ワクチンを打つと死にやすくなるーイギリス

Age-standardised mortality rates for deaths by vaccination status, England: deaths occurring between 1 April 2021 and 31 May 2023: 25 August 2023
イギリス政府が公表しているデータだ。
コロナワクチンを打った後、どのくらいの割合で死亡しているかをまとめたものだ。あるなら早く言ってヨ、なデータだ。

図1

元のデータはすべての年齢層を網羅した、膨大なものだ。その中から60~69歳の男女を合計した死亡率をグラフ化した。縦軸はそれぞれの階層の10万人あたりの死亡者数、すなわち死亡率(死亡のし易さ)を表す。

図1のグラフは総死亡率(コロナ死を含む)。2021年4月(ワクチン接種開始)から未接種者(青色)の死亡率が増えだす。その後1回目21日未満(赤色)と同時に1回目21日以上(薄緑)の死亡率が増えだす。11月頃から1回目接種の死亡率が未接種者を追い越す。その後は2回目接種、および3回目接種も含めて、未接種者の死亡率を上回っている。これは死亡者数が多いのでは無く、死亡率が高い、死亡しやすいという意味である事に注意が必要だ。

図2

図2はコロナ死亡数。ワクチン接種から翌年の2月まで、10ヵ月間は未接種の死亡率が最も高い。言い換えればワクチン接種によって死亡率(重症化率)が抑えられている。ワクチンの効果が読み取れる。しかし、2022年3月からは未接種、接種済の差が無くなる。その後はどの接種群が高いとも低いとも言い難い。1回目21日以上(薄緑)が飛びぬけている様にも見える。初回のワクチンは2回接種で1セットが基本だった。したがって1回接種のみで放置している人は、何か健康上の問題が有ったのかもしれない。また絶対数も極めて少ない筈なので、統計的な誤差が多いと思われる。あまりこの点は重要視しない方が良いかも知れない。少なくとも3回以上の接種でコロナ死亡率を下げた形跡は見られない。繰り返すが、このグラフは死亡率を表しているので、数値が高い事は感染のしやすさを示すわけでは無い。2022年に入ってグラフが落ち着いているのは、コロナウィルス自体の「凶暴さ」が落ち着いたと理解できる。


図3 OurWorld inDataより

図3はOurWorld inDataで公開されているブースター接種回数の他国との比較だ。3回目以降のワクチン接種回数を100人当たりに割り算したものだ。2回目の接種率は日本と欧米諸国では大きな差は無い。しかし、3回目以降になると2~3倍くらい日本の接種率は高い。図1の傾向を外挿すると、多数回ワクチン接種を受けている多くの日本人の死亡率は高い事が予想される。

図1、2と同様の日本人のデータを知りたくなる事は自然なことだ。

昨年7月、福島氏は、厚労省のアドバイザリーボードが公表してきた資料のなかで、ワクチン接種者と未接種者における、コロナ感染による致死率を比較したデータが記載されなくなっていることに気がつき、厚労省に対して、情報開示請求を行った。

https://note.com/hanginthere/n/nfc8837776249

2021年9月に公表されていた資料では、たしかに、年齢別、接種回数別の陽性患者の致死率が詳細に記載されている。しかし、その後のデータが公開されなくなっているのだ。厚労省からは、「事務処理上、作成または取得した事実はなく、実際に保有していないため不開示」という回答が得られている。2021年9月まで取得していたデータが、それ以降は取得していないから、開示出来ないのだと。安心、安全なデータなので、お金と時間をかけて取得するのは止めよう、と言う判断はあり得るかも知れないが、危なっかしいデータの取得を止めた事が事実なら、国民に対する背任行為ではなかろうか?

日本よりGDPの少ないイギリスが公開できるデータを、日本が公開出来ない理由があるのだろうか?イギリスのデータも、上で述べた様に、決して政府にとって喜ばしい内容ではない。ワクチンは危険なのじゃないか?と思う人がいても不思議はない。それでも公開する姿勢は、大人の国だと思わせる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?