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【動画編集】「読解力」が武器になる!?

「切り抜き動画」に必要なスキルとは…?


YouTubeには「切り抜き動画」というジャンルがあるのはご存知かと思います。

配信者が行ったライブ配信から見どころを抽出して、テロップや効果音付けなどを行い、新しい1本の動画を制作したものですね。

動画編集者としてそんな「切り抜き動画」を作らせていただくとき、「読解力」が大きな武器になると実感しています。

もちろん、配信の面白い場面をより楽しくなるようなテロップ演出・エフェクト付けなど動画としての引き出しやそれを実現するスキルであったり、動画のターゲットごとにカットのテンポを調整するなどの知識や経験も大切です。

テロップでの演出例


しかし、依頼をいただく際に「切り抜き場所はお任せします!」「面白そうなところを切り抜いてください!」と編集者に切り抜き箇所を一任される場合も結構ございます。

これは決して依頼者の方がどうこうというわけではありません。
やはり表現者の方自身が自分の面白いところと感じるところと、第三者から見て面白いところは違いますし、このような依頼をいただけると私の編集を信頼してくれているのだと有難くも感じます!


ピックアップと再構築


切り抜き動画は素材となる元の動画がライブ配信だったりすることも多いので、完成尺(編集後の動画の長さ)は約10分~15分なものに対し、素材は2時間~3時間だったりすることがよくあります。

ショート動画を作る際はとくに完成尺は1分未満ですしね。

もちろん、配信内ですごく盛り上がった箇所、オチとなるような箇所を抜き出すのですが、その部分だけだと時間が足りなかったり、その前のストーリーがあって面白くなっているケースもあります。

見どころの場面だけだと尺が足らない


そうしたときに素材の数時間の配信からオチへの伏線・フリになっている箇所を探したり、時には順序を入れ替えたりなどして(虚偽の内容にはならないようにして)1本の動画へと再構築してゆきます。

内容を再構築

この作業のときに大きな武器となってくれるのが「読解力」です。

元の素材から見どころが映える箇所を読み解き、それらが上手く繋がるように再構成するときにとても役立つスキルだと思います。

動画編集者のみなさん、本読みましょう!

私も最近本を読む時間を取れてませんね・・・
読まなければ!

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