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アヘアヘキングダム2ndSeason Story 28
<Munetaro’s Case ―― ムネたろうの場合>
私は今、恐山にいる。
ここに来るのは…以前お付き合いしていた女性に振られた後、1週間山籠りしたのが最後だから、10年振りになるのか。
「はい、メスです」
…今でも、信じたくない。
「はい、メスです」
誰か、嘘だと言ってくれ。
「メスです」 「メスです」 「メスです」 「メスです」 「メスだっつってんだろ(´めωめ`)」 「メスです」 「メスです」
やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
メスって言っても、病院で手術する用のメスじゃないよね。
ヒッヒッヒッヒッヒッヒッ。
あなた…誰ですか…
…まあいい。とりあえず、ここなら十分頭を冷やせそうだ…
<✉Mail from Nyamsan to Rakia ニャムサンからラキアへのメール>
Sub: ニャ~(☆ФωФ)
ラキアたん、この前はありがとね!
とっても楽しかったです(*´∇`*)
ショショちゃんも、首輪気に入ってくれたみたい(しょ´―`*)ゴロゴロw
あ、それで、アへビルの件聞いた?
私は、申し込んでみようと思ってる(`・ω・´)
噂だと、結構倍率高いみたいだけど…
ラキアたんはどうする?
もちろん、決めるのはラキアたん自身だろうけど、
おぬこは、またラキアたんや皆と一緒に暮らせたら
楽しいだろうな~って勝手に思ってます(*´∇`*)ww
<Rakia’s Case ―― ラキアの場合>
そうか…
よし、決めた(。・ω・。)
<Mariko’s Case ―― 毬固の場合>
毬固ちゃんへ。今夜19時、社の方に来て下さい。大事なお話があります。
たちばなさんからの、めーる…!!!!
ふつう、ふごうかくのひとをよばないよね??
よばない。よばないよ!!!!!!
だいじなおはなし…
う……
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
<Tokiyu’s Case ―― トキユの場合>
ふむ…確かに君の言い分も分かる。わっちは全員知っている人だが、当然君は初めてだからね。でも、案ずることはない。基本的には、心根の優しい人ばかりだよ。
どうした?…「基本的には」っていうわっちの言い方がひっかかったのかい?そうだね…わっちはもう慣れてしまったけど、君からしたら最初は戸惑うこともあるかもしれないね。いいだろう。共同生活するのであれば、リスク・マネージメントは必須だからね。ただ、これは欠点というより個性。君には何とか受け入れてほしいと思っているよ。
まず、喜ばしいことがあった際、腹部に顔を描いて、それを前後左右に動かしながら乱舞する男性が若干1名いる。…そんな顔しなくてもいいだろう。ごくまれに起こる現象だし、見て見ぬふりをしておけばいいよ。
あとは、冬でも上半身裸の人もいるね。…いや、妻よ…「キャー」と叫ぶ前に、話を聞いてくれ。決して変態属性というわけではない。彼にとってはそれが日常なんだ。ほら、大昔の人類は、皆裸だったじゃないか。現代人の中に1人、古代人がいると思ってやりすごせばいい。じきに慣れるから。
そして…これが最も強敵だと思うが…世間一般に「ヨーグルト」と呼ばれている食物と、似て非なるものを摂取するように促してくる人物がいる。これには細心の注意を払わなければならない。まず、目を合わさないことだ。うるんだ瞳でロックオンされたら最後。この世に生きとし生ける者は全て、その白い物体からは逃れられない。その後は、涙をこらえながら、彼の心を傷つけないような、当たり障りのない感想を述べることになるのだよ…
!? 妻よ、震えているのか…気持ちは分かる。ただ、この世で生きていく以上、わっちらには越えなければならない障壁というものが存在(ry
~Twenty Minutes Later 20分後~
(と´・ω・) …泣きやんだかい?
心配いらないよ。何かあったら、わっちが君を守る。
だからアへビル入居、申し込んでいいね。
<Dialog Neesou and Ain ―― ネーソーとアインの会話>
ネ: なあ。
ア: ん?
ネ: お前、いいのか。
ア: …何が?
ネ: おふくろのこと。
ア: …うん。
ネ: ふーん。
ア: そっちこそ、いいの?
ネ: あ?何がだよ。
ア: …寂しいくせにw
ネ: やかまし。
ア: ……
ネ: ……
ア: ……
ネ:しゃーねーだろ。前も言ったけど、俺っちは俺っちだし、お前はお前。
ア: ……
ネ: んで、おふくろはおふくろだ。
ア: …そだね。
ネ: …あ、んでよ、お前どーすんだ。
ア: ん?
ネ: アへビル。
ア: ……わかんない。
ネ: そか。
ア: お兄ちゃんは?
ネ: おう…まあ申し込んだは申し込んだんだけどさ…よくよく考えたらな、親父とおふくろが出ていくだろ。んで、俺っちとお前がアへビルに引っ越したら…この家どーなんだ?
ア: …だよね。僕もそれは思ってた。
ネ: でもお前、またみんなと暮らしてーんだろ。
ア: …いや、僕は……
ネ: 正直に言えよ。
ア: …うん。出来れば。
ネ: だったら申し込みゃいいじゃねーか。
ア: …だって、お兄ちゃんは絶対アへビルに住みたいだろうし…そしたらこの家、住む人いなくなっちゃうし…(´・ω・`)
ネ: お前はさ、昔っからそうだけどよ、周りのことを考えすぎなんだよ。
ア: ……
ネ: いいか。いくら俺っちのことを考えてってことでもよ、それがお前にとって望まないことだったり、負担になってるんだとしたら、俺っちはちっとも嬉しかねーぞ。
ア: ……
ネ: たまには、自分のやりたいようにしてみろって。
ア: …うん。分かった。申し込む。
ネ: うっし。まあ抽選だから、まだ分かんねーけどな。とりあえずお前は、好きに動け。家のことは、ちとオヤジに相談してみるわ。
<Dialog Mariko and tachibana in the President Room ―― 毬固と
タチバナの会話 社長室にて>
タ: どうぞ。
毬: し、しつれいつかまつります!!!! …(ドカッ)アッ!!!! 凹○ コテッ
タ: ちょ…(苦笑) 大丈夫?
毬: (シュタッ) だ、だいじょぶでっす!!!(`・ω・´ゞ
タ: …ま、座って。
毬: はい!!!!!!
タ: 毬固ちゃん…もう分かってると思うけど、今日君を呼びだしたのは…
<Fiimo’s Case ―― フィーモの場合>
ホント、クビになっておかしくなかった。
あのまま、味覚が戻らなかったら…って考えると、ゾッとする。
ニャムサンとアインちゃんのおかげ。
心から、感謝だね( ^∀^ )
アパート時代も、そうだった。
困っていたら、お互いがお互いを助け合う。
損得勘定なんてない。だって仲間だから。
アヘアへ王国のみんなの、こういうところが僕は好きなんだ。
やっぱり僕は、また皆と暮らしたい!
<Mariko’s Case ―― 毬固の場合>
やったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
<Yuimi’s Case ―― ユィミの場合>
タチバナさんから、メールで呼び出された。
お話があります。今夜19:30に、社の方に来てください。
受付に名前を告げてもらえれば、僕の部屋に通すようにしてあります。
オーディションの結果以外、ないよね。
ふぅ…
あ、毬固ちゃん…
アへビルのテナント・入居者募集に、多数のお申し込みありがとうございました。
厳正なる抽選を行い、結果は11月5日(月)までに郵送致します。
株式会社グヘヘ建設 田中
<STORY 29 preview ―― 次回予告>
純然たる完全確率方式 / 続々と
大勘違い2012 / なんでやねん・ザ・主人公
(✧≖‿ゝ≖) coming soon
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。
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