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みなみじゅうじ座

のんびりまったりと、擬人化するにあたって参考にしたものを自分のためにもまとめることにしてみました。

あくまで個人的解釈の一環/いくつかの説をもとにしているものですし、人によっては何でそうなる??というのもあるかもしれません。
それでも、少しでも星座や宇宙を見上げるきっかけになれたなら幸いです!

今回はみなみじゅうじ座について載せていきます!

「あたしはみなみじゅうじ座のクルックス!1番小さな星座だよ!」
「迷子になったらあたしを思い出して!大丈夫、こう見えてね、たっくさんの船導いたんだよ!」
「……って、ねえ見えてる!?ここに居るんだってば〜!!」

みなみじゅうじ座のクルックスCS


【みなみじゅうじ座とは】
新しい星座のため、特に神話のない星座です。
88星座の中で最も小さい星座ではありますが、わかりやすい形、その美しさから見つけやすい星座と言えるかもしれません。

かつてはケンタウルス座の一部とされていましたが、歳差運動(※)によりヨーロッパからの観測ができなくなり、一時期見失われていました。
しかし、大航海時代に南半球にて再度見つけられたという経緯があります。

南天には南極星と言える星がありません。
そのため、この星座を南極の位置を推定する為に用いることもありました。

※歳差運動……傾いている地球の自転軸が太陽や月、惑星の引力によって、指し示す方向がずれていく運動


【個人的解釈の要素について】
🌟名前
「Crux(クルックス)」はみなみじゅうじ座α星、γ星などに共通して使用されている言葉で、十字架を意味します。

🌟カラーリング/デザイン
Jewel Box(宝石箱)とも称されるほど綺麗な散開星団「NGC 4755」。
赤の星を囲む青白い星々の空間です。
そのまま赤目…とも思いましたが、オレンジに近いと感じたので洋服に取り入れました。
目色は、赤い星を分割するという意味合いで金色に整えました。

また、みなみじゅうじ座はコールサックという暗黒星雲も含んでいます。
存在によって背後の星が隠されている一方、隙間から覗く光もあります。
そのため、全体的に黒をベースに、それでいて他の色が惹き立つようなデザインを目指しました。肩周りの黒ダイヤ模様などはコールサックをモチーフにしています。

🌟そのほか要素
・88星座の中で1番小さな星座
→背丈をちんまりとしつつ、それでいてどこか存在感はしっかりとある。
本人自体はよくいる普通の子にしつつ、1度見たら忘れないようなデザインを目指しました。

・見失われたことがあるものの、様々な国旗や皇帝のサインに採用されるほど大事にされ、存在を確立した星座
→背丈は小さくとも気づかれるだけの何かがある。忘れられたらどうしよう!?という不安感がない。前向き思考。

・りゅうこつ座とほ座が作る十字架の方が目立つため、そちらと間違われることもある
→「ほ」座とカラーリングやデザイン、性格が対になるように。それでいて導く星座や上記の安心感ゆえ、変な対抗心などはない。

・航海の際、南を示す星座として使用されていた頃がある
→ 居住区がまつる海王星は海の神の名を冠しているため、水にちなんだ区画に。


「クルックス・パーセク」という天体擬人化を始める際、みなみじゅうじ座に惹かれたのは、様々な経緯がありつつも未だ天上で輝く十字架に惹かれたからでした。
日本からは沖縄県の地平線ギリギリのところでようやく観測できるような星座。この目に留めることは、ご縁を作りにいかないと難しいかもしれません。
そんな星座も、南半球ではとても大事にされている存在です。
どうか、貴方がここから先も輝き続けますように。

ここまでお読みくださりありがとうございました!
また次の記事でお会いできたら嬉しいです。

【参考文献】
柳谷杞一郎 星の辞典 雷鳥社 2016
ネイチャーガイド・シリーズ 恒星と惑星 化学同人 2014
国立天文台 「質問10-7 歳差ってなに?」3/19/2024  
https://www.nao.ac.jp/faq/a1007.html

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