⑱マガジン原作大賞に向けて、第一話を分析してみた ~はじめの一歩~

あらすじ

幕の内一歩は釣り船屋の一人息子。母に楽をさせようと、なによりも釣り船屋の仕事を優先させていた。高校では友達の誘いを断るため、友達らしい友達もいない。ある日、不良達に絡まれているところを、鷹村に助けられる。その場で気絶してしまった一歩は、気がつくとボクシングジムにいた。一歩は鷹村の薦められ、サンドバックを叩く。その様子に鷹村は才能の感じ、マイクタイソンのエピソードを伝え、試合のビデオを貸す。一歩は釣り船屋の手伝いを終えると、真っ先にビデオをみる。マイクタイソンと自分を重ね、強さへの憧れを感じる。翌日、鷹村にプロボクサーになりたいことを告げると、鷹村は甘い世界ではない、と一喝。一歩の決心を確かめるため試練を課す。木から落ちる木の葉を10枚つかむ、期限は一週間、それができなければボクシングは諦める。その日以降、一歩はひたすら練習を積む。何度も諦めかけるも、生まれ変わる、という意思で続ける。失敗と工夫を繰り返しながら、鋼の意思で練習を続ける。一週間後、鷹村の目の前で、木の葉を片手で10枚、キャッチしてみせる。鷹村は予想外の結果に驚きつつも、一歩にボクサーとしての面白さを感じる。

パンチライン

いじめられっ子の成長譚なりあがり

構成

起:P5 ~17 いじめられっ子
承:P18~39 ボクシング 強さへの憧れ
転:P40~55 鷹村の課題
結:P56~65 片手で木の葉10枚

注目点

THE王道をいく。
主人公一歩の成長が面白く、次を読みたくなります。
注目点は1点。

主人公の「成長」です。
一歩は難題を言い渡されたあと
ひたすら練習を積みます。
そのなかで、考え、成長していくようすが気持ち良い。

考え(挑戦) → 成長(成功)

の繰り返しが小気味良く
最後の木の葉10枚の課題達成まで
読者を引き付けます。
小さな成功の積み重ね
超大切! だと感じました。

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#週刊少年マガジン原作大賞にむけて、色々な漫画の第1話を分析しました。漫画原作を初めて書く方や、絵には自信があるけれども、シナリオはちょっと、という方にオススメです。

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