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自分の思いは想像以上に伝わらない、という話


最近、ヤバイTシャツ屋さん(バンド)が大好きでよく聴いています。
一見ふざけた感じの、でもメッセージ性が込められたクリエイティビティの高い歌詞にハマっていて。その中の1つで『ヤバみ』という曲。
歌詞を抜粋するとこんな感じ。

ヤバみバみバみバみバみが深みで
本当に言いたいもんなんて 本当は伝わらないもんね!
ヤバみバみバみバみ さあみんな来い follow me
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『ヤバみ』 作詞:こやまたくや

「バみバみ」連呼している歌詞ですが、
「本当に言いたいもんなんて、本当は伝わらないもんね!」
というところが確かになーと共感しているのです。


いたるところで起こるディスコミュニケーション

普段生活していると、こんなことよく起こったり、見かけたりしませんか?

・部下に仕事を指示したが、全くもって意図しないアウトプットになった
・取引先と口頭で案件を詰めたが、いざ提案書をもらうと突拍子もない内容になっている
・「何食べたい?」に「なんでもいいよ」って答えたら怒られた彼氏
・・・などなど

コミュニケーションが全然うまくいっていないシチュエーションですよね。自分の本当に言いたいことが伝わっていないことによって、色々なところでディスコミュニケーションが生まれています。

・伝えたいことが伝わらない
・聞いたことに一生懸命答えたが、評価されない

この状況は、発信側、受け手側双方が不幸になってしまうので、ぜひディスコミュニケーションは避けていきたいものです。


『人』が選ばれるようになる時代

「コミュニケーションは大事」とよく耳にしますが、これからはますます重要になってくると言われています。

キングコングの西野さん曰く、これからはサービスや商品の品質ではなく『人』で選ばれる時代だそうです。
技術が発達し、世の中に普及することで誰でも最新の技術が使えるようになり、サービスや商品の品質は均一化してきます。つまり、どの会社のサービス/商品であっても大差がなくなってくるのです。
そうなったときに、何を選定基準にするかというと、提供している『人』を見て選ぶようになるのです。

これはまさしくそうで、今自分自身も絶賛工務店選びで頭を抱え中。
家を建てようと思って工務店を探しているのですが、せっかく良いお家を作ってくれる会社でも、営業さんの対応によって一気に魅力がなくなったりしているのです。(あぁー、あそこの工務店で建てたかったのになぁ。。)
営業さんの対応の違いについては、また機会があれば書きたいと思います。

何が言いたいかと言うと、コミュニケーションの能力(伝えたいことをちゃんと伝えられる力)はとても重要なのです。


事実と解釈を切り分ける

どうすれば、伝えたいことが伝わるのか。
答えはシンプルで、伝えたいことの「事実」「解釈」を明確に切り分けるということです。

例えば、
「広島カープは素晴らしいチームです」
これは、完全に解釈ですよね。現在セリーグ最下位ですが、それでも自分はカープが素晴らしいチームだと個人的に思っているわけです。でも結果だけみると、弱いし全然素晴らしくないじゃないか!と思う人もいます。

でも、
「広島カープには、日本代表4番で4年連続打率3割超えの鈴木選手、7年連続ゴールデングラブ賞受賞の菊池選手、ベストナイン賞3年連続受賞の會澤選手がいます」
これは、事実です。誰がどう見ても↑の選手がいるチームということには変わりありません。

伝えたいことが伝わらない状況は、大抵が解釈だけを主張してしまっている状況なのです。自分の解釈を伝えたとしても、相手がどう感じるかは相手の解釈次第なので、理解に齟齬が生まれてしまうのですよね。

つまり、何か伝えたいときは、まず事実を伝えてから、その上で解釈を伝えるとコミュニケーションの質がぐんと上がります。

「何食べたい?」
「この前は僕が食べたいお店選んだよね。(事実) だから今日は君が食べたいものを食べにいきたいと思っている。だからなんでもいいよ!(解釈)」
 ※ これで恋仲を保障できるわけではありませんのであしからず。。

以上です。


# ヤバイTシャツ屋さんの『ヤバみ』は↓で視聴できます。ぜひ。


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