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健康の話(○)

【aim】

健康を「パフォーマンスを高める方法」と捉えたなら、「心地よいからそうしたくなる」などの前向きな気持ちで生産や創作と両立することはできないだろうか。

【note】

①基本的な健康の手法は「栄養」「運動」「休養」とされている。本書ては「食う」「動く」「寝る」として、それらをどのように実践するか、手順も含めて紹介されている。

②「健康」とはどのような状態か。一般的な定義では「肉体的にも精神的にも社会的にも良好な状態」とされている。感覚的に捉えるなら、例えば運動をした翌朝にすっきりと目覚め、体も頭も冴え、キリキリと動くようなとき、あるいは、起きてすぐにやりたいことがしたくてウズウズとしているようなときだろうか。いずれも、自分の持てる力を存分に発揮できる心地よさがある。

③実際にその健康のための「栄養」「運動」「休養」を試してみる。朝起きて走る、3食バランスを整えたごはんを食べる、そうしてよく眠る。はじめのうちは体も慣れず「ちょっと辛いなあ…」と思うこともあった。人との約束を守るようにして続けるうち、2週間くらいしたあたりから心身が軽くなった。目覚めもよく、その心地よさにやる気が湧く。あれこれ難しく考えてこんがらがっていた「生きること」が、まずはこのリズムを保つことなんだと気づいた。心身を保つ食料や運動、安らかに眠れる場所、それらを確保するための生産活動。当たり前のようなことが腑に落ちる。生きるための暮らし、健康でいること、その感覚や体験が自分には足りていなかったのかもしれない。

④朝走るようになってから、日の高さや雲の形によって朝焼けは色も姿も変わることを知った。赤、橙、ピンク、紫、青、グレーと、宝石のような彩り。誰もいない街を走り終えてストレッチをしながら、日毎違う空を眺めていた。自分の心身の声を聞くようにして、その時々の調子や感覚をよく見つめるようになった。そんな中、料理や暮らしの手仕事のしていると、何か「気づいた」と思うことがある。いつか読んだ詩や本の言葉が、「ああ、そういうことか」と腑に落ちることがある。感覚と言葉が結びつく瞬間が積み重なって、少しずつ文章を書くようになった。暮らしの手仕事が創作に繋がることもあるのかもしれない、と思うようになったのはそれからのことだった。

【idea】

①「健康」の状態を体験し、感覚を掴むために健康の暮らしを実践してみる

②健康と創作を両立できる暮らしをデザインする

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