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【思考of思考】とある闇の魔人を例に、愛について考えてみる。

こんにちは。Rayです。

ウルトラマンZ、大いに盛り上がりましたね。最高でしたマジで。

さて。今回はそんなZに出てきた私の大好きな大好きなジャグラスジャグラーさんについて訥々と語ろうと思います。

彼についての説明は割愛します。ので、知らない方はバック推奨しときます。

(※ちなみに超長いです。恥ずかしげもなく愛を語ってます。よく分からない事も言ったりしてます。でも大真面目です。タイトルにもありますがあくまで思考ですので、個人的な想像であって解釈です。ご理解ください)

オーブ本編はほぼほぼ未視聴です。YouTubeで配信されてたものを摘んだ程度。オリサガは視聴済。あとはwikiとかでだいたいの粗筋やジャグラーさんの人となりは認識している感じ。

さて。じゃあ始めます。

そもそも、何故に彼に惹かれたのか。それはただただ私の心を揺さぶったからです。それだけです。

私の場合、Zが初見で、それからオーブ(見てないけど)→ジード劇場版→オリサガみたいな感じで彼について知った訳ですが、最初の「ただただかっけーなぁ」という感情から一変したのはオリサガでした。

彼の行動を見続けていたら、涙が止まらなくなりました。彼が苦しがったり哀しがったりすると、有り得ないくらい胸が締め付けられます。

HSPは人の感情心情を察する能力が高く、それ故にドラマや漫画などのフィクション作品のキャラクターへの感情移入がかなり激しいです。それがまた自分の意思とは関係なく起こってしまう為、複雑で、特に私の場合は負の感情に接すると激しく反応してしまいます。体調不良を起こすほど。オリサガは久々に呼吸困難を起こしかけました。

Zだけ見てたら全く知らなかったであろう彼の過去と心の闇。闇っていうかこれは···まぁいいややめておこう。

彼の想いや葛藤やジレンマや矛盾は、凄くよく理解ができるのです。同じような事を何度も考えた。だからより刺さってしまうんですね。

何度も言いますがオーブは未視聴です。オリサガもちょっとトラウマ気味で二週目から見れていません。だから自分が今まで見た彼だけで勝手に解釈して想像して書いてます。色々間違っているかもしれませんがご了承ください。

こうなるのは三度目でしょうか。一度目は仮面ライダー剣、二度目は鎧武。これらをご存知の皆様はあぁ、と思うかもしれません。もっと分かりやすく書くと、剣崎と始、紘汰と戒斗、そしてガイとジャグラー、ですね。

私は彼等の関係を考えた時、どれも「愛」が関係してくるなと思うのです。愛を理解しているものとできなかったもの。最終的にみんな愛を理解して終わった感じですが。その対比が私には痛くて苦しくて辛いものでした。

自分がHSPかもと理解した時、愛に対する考えがガラッと変わりました。愛って言って思い浮かぶのは十中八九恋愛だという人が多いと思いますが、私はそうは思いません。人や物を愛する想いや行為に、性別や年齢は関係ないと思ってます。男性が男性に対して愛してるって言ったらおかしいとかキモいとか、それって恋愛でしか見てないからそう思う訳で、決してそうとは限らない。

愛というものは調べたら大きく4つあるらしいです。

エロス(性愛)・フィリア(友愛)・ストルゲー(家族愛)・アガペー(無償の愛)の4つ。そのうちのフィリアというのが、

【隣人愛。人類愛。フィランソロピー。たとえ民族が異なろうが、文化が異なろうが、どの人間のことも心から大切に思い、ただ漠然と他人事のように「存在を肯定する」などといった状態にとどまらず、もっと深く共感し、一歩踏み込んで、実際にその人のために具体的な行動を開始する心・精神。(wikiより)】というもの。

先程挙げた彼等はこれが近いでしょうか。だから本気でぶつかり合って戦って、心から悲しむことができる。それは互いに愛する気持ちがあるから。大切だと想うもの、自分にとってかけがえの無い存在、自分の心を掴むもの、守りたいと思うもの。それは確かに愛だと思うのです。

剣崎さんが始さんに対してした事も、戒斗さんが紘汰さんに募らせた想いも、ガイさんに固執し続けたジャグラーさんも、突き詰めればそれは全て愛なんだと。

それを感じると感動メーターを振り切って爆発して感情が溢れてしまうのです。美しいと感じてしまう。HSPは美しいものにも弱いです。

ジャグラーさんでいうと、オリサガ9話が一番きつかった。あとつい最近見たオーブの最終回ですね。

Dr.サイキのアジトに乗り込んだガイさんを追いかけてきたジャグラーさんですが、この時既に彼は例の樹を切って光の戦士に弾劾され、ガイさんとは埋めようのない溝ができていて、魔人化もしていました。でも助けに来た。自由意志を奪い、争いも闇も曇りも無い平和な世界を作るというサイキに「そんな世界はつまらない」と言ったジャグラーさん。そして捕らわれたガイさんを助けようとする。爆弾を仕掛けられ、ガイさんにも「俺に構わず逃げろ」と言われたのに彼は逃げなかった。ただただガイさんを助けようとした。その叫びはひたすらに苦しかったです。

ジャグラーさんにとってガイさんは自身の闇と嫉妬の根源である筈なのに、自らの死を厭わずに助けた。何故だろう。そう考えた時に、ああこれも愛なんだなと思った。本人は気づいても知ってもいなかっただろうけど。愛憎って言葉もあるように、嫉妬や憎悪というのはその相手に執着する事。それはその人の事を常に考えている事になる。それって立派に愛なんじゃないのか。もしそれに気付いていたら、オーブ本編みたいな事は起きなかったのかなぁとか見てないのに思ったりもします。

オーブ最終回。これも辛かった。ガイさんと見た色んな景色──思い出はいつか消えてなくなると言ったけど、この時既にガイさんとの縁はとてもとても長いものの筈なのに彼は未だにそれを覚えている。きっと鮮明に。心が輝いていた記憶。しかしそんな輝きなんて続く訳がなくて、いつかは消え去る。この時のジャグラーさんがまさにそうで、だから光も何も無い闇の方が永遠なんだと。闇は無くならない。心の孔は埋まらない。闇には抗えないと涙したジャグラーさんの悲しさが、絶望が、私には痛いほど分かりました。同じ事を幾度となく考えたから。

この時ガイさんに永遠なのは愛だと言われます。またそうやって愛とか正義とか宣って···と思うが、その後ナオミさんを助けてしまった自分を見て、それが自分の中にも存在していたものだったとようやく気付く。認めざるを得なくなる。ナターシャちゃんを助けた時は何が何だか分からなくて逃げてしまったけど、ガイさんにそれが愛だと今度は気付かされた。ようやく、ようやく認める事ができたのかなとやっぱり泣きました。あそこの殴って抱き締めるのは反則ですよね。ガイさんの愛が、ようやくジャグラーさんに届いたんだと思うと、泣かずにはいられませんよ。

正直いうと、私にも「愛」というものが分かりません。愛するという感覚が、いまいち分かりません。相方さんはいるけど、彼を愛しているかと言われると微妙です。別にラブラブイチャイチャする感じはないし、好きだけど、愛しているかってなるとよく分からない。親に対しても同じで、愛している訳でもなければ、愛されている感覚もない。世間一般から見たら愛されてる区分には入っていると思うので、そうなんだろうなという認識はあります。でも具体的にどういう行動が愛なのか、どういう感情が愛なのかはやっぱり未だに分かりません。

そんな奴が愛を語るのかよというのはごもっともなご意見です。そうなのです。だからこそ、こういったドラマやらアニメやらを見て客観的に愛を知るのです。自分には無い感情だからこそ。自分に対しての感情は薄いのに、周りからの感情には敏感に反応する。これもHSPに言えそうです。

大切な人がいる。守りたいと思うものがある。亡くしたくない想いがある。それら全てが愛であって、素敵な事なんだという事を改めて実感しました。人に対してだけでなく、ペットや物や作品やキャラクターでも。だから大好きな作品があって、最推しがいて、大切な物があるなら、それは貴方の愛です。恋愛とは違うので、惜しげも無く存分に愛でてください。それがきっと心の孔を埋めて闇を照らしてくれます。

もし、彼氏や彼女が推しに夢中になっていても、寛容な気持ちでいましょう。大丈夫です。嫉妬するのもまた愛です。推しを愛するパートナーを愛してあげましょう。ちなみにうちは相方さんもヘビクラさん大好きなので、寧ろ推せと言われますw

愛というものは必ずしも幸せで暖かい感情ではなくて、暗く冷たい、憎しみや嫉妬に満ちた闇のような想いも、実は愛に繋がっているんだと、新たに気づかせてくれたのがジャグラーさんでした。私に新しい愛の感情を教えてくれてありがとうございます。これでまた一つ私は愛を知れました。これからも貴方を尊敬し憧れていく所存です。ジャグラーさんの未来に、幸多からんことを。

そして、そんなジャグラーさんを生み出して素敵無敵に演出してくださったスタッフの方々、演じてくださった青柳尊哉さんに最大級の感謝を。皆さんのお陰で、このどん底だった2020年を、暗闇に輝く星空のようにキラキラして澄んだ気持ちで過ごせました。本当にありがとうございます。

さて。これを書いているのは2020年最後の日の筈ですが···皆さんはもう来年の予定は立てましたか?「大きくても小さくてもいいから夢を持って生きろ」というのは昔働いていたバイト先である先輩が辞める時にスピーチで言った言葉ですが···いつまで経っても忘れられません。是非とも共有したいので置いておきます。

ちなみに、私の来年の夢は、神棚を作ることです。ええ勿論ジャグラーさんのです。今まできちんと飾る為の棚を作った事がなかったので、ちょっとお金かけて作ってみるかなと。グッズもたくさん買ったし。それほど好きになった人なので。いつまでも記憶に残したい。

私の愛はいつまで保つか分かりません。いつのまにか薄れて忘れてしまうかもしれない。ジャグラーさんが言うように。でも私は思い出す。きっと何度も。その度に懐かしくて胸が熱くなる。そんな簡単に思い出は消えない。きっかけさえあれば記憶は甦る。それもきっと一つの愛なのだろうなぁと思いながら、2020年を締めようと思います。



それでは皆様、よいお年を。

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