【8/18(火)19:30〜】ウェビナーを予習しよう「組織と評価制度の回顧録 #2」
組織変革の「時」に迫る、ドキュメンタリー形式のトークイベント「THE TRANSITION」。
先週の木曜日に、CHRO育成アカデミー「CANTERA」を主催するAll Pesonal社との共催で、特別編として「組織と100人の壁の回顧録」を開催させていただきました。
参加したみなさまからは「刺激的な時間だった」「とても勉強になった」などの感想をいただきました!ご参加、ありがとうございました💡
ウェビナー中にお答えできなかった質問は、後日Wistantのブログにて公開する予定ですので、お楽しみに!
そしてシーズン2、第3回目のテーマは「評価制度」です!
組織の思想を色濃く反映し、組織変革をする上で避けては通れない「評価制度」。
適切な評価制度やフィードバックの運用は、社員のモチベーションを高め、組織に活力を与える一方、
「評価に対する不満をよく耳にする」
「評価制度は整えたものの、運用が上手くいっていない」
といった悩みもあるのではないでしょうか?
そこで今回は、700名超えのフルリモート組織を運営するキャスター社と、独自のフィードバック制度を運用しているユーザベース社の2名をゲストにお迎えし、パネルディスカッション形式で「組織変革における評価制度」について深掘ります💡
「THE TRANSITION 組織と評価制度の回顧録 #1」に参加いただいた方からは「生々しい経験談が聞けてよかった」「本音で、フランクに話されている印象がよかった」などのお声をいただきました!ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました(^ ^)
▶︎こんな方におすすめ
参加のお申し込みは【こちら】から
▶︎まずは「評価制度」について簡単におさらい!
「人事評価制度」とは、社員のパフォーマンスを評価し、それを昇進や昇級といった待遇に反映させる社内制度のことです。
かつて評価制度は、
・「上司」が「部下」に権限を持つ
・人事情報として社内にはオープンにされない
といった特徴が主流でした。
しかし近年、人事評価制度が多様化しており、自社のカルチャーや事業特性に合わせた独自の仕組み作りが求められるようになってきています。
そのような流れの中、「360度評価」や「バリュー評価」、「ノーレイティング」といった様々な方法が生まれ、多くの企業が取り入れ始めています。
【360度評価とは?】
「360度評価」は、同僚や部下も含めた多角的な視点から評価を集める手法です。プレイングマネージャーが増える中、「上司が部下の業務内容を全て把握した上で、評価することが難しい」という背景から、近年取り入れている企業が増えてきています。
360度評価も運用方法は企業によって様々で、下記3つの点を考慮し、自社のカルチャーに合わせた制度設計が必要です。
【ノーレイティングとは?】
ノーレイティングは「評価を行わない」ということではなく、「S」「A」といった評価を撤廃し、目標設定、フィードバックなどを通じてリアルタイムに評価を行うことを指します。
過去、SELECKでもアドビシステムズ社にノーレイティングをテーマに取材させていただきました。
同社では、2012年より人事制度「チェックイン」を導入しています。チェックインで上司と部下のリレーションシップを構築することで、1人ひとりの成長の後押しを目的としています。
・面談記録をフリーフォーマットにする
・給与の裁量権をマネージャーに任せる
・ランク付けをしない
など、「柔軟性」が特徴的な人事制度の例です。
▼アドビシステムズ社の人事制度については、こちらの記事をご覧ください。
評価制度を整えることは、フリーライダーを抑制し、会社の成長を促進する効果もあります。
しかし、評価制度はやはりセンシティブな部分。ただ新しい方法を導入するだけではなく、自社の状況を見極め、適切な形で取り入れていく必要があります。
▼こちらの記事では今回ご紹介した評価制度を事例と一緒にご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
上記を踏まえて、イベント当日では設計の思想や、具体的な運用の方法、さらに評価制度の刷新が組織にどのような効果をもたらしたのか?を実話に基づいてゲストにお話いただきます。
▼イベントのお申し込みはこちらから
▶︎今回のゲスト2名をご紹介!
株式会社キャスター取締役COO
株式会社bosyu代表取締役
石倉 秀明(いしくら ひであき)
700名超のメンバーがフルリモートで働いている株式会社キャスターの取締役COO。 2005年、株式会社リクルートHRマーケティング入社。 2009年には株式会社リブセンスに転職し、求人サイト「ジョブセンス」の事業責任者に。 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)を経て、2016年より現職。 2019年7月からはかんたん募集サービス「bosyu」を運営するbosyu社の代表取締役も兼任。
「リモートワークを当たり前にする」というミッションを掲げるキャスター社。2014年から約5年ほどの間、100%リモート体制で事業を続けています。
コロナウイルスの影響を受け、この春からリモートワークを導入したものの、評価に困っている企業も多いのではないでしょうか。
同社COOの石倉さんはその問題に対し、「問題は『リモートだから』ではなく、困難を感じている企業は元々評価体系が機能していなかった可能性が高い」と話します。
さらに、その評価体系がうまく機能していない根本原因として「目標設定」ができておらず、メンバーが「目標を達成すれば評価される状態」にないことだいいます。
▼上記、参考にさせていただいた記事はこちら
では、キャスター社ではどのような評価制度かというと、「ホラクラシー型組織」における評価制度をベースに設計をしているそう。
その制度を作る中で大きな論点になったのが「人が人を評価すべきか」という点。人が人を評価すると、主観が入ることで正確性が無くなったり、好みで判断してしまうなど、恣意性が生じる可能性がありますよね。
そこで、「そもそも人が人を評価するなんて難しいのに、そこに時間をかけてはもったいない!」という背景から現在の評価制度にたどり着いたそうです。
具体的にいうと、「行動」ではなく「結果」のマネジメントだけを行い、個人の「役割」と「結果」で評価が決まるようにしているとのこと。
さらに、給与テーブルと「誰がいくらなのか」ということも全部公開されており、非常に透明性の高い評価制度を運用されています。
上記を踏まえてイベント当日は、「リモート環境下における評価制度」や「評価制度の設計における、目標設定の重要性」などについてお伺いできると思います。
▼同社の評価制度についてより詳しく知りたい方は、石倉さんのこちらのnoteも是非参考にしてください。
▼また、過去にSELECKで石倉さんに取材した際の記事も、是非ご覧ください
株式会社ユーザベース
Head of Recruiting & SaaS Company CHRO
西野 雄介(にしの ゆうすけ)
大学卒業後、グローバル人材紹介会社日本法人、シンガポール法人にてIT、金融業界向けのヘッドハンティングに従事。 2010年シンガポールに移住し、グローバル企業のアジア太平洋州拠点向けヘッドハンティング、人事・組織コンサルティング会社のアジア太平洋州地域事業の経営を経験。 その後、日本へ帰国し、ユーザーベースグループの人事・採用責任者に着任、現在に至る。
2008年に創業し、「経済情報で、世界を変える」をミッションに掲げるユーザベース社。中国やシンガポールなどにも拠点を構え、海外展開も果たしています。
同社は、創業当時から出社義務・勤務時間の拘束がない人事制度を運用しており、新型コロナウイルス以前から在宅勤務も日常的に行われていたといいます。
同社の評価制度は、「評価」とは言わずに「GSFB(ゴールセッティング・フィードバック)」と名付けられており、自分のいく先を自分で決めて、それに対して周囲がフィードバックを行う、という点が特徴です。また、給与テーブルは全社員に公開しているとのこと。
この「ゴールセッティング」に自由を設けている分、成長の物差しとしてのコンピテンシー は職種・チームレベルで細かく設定されているそう。さらに、フィードバックはトップダウンの評価ではなく、360度フィードバックをベースに設計し、中にはその内容をオープンにしている事業部もあるのだとか。
そして、西野さんは「自由に動ける場でこそ、人は最大限に才能を発揮する」と話します。
同社が掲げる「7つのバリュー」の1つに「自由主義で行こう」というバリューがありますが、日頃からこのバリューに対する納得感が醸成されているからこそ、評価制度もうまく機能しているとのこと。
よって、その納得感を醸成させるためにも、日頃から「オープンコミュニケーション」を徹底し、カルチャーの浸透を図っているといいます。
上記を踏まえてイベント当日は、「フィードバックをベースにした評価制度の設計方法」や「評価制度の納得感を醸成させるためのバリュー浸透」などをお伺いできると思います。
▼今回はこちらの記事を参考にさせていただきました。
▼過去、SELECKでユーザベース社に取材した際の記事も是非ご覧ください
▶︎イベント詳細
【日時】2020年8月18日(木)19:30〜21:00
【当日のプログラム】
19:30 オープニング
19:40 各社の「評価制度」の概要
20:00 パネルディスカッション、Q&Aセッション
21:00 終了予定
【参加費】無料
【参加方法】Zoomでのオンライン配信
※お申し込みいただいた方に、参加URLをご連絡いたします。
▼お申し込みはこちらから
▼4週連続で開催予定!他のウェビナーはこちらからどうぞ
4週連続でテーマを変えてお届けする「THE TRANSITION」。
8月25日に開催する第4回目のテーマは「HRBP」です!
各回500名限定です!徐々に残席埋まりつつあるので、お申し込みはお早めにどうぞ!
▼ウェビナー中にお答えできなかった質問はWistantのブログにて回答記事を公開しております!こちらも是非ご覧ください。
最後に、運営からのお知らせです!
「THE TRANSITION」参加者限定コミュニティを開設しました!
本Slackコミュニティ「TRANSITIONアニマル」では、イベントにご参加いただいたみなさまが、組織変革を推進していくために必要な知識を身に付け、現場の実践知を共有できる場にしたいと考えております。
参加は、ウェビナー中のチャット欄にて「運営サポ子」さんよりURLにてご案内いたします!
後日お送りする御礼メールでも改めてご案内いたしますので、是非お気軽にご参加くださいませ!
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