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【エッセイ】対談。

こんばんは。
本格的に雪が降り”いつだってどこかで冬の帳尻は合う”と思っています。

私は、部屋にテレビが常設されていないので、観たい番組がある時は、持ち歩き出来るテレビ(屋外で使用することも出来るもの)を繋いで見るのですが、それ以外はPCでサブスクとかTverしか見ません。

ですから、正直世間のニュースやCMに疎いです。でも、特段それで困ったことはなく、むしろずっとテレビを見ていなければならない環境が、コロナ以降なくなってしまいました。

そんな中でも好きでよく見るのが対談系の番組です。
例えば「ボクらの時代」とか「情熱大陸」(こちらは密着番組ですが)「まつもtoなかい」のような番組です。

なぜそういう番組が好きかというのと、その人がどういう思考で生きているのか知れるからです。

自分が知らない職業を生業としている人も、その職業から一歩離れるとただの人で、有名人だから一般的にいう普通の生活は難しいかもしれませんが、どういう考えで仕事に挑んでいるのだとか、どういう経緯で今に至っているのかとか、そういう表には見えない顔みたいなものが見れるのが好きです。

勿論、そこに映っている姿はその人であっても、中身っていうのは本当は違うのかもしれません。自分自身と剥離しているけれど、求められる自分を演じているのかもしれませんし、例えば俳優さんだったらその役に入っている間の思考が違うかもしれないし、芸名だとしたらそのキャラクターのイメージ通りに演じているのかもしれませんし、本当のところなんて分かりません。

でもそれって、私たち一般社会で生きている人も同じで、実際自分の目の前にいる人でさえ、本当のことを話してくれているのかなんて、分かりもしません。

けれど、そういう番組を見て、自分自身に置き換えて考えてみたり、新たな発見があったり、似ている部分があり、勝手に嬉しくなったり、それはないなぁって思ったりして、学びのようなものがあります。

素の部分なんて、分からないし、本人が言った言葉と受け取るこちら側の受け取り方が違う場合もあると思いますが、自分と似たような世代でも、影響を受けてきたことだったり、環境だったりで全然違うものになります。

身近なところで言えば、そういうことが価値観の近いか否かになるのだと思います。

先日「ボクらの時代」で、ムロツヨシさん×江口のりこさん×酒向芳さんの会がありましたが、これが本当に面白くて、江口さんが自分にないことはハッキリないって言えてしまうところと、それを言える間柄であることの凄さを感じました。

私には全くない感覚です(笑)

でもそれが言えることって、ある意味嘘がなくて清々しいとさえ思います。逆に、それで去っていく人は去っていくのだろうけれど、そこもどうでもいいんだろうなぁと思いました。

自分と似た価値観の人と一緒にいることは、勿論大切だしその方が実際楽ですが、番組を通してだからこそ色んな人の考え方を知って、刺激を受けることも大切だと思います。

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