見出し画像

【取材後記】overflowさんにフルリモートでの「コミュニケーション術」を伺いました。

こんにちは。4月に新卒で入社し、3ヶ月の研修期間SELECK編集部にてお仕事をさせていただいております、吉井(@meru_y1996)です。

さて、本日はoverflowさんの新着インタビュー記事の「裏側」をお届け。

3年で270名のメンバーを抱えるまで急成長。新型コロナウイルスの影響を鑑みて4月にオフィスを手放す(びっくり!)決断をされたそう。

今回、初めての取材、ということで編集長の花さん(@hanahanayaman)に同席いただいたものの、緊張でひとりパニック。(笑)ほぼ頭真っ白になりながらの取材でした。そんな中でも一つ一つ真摯に質問に答えてくださった同社CEO 鈴木さん、本当に感謝です。ありがとうございました。

そして、5月19日(火)にも開催されたSELECK LIVE!の特別篇「今こそ必要なリモート・マネジメント 実践のコツは?」にもご登壇いただきました。こちらのウェビナーのレポートも近日公開予定なので、お楽しみに。

では、早速まいりましょう!

1.なぜ取材したか

Twitterを見ていると何やら面白そうなnoteが・・・。その際に拝見した鈴木さんの記事がこちら。

こんなタイトルのnoteを発見したら、気にならないわけがないですよね。(笑)早速noteを拝見していると何やら最後の方に面白そうな資料が・・・

その名も「withコロナ時代の組織戦略 リモート組織2.0 リモートで組織はさらに進化する」。

組織におけるコミュニケーションを4象限で分類されていた資料を見て「ふむふむ、なるほど・・・!私がモヤモヤしていたのはこれだぞ!」と自分の中でうまく言語化出来ていなかった悩みを全て吐き出してくれたような気がしました。

というのも、当時は「会話の質」というよりも、どのツールを使ってオフィスにいた時の会話を再現するか?の方法論が多く議論されていた印象があります。

そんな中、ただ業務コミュニケーションを効率化するだけではなく、「リモート組織2.0」のお言葉を拝借すると「必要×偶発的」つまり「ラポール形成」や「信頼関係構築」といった部分まで踏み込んだコミュニケーションまで示されているのがとても印象的で、是非とも「信頼関係をリモートで築くコツを知りたい!」と思い取材させていただきました。

2.記事には含められなかったお話

今回記事には構成上含められなかったのですが、「リモート環境下でのモチベーション維持・エンゲージメント向上」についても少しお話いただきました。

鈴木さんは主に2つの点を大事にされているといいます。その2つとは「報酬面」と「成長機会」とのこと。

※以下コメント部分は、取材音源の書き起こしから一部抜粋して編集しております。

1.「報酬面」

在宅とはいえやはり、スキルセットがある人の時給は上がるべきだと思っています。「時給をどのように上げるか」というのはシンプルな話ですが、例えばライティングだと1時間にどれだけ高品質なものをたくさん書けるか

世の中にはライターがいないと成り立たない事業をしている人がたくさんいらっしゃいます。そうした事業をされている方々に選ばれるような存在に近づくための成長環境をメンバーに提供することが大切だと考えています。

限られた時間の中でスキルアップできるよう、「いかにタイムラグを無くして、フィードバックを早くできるか」に注力し、メンバーが作業しやすい環境を日々整えています。

2.「成長機会」

メンバーが270名もいると、特殊なスキルを持っている人もいたりします。中には元々大手企業で編集長をされていた方なども。

そうした方々にフィードバックをしてもらったり、アカデミアっぽく他のメンバーにレクチャーしてもらったり、文章を書くコツをまとめたドキュメントをアップしてもらったりと、メンバー、一人ひとりが自律的にスキルアップしていけるような環境にしています。

私自身、大学卒業後のフリーター時代に、1年間リモートでライティングの仕事をしていた時期があったのですが、リモートゆえの情報共有の悩みが多くありました。

また、他のメンバーと話し合う機会も全くなかったので「どうやって業務を進めているか」とか、「どんなフィードバックをもらったか」などを話し合う場もなく、全然スキルが上がっている実感がない。

今回鈴木さんのお考えを聞いていると、私がライター時代に感じていた悩みって、副業やリモートで働く人たちと共通する部分もあるなと。なので、同じような状況にいる方々には是非とも伝わって欲しい!このお話!と思いながら、今回取材後記に書かせていただきました。(笑)

3.最後に

こちらも個人的な話になりますが、今年の4月に入社して、4/1の入社式以降は完全にリモートワークで業務を行っております。

そんな中、入社したての頃の悩みは、やはり「誰に何を聞いたらいいのかわからない」「どこまで相談していいかわからない」「情報共有ツールの使い方がわからない」などなど....。

最初はこのような悩みを抱えるのも当然なのですが、こうした問題はoverflowさんのように「ドキュメント文化」で解消されることが多いと実感しています。

「いかにオフィスにいた時と同じような仕事環境に近づけることができるか」を考えている方も多いのでは、と思いますが、やはりリモートとオフィスにいるときで環境は違うのは当たり前のこと。

その中でも、「相手に正確に情報を伝える」ことや、「会議の目的は明確にする」「情報の透明性を上げて意思決定スピードを上げる」など、日々業務を行う上で大切なことは、リモートでもオフィスでも結局は変わらないのだと思います。

鈴木さんも、今回の取材の最後におっしゃられていたのが、

情報伝達がテキストになるだけで、問題の本質は「リモートだから」ではないんですよね。自社のビジネスモデルに合ったマネジメント構造になっていないことが課題なんだと思います。

リモートだと心配だから「性悪説」に基づいて「管理」してしまうのもよくわかる。それに対し、色んな施策を打つことも重要ですが、リモートで結果を出すために一番大事なのは「経営者のマインドが変わること」だと思っています。

将来的に会社は「コミュニティ」の価値しか残らないと思っていて。仕事でちょっとでも関わってくれた人たちと永遠に繋がれるようなフレキシブルな組織を作っていきたいと思っています。

ということでした。

今回リモートワークにならざるを得なくなり、顕在化した組織の課題で悩まれている方も多いのではないでしょうか。

そのような方々にとって、overflow様のお取り組みは、解決に繋がるエッセンスがギュッと凝縮されたものなのではないか、と思います。

では、最後の最後に。お話の中でもちらほら言葉から感じることがあったのですが、鈴木さんは「姿勢で語る」方なのだろうなあと。(笑)時代の先を見つめながらチームで生き抜く、という姿勢は本当に「一企業」というよりも「一コミュニティ」をまとめている力強い主導者のような存在感でした。とてもかっこいい・・・!

と、いうことで!

今後も定期的に情報発信していきますので、「SELECK編集部マガジン」をフォローいただけると幸いです。

では、またお会いしましょう!ありがとうございました!

SELECK公式SNSも宜しくお願いいたします!

Twitter /  Facebook / Instagram / LINE

画像1

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?