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扁桃炎で入院しそうになった話

いやー危なかった。

元々、のどから風邪を引きやすくて
今回も免疫が下がって扁桃腺が腫れたんだろうな
くらいにしか思ってなかったのですが、

4~5日経っても治らず片側だけやたら痛くて
鏡で扁桃腺を見ると
白い膿が両側に溜まっていました。

この時点で耳鼻咽喉科に行って
抗生剤をもらうなりするべきだったのですが、
定期通院している心療内科で
カロナール(胃が荒れにくい鎮痛剤)と
トラネキサム酸(喉の炎症を抑える)
をもらえたので、それで様子をみていました。


扁桃炎7日目

すると炎症から7日目の朝、
より痛い方が顎下まで腫れて痛くなり
水を飲むのも痛くて。

これ腫れ続けたら口も開かなくなって
呼吸も苦しくなると思うと
身の危険を感じました…

ちなみに、この前日くらいにはもう
やさしめのカロナールでは痛みが抑えられず
ロキソニンを飲まないと飲食できないくらい
扁桃腺が腫れていました。

口を開けるのも痛いくらい悪化したので
さすがに仕事を休んで耳鼻咽喉科へ行きました。


耳鼻咽喉科へ

耳鼻科は予約できないシステムで
休診期間前ということもあり混んでいて
2時間近く待ってようやく診察。

医者 「今日はどうされました?」

私 「一週間前くらいから喉が両側痛くて
ツバを飲み込むのも痛くなってしまって…」

と説明をして、口の中を見てもらったのですが

医者 「これは膿が溜まって周りも腫れていて、扁桃周囲膿瘍ですね。紹介状を書くので○○大学病院に明日行けますか?」

私 ‎‎「え…それは大丈夫ですけど…‎(困惑)」

医者 「膿が溜まっちゃっているので、入院になる可能性もあります。」

私 ‎( ꒪⌓꒪) (えっ…入院…そんなに酷いの…)

医者 「痛みによく効く坐薬も出しておくので、
ゼリーとかお粥とかを食べて薬飲んで頑張って、
紹介する病院へ行ってください。」

と入院フラグだけ伝えられ…
診察後のネブライザー(吸引するやつ)以外は
2時間も待った割に特に処置されることなく…

抗生物質と痛み止めのロキソニン + 坐薬など
色々出されて終わりました。

入院かもと言われて不安が募り
ネットで入院時の扁桃周囲膿瘍の治療法を
調べてしまいました。

今となっては、
人によって症状の程度や医者の方針も違うので
調べても全く意味がないと思えるのですが、

その時は不安なあまり、何をされるのか調べて
痛々しい処置をされた人の動画や投稿を見てしまい…
早めに耳鼻科に行かなかった後悔と
痛い処置への恐怖で泣けてきました…


大学病院へ

そして次の日、あまりに扁桃腺が痛すぎるので
予約日より前倒しで
紹介された大学病院へ行きました。

予約制度があっても、症状が悪化している時は
予約日まで待っていられないということで
問い合わせて聞いてみるもんですね。

紹介状なしの外来患者もいるので
よく考えたら予約なしで行っても
受け付けてはくれるはずですよね。

そして、朝から病院に向かおうとすると
不安から吐き気をもよおし
少し落ち着くまで30分待ち…
痛み止めの坐薬だけ入れて向かいました。

気持ち悪くなりながらも病院にたどり着き、
大学病院へ行くのは小学生以来で(記憶にない)
1時間くらいは待ちました。

待合室で看護師さんに
検温と酸素飽和度を測定され、
色々聞かれた後に

看護師 「入院の可能性もあると思います」

私 ‎( ꒪⌓꒪) (また言われた…)

まだ診察を受けていないのに
自分の番号が次になると、
痛い処置や入院が嫌すぎて
また気持ち悪くなって不安から涙目に。

そしてついに自分の番号が呼ばれ
腹をくくる気持ちで診察を受けました。

鼻にシュッと麻酔をされた後
内視鏡を入れられ写真を撮られながら
患部の何かを採取され…

医者「これは培養検査に出しておきますね。
扁桃腺は膿が両側に溜まっている状態です。
点滴を打つために入院の可能性も視野に入れておいた方がいいかと思います。」

私 ‎( ꒪⌓꒪) (また入院って言われた…)

医者「どういう治療をしていくかは、血液検査をしてみてから相談しましょう」

普段飲んでいる薬を
看護師さんに伝えたからなのか、
それとも元からなのか、
お医者さんはとても物腰柔らかく話してくれて

点滴で入院の可能性はあるけど
切開するとか痛々しいことは言われなかったので
不安だった気持ちが少し落ち着きました。

その後は、採血と点滴を入れられました。

記憶にある限り初めての点滴だったのですが、
血管が見えづらい体質なだけに
看護師さんにグリグリ入れられて痛かったです…
のちに雪だるま型の内出血ができました(白目)

検査結果は一時間後くらいとのことだったので、
お医者さんの許可をもらって
点滴スタンドをガラガラしながら
院内の食堂へお昼ご飯を食べに行きました。

ガラガラ押して院内を歩いていると
待合室なので周りの視線を集めてしまい…

私自身、こんなガラガラしながら歩くの
ドラマでしか見たことないし
横になりながら受けるものじゃないのか…
と思いつつガラガラ移動しましたね。

点滴は、入れている方と逆の手で押さないと
心臓より高い位置では点滴が逆流してしまうから
と看護師さんに言われて

管をクロスさせながら
周りの邪魔にならないように押してたんですが
以外と大変で

道幅がないと前に出して押さないといけないので
あちこちにぶつけていました笑

痛み止めが効いていたので
お昼は半分くらいは食べられて

大部屋じゃなくて有償ひとり部屋なら
入院してもいいかもしれないけどなぁ
とか思える程には落ち着いていました。


検査結果

そして、診察に再度呼ばれ
培養検査の結果ではウィルス感染です、と。
ただここまで腫れると細菌感染もしているだろう
とのことでした。

血液検査の結果をみると
予想通り白血球数や肝臓の値が悪くなっている
と言われました。

あと、炎症の値が悪化すると
正常値の20, 30倍以上の値が出る人もいるけれど
全然そこまでではなく一桁台で。

医者 「ご飯は食べられますか?」

私 「ゼリーとか食べて鎮痛剤を飲めば、食べられます!」

必死に "入院するほどではありません" アピール笑

その甲斐あってか、
入院せずに鎮痛剤と抗生剤の服薬で
様子をみることになりました。

医者 「もし悪化したら、予約日より前に
すぐ来てください。入院も検討します。」

私 ‎( ꒪⌓꒪) (緊急入院だけは…カタカタ)


診察後

点滴を外すことになり、
外した直後はなかなか血が止まらなかったですが
圧迫する包帯をキツめに巻かれ帰宅。

帰宅してからは
まだ坐薬が効いてるのかな?
と思っていたのですが
夜になっても痛みはほとんど無くなっていて。

あの点滴の生理食塩水になにか入ってたのかな
と思う程でした。

診療明細を見た限りは
何も入ってなさそうだったけど…


診察からその後

大学病院に行った翌日、
夕食で久々に一人前近くを食べられました。

ご飯が食べられるだけで
こんなに幸せだとは…!

しっかりご飯を食べて
体力をつけるように言われたので
モリモリ食べています!

ただ、微熱が続いてだるいのと
腫れが酷かった方がまだ、
そら豆みたいに腫れていて違和感があるので
安静にしています。

この腫れは引いてくれるのかな…
伸びちゃったのかな…
反対側はすっかり引いてるのに。


学んだこと

近所の町病院って
原因を特定する検査が出来ず、最低限の設備で
症状から判断して処方しているんだな
と大学病院に行って、より確信しました。

今回で言うと、
どんな感染症を起こしているのか
血液検査の数値は正常か

これを調べないと
有効な抗生剤は出せないし
入院が必要かどうかも分からない。

あと、全然別件でコロナが流行る前に
内科で「よく微熱だけ出てしまう」
と相談したことがあるのですが
どの医者も

医者A 「考えすぎじゃない?」
とか

一番ムカついたのが、
医者B 「それくらいなら正常範囲とも言えます」
とか言われて

自分が分からないことに関しては
すぐ匙を投げるのなんなんですかね。

ちなみにしばらく経ってから、
私は「心因性発熱」という症状を知って
心療内科に自力で行き着く訳ですが…

もっと早く知って対処できていたら
ダウンせずに済んだのかもしれないのに…

話が少し脱線しましたが、、
少なくとも私の近所の町病院では
余分な薬を出されている可能性もあるし、

インフルみたいに簡易検査できるもの以外は
原因を特定するのは難しいんだなと感じました。

かと言って毎回、大学病院で
菌の培養検査とかしていたら
医療費が高くてやっていられないし

そう簡単に診てもらえる訳では無いので
難しいところですよね。

ただ、喉の炎症に点滴がよく効くみたいだから
免疫が落ちて喉から風邪を引きやすい身としては
しんどいときは打ってもらいたいな…


とにかく再診の日まで薬飲んで
処方された薬でうがいをして
大人しくしていようと思います〜

最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

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