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レストランで巡る世界旅行 〜タイ🇹🇭〜



飛行機に最後に乗ったのはいつだろうか。

コロナになってからというもの、当たり前の概念がすっかり様変わりしてしまった。あんなに大好きだった海外にもう2年以上も行っていないが、体感的にはそこまで長いと感じない。慣れとは恐ろしいものだ。

ただ一つ言えるのは、海外と全く切り離された訳ではないからそう感じるのかもしれないという事だ。

都内の至る所に存在する外国料理屋。
コロナ前は気づかなかったが、東京は世界中の国の旅行屋さんで溢れている。家で食べるのとは異なり、内装や店内に流れる音楽、店のスタッフの服装など目に映る全てのものが「海外に来た」というあの高揚感を瞬時に思い出させてくれる。



コロナ前は当たり前に通り過ごしていたインド料理屋さんの拙い日本語の客引きも、今はちゃんと目を見て微笑んであげるくらいに外国料理屋さんは筆者にとって貴重な位置付けになった。(実際に入店するかは別問題ではあるが)

前置きが長くなったが、レストランで巡る世界旅行、記念すべき初回は筆者が愛してやまない国タイにしよう。


仕事の関係でマレーシアで暮らしていた筆者だが、ルームメイトがタイ人でよくタイ料理屋さんに連れて行ってもらっていた。なので自称タイ料理の味を知り尽くしている←


仕事のお昼にもタイ料理を調べては色々と足を運ぶ中で、意外にも近所のタイ料理屋さんが1番美味しかったのでご紹介したい。


お皿の色味もタイらしくて可愛い。


吉祥寺のアムリタ食堂。
吉祥寺に数あるタイ料理屋さんの中でも、土日はお昼過ぎても満席の人気店だ。

当時のルームメイト曰く、タイ料理店の良し悪しはガパオライスで決まるとの事なのでいつも迷わず注文する。
その他にタイ式チャーハン、豚と鳥を豪快に焼いた肉肉しいサイドスナックも頼んだ。(ほんとに2人分…?)


食べて一口「!!!!!!!!!!」
驚きのあまり思わず懐かしいと口にした。マレーシアで食べたタイ料理そのものだった。言葉を交わすのも忘れてひたすら黙々と食べ続ける始末だった。

ガパオライスもお肉も美味しかったが、筆者が何より驚いたのはチャーハンだ。


チャーハンと言えば9割の人が中華を連想するかと思うが、筆者にとってはタイの他にない。


マレーシアで食べたタイ式チャーハンの味が忘れられず、都内のタイ料理屋を巡ったが、なかなか思い出の味にたどり着くことができなかった。だがそんな折に、あろう事か近所で思い出の味にたどり着くなど思ってもみなかった。(灯台下暗しとはこの事)



タイ式チャーハンは程よいスパイスが効いた、何とも言い難い奥深さがある。きっと何種類ものスパイスを黄金比率で混ぜ合わせて作っているあの味は、中華のそれとは全く違う。(中華ももちろん大好きだ!)
食べ進めるとだんだんとスパイスが舌に浸透して辛くなってくるが、ここで最高のお供のビールと一緒に一気にぐいっと流し込む。まるで暑い夏の夕立の後に吹く冷たい風のような、蒸し暑さの中に少しの爽やかさを感じるこの瞬間がたまらなく好きだ。



苦味が少なく飲みやすい



タイ料理×ビール=最高。


もうこの言葉以外に何と表現したらいいだろうか。
昼から飲むビール。美味しいタイ料理。あぁ幸せの極みだ。






本当に美味しいと思ったものだけを紹介するので不定期にはなるが、シリーズ化していつかまた海外に行ける当たり前な日常が戻った時に見返してみたい。
いわば備忘録のような気まぐれ日記だ。


自己満料理旅の始まり、とてもワクワクする。


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