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アヘアヘキングダム1st Season Story 2
<Fiimo’s Case ―― フィーモの場合>
ヨーグルト。ああ、こんなに素敵なカタカナ5文字が他にあるだろうか( ´⊙艸⊙`) ヨーグルトを食べていると、自然と笑顔になれるよね♪腹も立たない。世界がヨーグルトにまみれたら、悲しい戦争だって起こらないはず!ああ…学校の蛇口から飲むヨーグルトが出てこないかなあ。海がヨーグルトにならないかなあ。その名も太平洋グルト。インド洋グルト。なんちて。エへへ☆
よし、出来た。新作、「ミートソース・ヨーグルト!」 ああ、赤と白のコラボレイション、美しい・・・。あ、これミートソースを中央に盛ったら、日本国旗っぽくていいかも。料理って、味も大切だけど、まずはヴィジュアルだよね♪ いかに「食べたいっ」って皆に思わせられるかが重要だと、フィーモは思うのであります!…って、僕は誰に話しかけてるんだろw
誰に食べてもらおう?って考えてたら、ちょうどトキユがCD返しに来た!トキユー♪ほら見て!僕の新作だよっ……
トキユ、喜んでくれたみたいで良かった(^∀^)v「非常に独創的だね。こんなヨーグルト、食べたことないよ」だなんて、僕ちょっと照れちゃうよw
<Tokiyu’s Case ―― トキユの場合>
えらい目にあった。あんなに輝いた瞳で見つめられたら、拒否することは容易ではない。私の涙目が悟られていないことを祈ろう。
ただ、目が輝いているのはフィーモだけではない。ニャムサンやラキア、彼らが自分の夢を語っている時も同じだ。真っすぐ、前だけを見ている。素晴らしい、そう思う反面、羨望はしない。生き方は自由。私にとって、音楽は趣味。でなければ面白くない。
ユィミさんはどうなのだろう。ちょうど皆と私の中間くらいだろうか。歌は技術も大切だけど、声だけは天性のもの。いつか彼女がプロになって、私が作った曲を歌ってくれたら、こんなに嬉しいことは…あれ?やはり、羨望しているのだろうか…。
考えすぎた。散歩にでも行こう(ノ)・ω・(ヾ) って、噂をすればユィミさんじゃないですk・・・隣にいる子、誰ですか?
<Yuimi’s Case ―― ユィミの場合>
今日ネーソーはバイトで朝帰りって言ってたから、いきなり連れて来ちゃったけど、大丈夫かなあ(´Д`) とりあえず、トキユさんには笑顔でごまかしたけど…もう1度打ち合わせしないと。
えっと、取り敢えず名前は…「ハノアメちゃん」ね。で、あたしの親戚で、家が火事になっちゃって、近くに頼るところがなくて、それでアイn…あー違う違う、「ハノアメちゃん」は学校に通わなければならないから、夏休みまでの2カ月だけ、あたしのところへ居候することになった、と。
・・・・・・だ、だいじょぶか!?これ、あたしかまないか!?かむだろ絶対。dkdk。
オーディションが近いのに、こんなことしている場合なのだろうか…って、そいやニャムサンも来週だったなあ。取り敢えず、同じおにゃのこってことで、まずはニャムサンに紹介してみよ。うん、そしよ。
<Nyamusan’s Case ―― ニャムサンの場合>
昨日は帰ってきてビックリしたなあ。いきなりかわいい女子高生に抱きつかれたら、そりゃ驚くよねw でも悪い気はしないっ♪ハノアメちゃん、かわいいなあ。あんなキュートな姪っ子がいるなんて、うらやましいぞ、ユィたん。1日おきに私のところにも泊らせてくれるように頼んでみようかな☆
ハノアメちゃんはすごく人懐っこい性格のようで、まだ1日なのにもう馴染んでるもんなぁ。まあ、ここの住人は優しいからね。かわいい女子高生が困ってるって言うんだから、そりゃ歓迎するよね。ただ1人を除いては・・・
ネーソーのあの態度はないよ!私はハノアメちゃんを応援するっ(´・ω`・)
<Neesou’s Case ―― ネーソーの場合>
俺っちが家出したのは8年前。
そん時、あいつは小学2年生。
顔や声は変わってて当然。
ゆたさんのたどたどしい態度。
雰囲気。何より、あの笑顔。
確かめたいことがある。
…勘違いだったら、どーしよ。
<Rakia’s Case ―― ラキアの場合>
一体どうしたんだろう。いつもはグイグイいくネーソーが、ハノアメちゃんに対してだけは冷たい。というか、そっけない。その割にチラチラ見てるし。と思ったら、いきなり「俺っちとお絵かき対決しろい!負けたら出てけ!」って…。マジでいみふ。そりゃニャムサンも怒るよ^^;
ハノアメちゃんも、そんな勝負を引き受けなくていいのになあ。ユィミに聞いても、苦笑いするばかりだし。状況がイマイチつかめないまま、勝負が始まってしまった。いや、てか、自分、それどころじゃないんだけど……
でも、誰に相談できることでもないからな。相談したところで、心の奥で答えは出てる。背中を押してもらいたいだけなんだ。 ラキア、男だろ。男なら、やるしかない。そしてやるなら、今しかない。
ネーソー、さっきからハノアメちゃんの絵をチラチラ見てる。自分の絵に集中すればいいのに。あれ、何かネーソーの顔色が、おいおい、ネーソーどうした!!泡吹いてるーーー!!って、ええええええええええええええ
<Ain’s Case ―― アインの場合>
思わず「お兄ちゃん!」って叫んでしまった。あんなに声の揃った「えええええええええええええ」は聞いたことがない。
<Munetaro’s Case ―― ムネたろうの場合>
ゆきぐ~に ま~いたけえええええええええええええ(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)
【STORY 3 Preview ―― 次回予告】
交われないふたり / ダンディーでごめんなさいね
絶叫ニャムサン / キノコネタでどこまで引っ張る気だ
(✧≖‿ゝ≖) coming soon
※モデルこそいますが、あくまでフィクションです。笑って許して。
※筆者ネタ切r取材のため、soonでない可能性があります。こっちだって必死に考えtご了承下さい。
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