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歩くのが好き

ここふたつきほど、歩いて仕事に行っています。

15年ほど使っている自転車の調子が悪くなったとき、近所にある行きつけの自転車屋さんのシャッターが開かなくて、少し離れた自転車屋さんい行くよりも「歩こう!」ということに。
歩いたとて10分ほどだし。

もともと歩くことは好き。
自転車の運転が得意じゃないこともあるのだけれど、きょろきょろしながらまわりを観察するのが好きなのです。
人や建物、樹々や花、鳥や虫、空も…自転車では気付かず通り過ぎてしまうものに、あれこれ目が行きます。
それに匂いや音にも敏感になれる。

帰りは銀行に寄ったり買い物をしたりすることも多いので、通る道はいろいろで定まりません。

でも行きは、朝8時半の始業時間に間に合うよう、いつもの大きな道を行きます。なので、いつもの時間にいつもの道。
車の通りが多い時間帯だし、自転車にも歩く人にもたくさん行きあいますが、私の目がいく「いつもの人」は3人。
3人とも歩きです。

保育園に子どもを送り届けたあと車に戻る若いママ
リュックにイヤホンそして私服姿の通勤途中と思われる若い男性
ノーネクタイのスーツ姿で、ながらスマホの私と同年代の眼鏡の男性

ママはいつもステキなカジュアルパンツスタイルで手ぶら。急いでいて、走り出すことも。

若い男性は私と同じ方向に歩くので、前後になることもしばしば。いつも濃い洗濯用洗剤の香りがします。

眼鏡の男性は、祝日でも出会います。スマホで何を見てるんだろう。道の反対側を歩いていることが多いので確認できず…気になる。

今のところきっかけがないので挨拶することもないけれど、この3人の方には私も認識されていると思うのです。

なにものと思われてるのかしら。
いつもジーンズか濃い色のパンツにスニーカー。きょろきょろしながら、ちゃかちゃか歩いているおばちゃん。
もしかしたら途中まで同方向へ行く若い男性だけは、洋菓子店に入っていくのを見てるかな、いや自意識過剰か、見ちゃいないか…などと考えながら、きょろきょろしているのが楽しいのです。

自転車は当分直さなくていいかな。
歩きたくなければ、息子の自転車があるんです、ほんとは。


読んでくださりありがとうございました。


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