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アヘアヘキングダム1st Season Story 9

<Jyunji’s Case ―― 純次の場合>
おっ!そこのお嬢さん。随分とご機嫌だねぇ。何か良いことあったんだね。ちょっとおじさんに教えてくれないかな。え、オーディションに合格!?それはまためでたい!後でお赤飯たかないとね!ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ。じゃ、合格祝いに、おじさんと一緒にホテルでも行(ry

<Yudako’s Case ―― ユダ子の場合>
フフ。あなた、良いことあったんでしょ。分かるわよ。顔に書いてあるもの。あなた、今の道を進みなさい。未来は明るいわ。ただ、もう一押しあれば完璧なのよね…(チラッ。え?気になるの?フフフ。だったらこれよ。幸運を呼ぶ木彫りの熊!通常、二十万円のところ、大奉仕価格の八万円でご提k…え、買うの!?あなた、本気で言ってるの!?い、いや、そりゃ売ってはいるけど…そんな即答で「買います!」って言われたの、5年ぶりくらいよ(汗)。ちょ、ちょっと待って…あっ、契約書置いてきちゃった…ま、また来るわ!!

<Yuimi’s Case ―― ユィミの場合>
kt――ヽ(*´∀`*)ノ♪ ――!やったやったっ!何か、ちょっと変な人に絡まれちゃったけど、全然気になりませんよ!わーいわーい。合格だあ。全世界のみんな、ありがとう!ユィミ、感謝の気持ちで胸が張り裂けそうです(๑꒪ټ꒪๑)

って、はしゃぐのはこのくらいにしよかww別にソロデビューが決まったわけじゃないし。あくまでも、サポートメンバーだもんね。それでも、レコーディングとか、ライブツアーとか、何だかワクワクする。うっし。もっと練習しよ。

いやぁ~、内心dkdkしてたわ。だって、ニャムサンが合格して、あたしは(´;ω;`)なんてことになったら…って、そりゃ考えちゃうって。さて、みんなに報告しないと。またネーソー、腹踊りしてくれるかなww でも、アインちゃん恥ずかしがってたしなあ。ここは普通にお祝いしてもらうとしましょう。

そう言えばアインちゃん、あのコト話したのかしら・・・

<Neesou’s Case ―― ネーソーの場合>
いやぁ~、そりゃあ嬉しいって。何だかんだ言って、頑張ってたもん。ゆたさんには止められたけど、またお腹出しちゃったテヘペロ☆ ま、わが妹の冷たい視線たらなかったですが…

しかも「話がある。後で部屋行くから」って、超真顔だし。そんなに兄の腹踊りが気に食わなかったのかい?俺っち、7つ下の妹に説教を食らうってのかい?って、噂をすればノック音。はいはい、今開けますよーっと。

さっきはすまんかった。反省してます。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんくさい。あーらヨイヨイ(´◉◞⊖◟◉`)

ごめんて(´・ω・`) 素直に喜びを表現したら、ああいうことになっちゃうんだよ。次からはリンボーダンスにするかr……え、その話じゃないの?

どうやら、シリアスモードみたいですね。いいでしょう。聞きましょう。さあ妹よ、何でも話したまえ!

<Nyamusan’s Case ―― ニャムサンの場合>
あれからずーっと考えてるけど、結論は出ない。出るわけがない(´・ω・`) ただ、返事はしばらく待ってもらえるみたいだから…ひとまず忘れよう。
今夜は、ユィたんの合格を、自分のことのように噛みしめるのだ(*´∇`*) 

あ、誰かきた。ユィたんかな??

お、アインちゃん♪ ……どーしたの?え、今夜?うん、私のところで寝るのは全然いいけど…。どうかした?(´・ω・`)

アインちゃんが泣いている姿、初めて見た…何があったんだろ…


<Tokiyu’s Case ―― トキユの場合>
ネーソーさんを近づけないが為のキノコだったとは。ただそれが目的で、アパートの一室を借りているとは。思いがけず協力者になってしまったわけだが…私が一番口が堅そうだからというのは、間違ってはいないが…

私の父もそうだったが、やはり男親というのは、愛情表現が不器用になるのかも知れないな。アインちゃんのことも、今度聞いてみるか。

<Ain’s Case ―― アインの場合>
嫌な夢をみた。いや、現実だったのかな。
とりあえず、今日学校が休みで良かった。

アインちゃんへ。
おはよう。大丈夫??おぬこ、ちょっと心配です(´・ω・`)
簡単な朝ごはんだけど、良かったら食べてね。
                         おぬこ

テーブルに、ニャムサンのメモ。美味しそう。ありがたい。
でも、食欲がわかない。

家族をもう一度1つにするなんて、僕には、到底無理だったのかもしれない。

他に方法が思いつかないよ。
こうするしか、ないみたいだ。


お兄ちゃん、ゴメン。


<Fiimo’s Case ―― フィーモの場合>
もしもし、ネーソー!?大変だよ!今、アインちゃんが、階段から落っこちて…違うよ!アインちゃんが、階段から落ちたの!!いや、今はユィミが見てるけど…意識がないんだ!うん、救急車は呼んだ。バイト抜けれる?分かった。どこの病院か分かったらまた電話するから!

<Neesou’s Case ―― ネーソーの場合>
じゃ、ちょっと行ってきます!ホントにすみません!戻れそうならまた連絡するんで!はい!行ってきます!

……あのバカタレ!!!!!!

【STORY 10 Preview ―― 次回予告】  
ミサキ先生 / 母と息子
宣告 / ダレ デスカ
(✧≖‿ゝ≖) coming soon 
※内容は、モデルこそいますが、あくまでフィクションです。
※筆者取材のため、soonでない可能性があります。ご了承ください。

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