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【前編】ゼロ富士ゼロの思い出:準備

この記事は全部個人の感想。
公式推奨と異なった動きもあるが、全部自己責任。
無茶な工程で怪我する登山者も増えているがそれは良くない。
自分の体力や行動限界を理解した上でしっかりと準備を!

ゼロ富士とは?

正式名称は「富士山登山ルート3776」というらしい。
しっかりとした公式HPも存在している。

Web記事やYoutube動画もたくさん存在しているので、
何となく気になった人は是非チェックを。

要するに「富士山に海から登ってみよう」というコースである。
要所要所にスタンプが置いてあり、台紙を送ると記念バッチが貰える。

興味がない人からすると完全に頭がおかしい遊び。
一方で、興味がある人にはかなりそそられる遊びだろう。

私は去年チャレンジしたので、
せっかくであれば記録として残しておこうと思う。

ゼロ富士の概要についてはHPがあるので省略。

なぜチャレンジしたのか

単純に「できるのかな?」という好奇心である。
それ以外に理由はないと思う。

当時は奥多摩あたりのお手軽登山にハマっていた。
トレランを知らなかったので、普通の登山。

富士山には2017年?に1度登ったことがある。
ご来光を見たいという母親に付き添ってのツアー登山。
5合目からスタートして8合目くらいの小屋に泊まるやつだ。

その時も富士宮ルートで登っていたので、
何となくの感覚は覚えていた。

その話を友人にしたところ、
「海まで戻らないとダメじゃない?」
という悪魔の囁きがあり、そのチャレンジが決まった。

5合目まで戻ってきて高速バスに乗るのが一般的だと思うが、
時間を合わせたりするのが大変そうだったので、
結果としては海まで歩く方が気楽でよかった気もする。

公式だと3泊4日を推奨しているが、
正直その日程なら他の所に行きたいかも、、と思ってしまうこともあり、
通常のゼロ富士なら日帰りで考えていた。

ゼロ富士ゼロにしたこともあり、1泊2日とした。

※時間に余裕があるなら推奨日程がお勧め。
1泊2日はしんどい上に、面白くない。
本当は市内の名物とかを楽しみたい。

チャレンジに向けた準備

いつ実行するのか

富士山には「開通期間」が存在している。

この期間以外は山小屋が閉じてしまうため何かあった時のリスクが高い。
9月末ごろには雪が降るケースもあり、それは流石に怖すぎる。

一方で、シーズン中はかなりの混雑と渋滞が予想できた。
今年ほどではないにしろ去年も中々だったような記憶がある。

どうしようかなと悩みつつ、山小屋情報をチェックしていると、
雲海荘さんと宝永山荘さんは9月下旬まで営業されていることがわかった。

電話してみると予約が可能だったので、
9月16日〜17日の日程で実行することが決まった。

※六合目より先は山頂含めて補給が出来ないのでしっかり準備が必要。
少しでも不安がある方は日程を伸ばすか、開山期間に挑戦を。

装備類

特に何か新しく準備したものは無し。
いつも通りの登山装備。

ほとんどがロードになるため、
登山靴だけだとしんどいだろうなと考えた。

PICA表富士までは履き古したランニングシューズを履いて歩いたが、
これは正解だったと思う。登山靴とロードの相性は最悪。

補給に関してもロード区間でコンビニがあるので、
そこで買えばいいかなと思っていた。

後述するが24営業でない店舗があったり、
ある地点からはコンビニが姿を消すので注意が必要である。

ザックはケストレル38。
もう一回やるならもっと軽いザックをチョイスすると思う。
やはり長い距離を歩くときは軽さが正義になるんだなと痛感した。

ざっくりとした想定工程表

友人に送ったLINEが残っていた。

15日(木):仕事終わって新幹線乗る。
16日(金):0時からスタート。14時ごろに6合目山小屋着。飯食って寝る。
17日(土):0時に起きて、5時に山頂。8時ごろに6合目戻。20時に海戻。

中々ハードな工程を組んでいることが分かる。
しかも実際はこんな想定通りにはいかないのである。

【中編・後編】に続く

実際の実行記録は中編・後編で。




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