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校正・校閲・翻訳校閲

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校正・校閲・翻訳校閲についての情報、思っていること、書籍から得た知見などをまとめています。
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2023年11月の記事一覧

英語を「飾り」に使うデザイナーの方へお願い

 昨日はCalendarのスペルミスの話を書いた。  そこで、編プロにいたときを思い出した。  …

カレンダーに1枚1枚シールを貼った話

 20年ほど前、わたしは翻訳会社にいた。 業界で機械翻訳の話は聞超えてくるけれど、まだ会社…

自分が校正した本を買う

 「校正業界のよくないところ」として、X(旧ツイッター)上にこんなポストが上がっていた。 …

校正者にとって一番の勉強

 先日、他の校正者が校正したゲラを見る機会があった。ちなみに一切の守秘義務違反はなく、当…

JATでスピーカーを務めます

 本日は宣伝です。  JAT(日本翻訳者協会)セッションにてスピーカーを務めることとなりまし…

翻訳チェッカーには注意力が不可欠

 いつも言っているが、翻訳そのものと翻訳チェックは別の仕事である。翻訳者になるためのスタ…

出版(翻訳書)の翻訳チェックで思うこと~いちばん多い誤訳は?

 書籍の翻訳校閲をする場合、翻訳チェックと校閲にプロセスを分けている。以前こんな投稿もした ↓ のだが、今日はまた別の角度から書こう。  今日は、出版書の「翻訳チェック」について述べる。  チェックのプロセスや方法は、たぶんほかの翻訳チェッカーの方と似ている。英文を読んで意味をとり、日本語を読んで間違っていると思えば、辞書を引いたり、英文を構文分析したり、調べ物をしたりする。そして日本語を読み、やっぱりミスだとと思えばゲラに納品用のコメントを書いておく。  また、とくにロジ