の支えだったチョコが切れてしまう。
なんとしてでも明日は歩いて買いに行かなければ。

このあたりで点滴から開放された。
ついでに背中の麻酔の管をチェックしてもらったらなんと、管がズレていることが判明。
看護師では直せないため急遽先生に来てもらうことになった。

しかし、お医者さんも看護師さんも忙しい。
「5分後に来られますからね」の一言から、30分・・・1時間・・・。
申し訳無さそうにされたが、看護師を母に持つ私はそんなもんだと思っていたので意に介さなかった。でも、文句を言われたりするんだろうな。
結局現れたのは別の先生だったが、親切に直してもらえた。

この日1回もトイレに行かなかったからか、23時ごろ下腹部が張って眠れなくなった。
眠剤をもらおうとしたが、思惑外れて痛み止めの座薬をぶっ刺される。
これでなぜか脱力してしまい静かに眠った。

果たして次の日は立てるのか・・・

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