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⑨雑談 世界で一番要注意な職業

 週刊少年マガジン原作大賞の中間発表を前に、オロオロしています。
 今日の雑談は、世界一要注意な職業についてです。

 この職業のプロは簡単な読心術筆跡鑑定に加え、高い考察力を有します。簡単に言うと嘘が通用しませんし、匿名の投書に関しても職場内の人物なら特定できます。また、高い考察力から繰り出されるユーモアは破壊力抜群なので、話が面白く好かれやすいです(ガチプロに限ります)。

 では問題です。
この職業はなんでしょう?


答え:国語の先生

 この職業は本当に危険です。

まずは「読心術」
 助詞のわずかな違いから本心を読み取ってきます。

 例:先生の授業「は」好きでした
  →授業以外は全部嫌い、ってことですね。

 ガチでプロの国語教師はエスパーだと思います。

次に「筆跡鑑定」
 テストで名前の書き忘れがあった場合、国語の先生に見せれば大体解決します。
 字は人をあらわす、とはよくいいますが。癖が出やすい字というのもがいくつかあります。一例として、「あ」や「み」の左下の部分。この部分の大きさは個人差が出やすいです。また「や」のような膨らみが入る文字も、個人差が出ます。こういった個性が現れる字を組み合わせていくことで、筆跡鑑定をしていきます。なお、あえて筆跡を変えても、だいたいバレます。
 あなたの字は、あなたのものです。

最後に「高い考察力」
これはガチプロに関わらず、国語に関わる方はだいたいそうである印象です。
 日本一有名な冒頭「メロスは激怒した」から始まる小説『走れメロス』。この名作でさえ、界隈の人間の手にかかれば
【メロスはあんまり走っていない。『走れよ! メロス』が正しい】
となります。
 また先生からの手紙の体裁で話が進められる、「K」や「精神的向上心のない者はばかだ」で有名な夏目漱石の『こころ』でも
【手紙ではなく小包】
 と誰しもがスルーする箇所に、考察のメスを入れていく鋭さを見せる。

結論:国語教師は敵にしてはいけない

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