20/03/25 日記

 歯科医に検診に行く。歯科衛生士さん(女性)が、胸を「ぎゅむっ!」という感じでこちらの頭に密着させ、押さえつけてから歯の掃除を始めるのだけれど、そうしないと怖がって逃げられると思われているのかしら。

 小洒落たお店で飲んでいたら、店員同士が「週末は不要不急の外出は控えるように、だって」「ええ……予約がキャンセルされるのかな……」と小声で話しているのが聞こえて、胸が痛くなった。

 「結婚相手を探すなんて不要不急ですよ」と、酒が入ったとき特有のつまらない話をしたら、「いや、めるりさんの年齢だとわりと急を要しますよ」と言われる。

 K-1や宝塚などはこんな状況でも興行を打ち、私腹を肥やしてけしからん、というような意見を見かけた。しかし、そうしないと興業で生計を立てる人たちは、会社が傾いて路頭に迷ってしまう(もちろん、それも水商売のリスクではあるのだろう)。

 感染を防ぐためのことをすると、いつもの業務ができない人たちがいて、そういう層に対する保障をどうするか、という話になっているはず。

 それにしても、東京五輪が延期になったから、東京都内の感染者数が増加したんだ! という論には疑問がある。もちろん、その可能性はあるので、全否定したいわけではない。

 ただ、ひとたびその手の陰謀論に押し込むと、実は何かそれ以外の要素が原因だった(たとえば、自粛ムード疲れや電車通勤の増加など)ときに、完全にそちらへの視点を無くしてしまうので、それはそれでよくないと考えるのだ。

 病院や医師会などに根回しして、感染者数の発表をコントロールできる力のある(と、なりますよね?)人たちが、「はい、五輪延期になったから即日で隠していた感染者を計算に入れますね〜」みたいなことをする可能性は低いように思われる(くどいようだが、ゼロではないけれど)。

 なんだか真面目な話になっちゃったな。

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