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アヘアヘキングダム1st Season Story 4

<Neesou’s Case ―― ネーソーの場合>
はい来た!ようやく俺っちの出番。たっくよー、前々回と前回、ほとんど出てねえし。俺っち、主人公よ?ホントはネーソー1人でもいいくらいよ?タイトルも「ネーソーと、まあまあ愉快な仲間たち」に変えてさ。ニャハハハハハハハハハハハハ。はいすみません調子に乗りました。

昨夜のゆたさんとの会話が頭をよぎる。「人の紹介。それ以上は言えない。ゴメン!」の一点張りだったけど。わざわざ「ハノアメ」なんてご丁寧に偽名まで使ってきやがって…もしあいつが、俺っちを連れ戻しに来たんだとしたら、お袋の差し金のはず。てことは、うちのお袋とゆたさんが知り合いってこと?そんなはずはないよな。ま、どちらにしても、関係ねえや。俺っちは帰らない。

それにしても、あいつの絵。ゆたさんには、「妹だって確信したから気絶したんでしょ」ってピタリと当てられたけど、皆の言うこともあながち間違っちゃいない。あんなの見せられたら…。とんでもない才能。どー考えても、俺っちより遥かに上。あの頃から分かってた。それまで俺っちに向けられていたおやじの目も、いつの間にか…ま、当然ちゃ当然か。

いけね。バイト遅れちまうわ。はいはい、いってきまーすって、誰も見送っちゃくれませんけどね(´◉◞⊖◟◉`)

ん?何だあのギターを背負ったイケメン君は!?ネーソーレーダー、ビンビン来ちゃってるぞーって、そんな場合じゃねえっての。マジで遅刻する。
急げ急げ!

<Kussan’s Case ―― クッサンの場合>
たぶんここだよな。アヘアへ…王国?ずいぶん変わったアパート名だけど…!?あれ、もしかして…あ!ちょっと待って!…行っちゃったよ(涙)。今の多分、ネーソーだ。タイミング悪かったなあ。どーしよ。ここで待ってるのもなぁ。また来るかなぁ。

うわ。何だか綺麗な女の人が話しかけてきたぞ。あ、あの、このアパートに、昔の友人がいると聞いて、訪ねてきたんです。ネーソーって奴なんですけど、知ってます…??

<Yuimi’s Case ―― ユィミの場合>
グヘヘ。グヘヘ。も一つおまけにグヘヘのへ。いやー久々にときめいちゃったわ。ネーソー、ずいぶんとイケメンな友だちをお持ちで。今度ネーソーの友だち、紹介してもらおかな。あ、でもコンパとか苦手なんだよなあ。「俺って、面白いしイケメンでしょ?」ってオーラを感じると鳥肌が立つシステムになってるユィミなのです(๑꒪ټ꒪๑)

その点、クッサンくんだっけ?いいわあ。さわやかで謙虚で。 お!ニャムサンおかえりー♪ちょうどいいところに!あんねあんね、この人、ネーソーの幼なじみで…って、あり??行っちゃったお(´・ω・`)

そっか。明日ニャムサン、オーディションだったわ。いつもだったら、とびっきりの笑顔で「ただいまにゃあ~~」って飛びついてくるのに。やっぱり相当緊張してるんだな(´・ω・`)だいじょぶかな。うまくいくといいけど。

って、あたしも明後日じゃん(´Д`)

<Ain’s Case ―― アインの場合>
いやあ、まさか、ここでクッサンに会うとは。お兄ちゃんが出て行った後も、しばらく遊んでくれたもんね。色々思い出す。絵を褒めてくれたこと。上級生にいじめられそうになった時、かばってくれたのもクッサンだった。僕にとって、2人目のお兄ちゃんだった。


クッサンになら、頼めるかもしれない。

<Jyunji’s Case ―― 純次の場合>
おっ!何だ君。ずいぶんイケメンだね~。僕を100点としたら、98点くらいはあるかな。ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ。ところで、君が抱えてるのは三味線かな?えっ!ギター!また物騒なものを持ち歩いてるんだねえ。どうだい、おじさんが50円で引き取(ry

<Yudako’s Case ―― ユダ子の場合>
ねえ、そこの坊や。私の話を聞いていきなさい。坊や、10年後には、武道館の舞台に立つギタリストになってるわ。私には見える。どうしてって?この水晶を使えば全て分かるの。坊やも1ついかが?通常30万円のところを、今回特別価格の15万円でご提(ry

<Fiimo’s Case ―― フィーモの場合>
そこのカッコイイお兄さん!僕の作ったヨーグルト、食べてくれないかな?その名も「ヨーグルト・デ・ジャポネーゼ」!やっぱ僕らは日本人。和食とヨーグルトのコラボってたまらないでしょ。入ってるのはね、まず、のりのつくだ煮。そしてなめたけ。梅干し。たくわん。あと隠し味でアジの干物!もう香りがたまらないでしょ?ほら、早く食べて食べて!どう?どう?おいしい!?良かったーヽ(*´∀`*)ノ

<Kussan’s Case 2 ―― クッサンの場合 その2>
何だこのアパートわあああああああああああああああああああああああああああああああああ(涙) 

<Dialog Tokiyu and Rakia ―― トキユとラキアの会話>
ト:そう言えば、さっきネーソーさん、アインちゃんと話してましたね。どういう風の吹き回しでしょうか。
ラ:うん。どうやら、あの幼なじみ君が間に入ってくれたみたい。
ト:なるほど。どちらにしても、友好的なのは歓迎ですね。
ラ:だね。そりゃ兄妹だもんね。
ト:ところで、今日ニャムサンとはお話ししましたか。
ラ:いや、してないよ。
ト:…そうですか。
ラ:どうかした?
ト:明日オーディションでしたよね。ちょっと気になったもので。
ラ:うん。でも、今さら僕たちがあーだこーだ言っても、余計緊張させちゃうだけだからね。見守るしかないよ。
ト:まあ、そうですね。上手くいくことを祈りましょう。
ラ:(誰か、僕の心配もちょっとはしてー(´;ω;`))

✉Mail from Rakia  ―― ラキアからのメール
To:ニャムサン
Sub:(*^_^*)
ニャムサンはニャムサンだよ。自分らしく、笑顔を忘れずに。
頑張れニャムサン!

<Munetaro’s Case ―― ムネたろうの場合>
トクニ イウコトネエ…(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)

【STORY 5 Preview ―― 次回予告】
本当の理由 / ラキアの涙
神よ、我に祝福を…!/ かなり不自然な宣伝
(✧≖‿ゝ≖) coming soon
※モデルこそいますが、あくまでフィクションです。笑って許して。
※筆者ネタ切r取材のため、soonでない可能性があります。無理なものは無理だって何度言えば分かrご了承ください。

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