ボクサーパンツ、研究中(1)
ボクサーパンツ、研究中
私は、これまでにおびただしい数のパンツの試作を作ってきました。いや、まだまだ作っています。
いままで試作で作ったボクサーパンツは、タンス1個(ひとさお?)分くらいあると思います。だいぶ、処分した物もありますが。。。
残っているモノを中心に、販売中のモノ、失敗したモノ、訳あって発売しなかったモノをご紹介していきたいと思います。
その1:メッシュのボクサーパンツ
メッシュ素材のボクサーパンツは、市販で、今でこそ多くの種類が販売されています。
でも私が、メッシュ素材の製品を作って販売したのは、2011年です。当時は、メッシュ素材の製品はほとんど販売されていませんでした。
まあ調べていた範囲の話です。なので、日本で最初に売っていたとかまでは言いませんが、かなり初期から販売しています。
メッシュの素材
メッシュ素材とひとことで言っても、いろいろあります。スケスケのモノやハニカムメッシュのようなハチの巣形の穴が少しあいてる素材、穴が目立たない素材などなど。
↑は、現在も使っている製品の素材なので、少し説明すると、この素材は透け感がほとんんどなく、ひっぱって、やっと穴が見えてくるようなメッシュ素材です。吸汗性、速乾性の素材でもあります。
比較的、コシがある一方、やわらかいのでスポーツはもちろん、デイリーにもはけるくらいの厚さの素材です。この素材がいいのは、着用しても透けたりしないので、見た目もよいのが特長です。
メッシュ素材の良さ
メッシュは、穴が開いてるっていう意味で、イメージで特に夏場は涼しそうな感じがします。あくまでイメージで。
でも、メッシュ素材の良さをちゃんと説明すると、汗をかいても水分が肌に触れる面積が少ないので、ベトベトしにくいという点が挙げられます。また、この素材に関しては吸汗速乾素材なので、早く乾くという利点もあります。
メッシュ素材の製品を作った当初は、薄い生地ばかり注目していました。また、メッシュのボクサーパンツは、取引先に依頼で作ったモノでしたので、あまり好きではありませんでした。
しかし、ユーザーの方からは、評価されていたので、次第に自分でもはくようになり、良さを認識して、ロングセラーになったという訳です。
メッシュ素材でこんな失敗も。。。
メッシュ素材は、結構売れました。しかも、ムック本で「パンツの歴史的モデル傑作13選」にメッシュ素材のパンツが選ばれて、調子に乗りました。
メッシュなら何でも売れると思い、こんなスケスケのメッシュ生地で製品を作りました。
しかも自信マンマンで。スケスケ過ぎたのでしょう。あんまり売れませんでした。スケスケすぎると、ダメなようで。。。
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