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ハナミズキ

難病と言われる病が原因で母が亡くなってからもうすぐ10年になります。
10万人にひとりと言われる病が母の身に襲い掛かるなんて…

日常の様々な場面で、大切な人を思い出すものです。
食べ物や音楽、匂いやドラマのセリフなんかでも、あぁ懐かしい、当時に思考がワープ。

仕事に向かう道には紅白のハナミズキの木が複数あります。
桜も大好きだけれど、入れかわりでつぼみが膨らみはじめるハナミズキの開花を毎年同じくらい楽しみにしています。
年々枝ぶりがよくなって、今年も見事に咲いて、そして散ってしまいました。

私はガーデニングが好きですが、それは母の影響?遺伝?が大きいかも。
子どものころ、実家の庭には母の好きな木が植えられ、お手製の花壇があって、芝生もきれいに手入れされていました。
たくさんの植物の名前を母から教えてもらいました。
ハナミズキやライラックを知ったのもその庭のおかげ。
そしてやはり私もそれらがとても好きです。

今朝は雨上がりのすっきりとした空気の中、歩いて仕事に行きました。
10分ほどの道のり、ハナミズキの木をきっかけにずーっと母のことを考えていました。
母の遺影にはお花を欠かさず供えます。一度に供える本数は少ないけれど、欠かさないように。
一年をとおして比較的安価で色揃えも豊富、そして何より花もちのいいカーネーションがよく登場しますが、母の日はいつもよりたくさんね。

学生時代からの友人が明日、私の住む街まで遊びに来てくれることに。
いつも話が尽きることはありませんが、先日お母さまの納骨をすませた彼女、今回はお互いの母の思い出も話題にのぼるはず。
尽きないおしゃべり、楽しみ^^


今日も読んでくださり、ありがとうございます。

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