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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

㉔マガジン原作大賞に向けて、第一話を分析してみた ~SPY×FAMILY~

あらすじ

暗号名〈黄昏〉は西国の凄腕スパイだった。
そんな黄昏に要人暗殺のミッションが課せられる。
暗殺のためには、要人の子供が通う名門校の懇親会に出席するしかない。
学校の懇親会に参加するため、結婚して子供を作る。
それがミッションの第一歩だった。
しかし、その猶予ゆうよは1週間しかなかった。

黄昏は精神科医、ロイド・フォージャーとなり怪しげな孤児院へ行く。
ロイドはそこでアーニャと出会う。
アーニャは相手の思考が読める超能力者だった。
ロイドの思考を読み取り超難問クロスワードを解いてみせる。
ロイドはアーニャを適任と判断し、引き取ることを決める。
ロイドは初めこそアーニャの予想不能な行動に困惑するが、
ロイドなりの方法で歩み寄ろうとする。
ある日。ロイドが学校の入試試験問題を入手するため外出中。
アーニャは遊び心でロイドのスパイ道具を使う。
アーニャの通信は敵に傍受され敵に捕まってしまう。
ロイドは家に帰るとアーニャが連れ去られていることを知る。
ロイドは変装し、アーニャを助け、メモを渡した。
アーニャを巻き込まないように、警察に行くように伝える。
ロイドはアーニャを危険な目に遭わせたことを後悔すると共に、
自身がスパイになった理由を思い出す。
子供が泣かない世界を作る。

ロイドは敵を壊滅させ帰路につく。
帰り道、ロイドは道端で待っているアーニャを見つける。
アーニャの、一緒の家に帰りたい、という言葉。
ロイドはアーニャの頭をなでる。
「そうか じゃあ帰ろう」。
そうして2人は、2人の家に帰った。
後日、1次審査の合格通知を受け取ったロイドは固まる。
2次審査は両親と3人で出席することが義務付けられていた。
アーニャは思わず口にする。
「はは そんざいしない」

パンチライン

スパイ × 超能力者 × 殺し屋 = 家族

構成

第1幕:P01~16 黄昏 要人暗殺
第2幕:P17~37 アーニャ ロイドの困惑
   :P38~63 誘拐 スパイになった理由
第3幕:P64~71 一緒に帰ろう

注目点

エルルルルェガンンンンヌャスッ!!!
おもしろすぎ。
展開もすごくキレイ。
勉強になります。
アーニャはできない子だと思っていましたが、
年齢を上に詐称し、周りについてっている、って。
超絶スゴい子じゃないですか。

話を戻しまして。

注目点は2点
①ギャグとシリアスのバランス
②設定をいかした笑いと展開

①ギャグとシリアスのバランス

ベースにギャグがあるので、安心して読めます。
そんな安心しきっているところに
ロイドやアーニャの心情が差し込まれる。
その心情も、誰もが感じたことがある
理解し共感できるものですので、回避不可です。
勉強になります。

②設定をいかした笑いと展開

ロイドのスパイという特性と
アーニャの超能力とがうまく活かされています。
二人の能力がうまく噛み合わないことによって起こる笑い。
うまく噛み合うことで、生まれる感動。
これだけ設定を活かせるとは。
これを勉強せずして何が原作か。

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#週刊少年マガジン原作大賞にむけて、色々な漫画の第1話を分析しました。漫画原作を初めて書く方や、絵には自信があるけれども、シナリオはちょっと、という方にオススメです。

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