20/02/04 日記

 長年Twitterでやり取りをしている人と、実際に会う。こんな機会も、だんだんと減っていくのだろう。リアルだろうが、ネットだろうが、友人は大事にしたい。

 とにかく展示が多い国立科学博物館に行った。サーモグラフィーで巨大な画面に体温を表示する展示があり、友人たちと「わー、眼鏡の部分は体温が表示されないからサングラスみたい! 『メン・イン・ブラック』みたいになる!」とゲラゲラ笑っていたら、そのあとに、若い男女が画面の前で手をつないで、「ほら、手がだんだん赤くなってきてるよ」と、実に青春めいた会話をしていた。どこで差がついたのか、慢心、環境の違い……。

 食事も、国立科学博物館内のレストランで。上野精養軒が関わっているので、なかなかおいしい。豚肉が厚めに切ってあるポークジンジャーが、隠れた名品。

 古着店でコンバースのスリッポンを購入。模様もさることながら、片方の靴底はブルーで、もう片方はオレンジなのもオシャレ。2,940円。

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 夜は阿佐ヶ谷の喫茶店「ギオン」のナポリタン。香ばしくて、東京で一番おいしい(と、自分は思っている)。グリーンサラダだけではなく、タマゴ(サンドイッチに挟んである、アレです)が添えてあるのが、また、いい。

 楽しい記憶のあとに書くことでもないけれど……。ここ数日、とてもメンタルがやられていた。というのは、あることが宙ぶらりんになっていて、それを解決しようと腹をくくり、話し合いに行ったところ、思ったよりもショックな事情があったことを知ったから。

 それを一つ一つ最初からつまびらかにして書いていけば、読み物としてそこそこおもしろいものにもなるだろうけれど、あえてそういうことをする気力がない。自分以外の人も、関わっているので。

 ただ、自分がとても悲しいと思ったのは、誰かが悪い、という単純な話ではなかったことだ。関わった人が、各々、ベストを尽くそうと思ったら、うまくいかなかった、というだけ。

 悪者はいなかった。だから、悲しくて、やりきれなかった。

 なぜか、「I Shall Be Released」が、頭の中でずっと流れていた。

Standing next to me in this lonely crowd
Is a man who swears he's not to blame
All day long I hear him shout so loud
Crying out that he was framed

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