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堆肥のため、落ち葉拾いに熱中す。

散歩のついでに落ち葉を封筒に入れて持ち帰ることが、最近の日課になっている。

落ち葉はベランダの堆肥用プランターに入れられ、クロックスの足に踏まれてサクサクと積立てられていく。

堆肥になりやすい葉があるらしい。ケヤキはなりやすい。サクラはなりにくい。
そのことを意識し始めると、近所の植樹の分布の偏りに気が付く。
都市には計画されたものしか、基本的に存在しないんだ。

故郷には近所に山があったので、落ち葉は無限のものであったが、都市では排水溝を詰まらせ、雨の日に転倒する原因といった負の側面ばかり見られるように思われる。

だからか、落ち葉は毎日清掃業者の方がきれいに掃いてしまうので、落ち葉は求める私にとっては貴重品めいてくる。

清掃業者が休みの土日が狙い目。
日曜日は二日分降り積もった小ぶりな落ち葉の山が可愛らしい。
しゃがみこんで、ほくほくしながら封筒に詰め込む。

殺菌思考の都市で腐敗や発酵を起こすのは苦労するが、
来年のハーブたちのために、いい土ができることを楽しみに願っている。

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