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校正・校閲・翻訳校閲

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校正・校閲・翻訳校閲についての情報、思っていること、書籍から得た知見などをまとめています。
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2023年5月の記事一覧

個人がするミスその1 学習不足(日本語)

 昨日書いた「個人がするミスその1 学習不足(英語)」の続きである。まず、言葉の仕事に関…

個人がするミスその1 学習不足(英語)

 先日も書いたが、言葉の仕事に関して個人がするミスをわたしは5種類に分類している。   …

わたしの英語学習

受験生用参考書とNHK講座から わたしは翻訳校閲や英語教材の執筆・校閲をしているが、大学は…

出版社は「技術」にお金を払ってほしい

「正確な作業をミスなく」できる人はどれだけいるのか  先日、あるベストセラー翻訳者が怒っ…

言葉のケアレスミスをなくすには

個人がするミスは5種類  個人がするミスは、飯野謙次『仕事が速いのにミスをしない人は、何…

複数の「一次訳」者の訳文をまとめて「仕上げ訳」をする出版翻訳者へお願い

重要語、頻出語の表記が揺れている校正紙  出版翻訳者は日本語ライティングが上手い。出版で…

新聞の日付ミスに思う~現場をオンライン見学してみたい

一面題字の横の日付が違う  昨日、つまり5月19日に、ある地方紙で朝刊の日付ミスがあった。一面で「新聞名」の題字の横にあるサイズの大きい文字だ。本来5/19とすべき箇所が4/19になっていた。  締め切りが厳しい新聞の世界。誤植をゼロにするのはほんとうに困難だろう。想像してみるだけで、時間との戦いが勝負の現場だということがわかる。  胃がぎゅうっと縮むプレッシャーのなかで、記事の内容を一言一句確かめ(ファクトチェックをして)、誤字・脱字も拾うというのは相当に訓練した人であっ

飯野謙次『ミスしても評価が高い人は、何をしているのか?』~感想

失敗学とは  著者は「失敗学」の副会長である。「失敗学」とは何か、その定義から引用しよう…

広告コピーのミスに思う~「一文字ずつ指でたどって」読もう

オペラの車内広告キャッチコピー  このところ校閲界隈で、野外オペラの車内中吊り広告が話題…