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ひとり暮らしレポート 途方に暮れる

なんだか最近はずっと喪失感に付き纏われている。具体的に何をなくしたとか、何が切ないだとか、はっきりとした出来事はなくて、ただなんとなく、夕暮れをぼーっと眺めているように、途方に暮れている。
勉強をすれど、やる気が出ない。頑張ろうという気持ちが湧きあがらずに、眺めるだけの作業に成り果てつつある。仕事も相変わらずで、今日もお昼休みが取れなくて、お昼ご飯は食べられなかった。22時に食べるランチ。滑稽。
楽しくて、良い予定が詰まってきたから、それを糧に生きればいいのに、それさえも時々、なんだか不安を煽るような瞬間が訪れる。好きになると不安になる、わたしの悪い癖だ。
雨ばかり降っていた初夏が終わって、いまは猛烈に熱い日が続く。今年はなんとなく夏バテするような気がしていたら、案の定体調は万全とは言えない。ごはんを食べないことが多いせいか、めまいもあるし、脱水症状のような状態にもなる。頭痛持ちだから、年がら年中頭も痛い。
ふと、自分のこれからの人生について考えると、やはり日本ではないどこか、あたたかい国で、場所を選ばない仕事をしながら、のんびりと暮らしたいと思った。文章を書く仕事がしたい。本命は小説家だけど、いまのわたしには10代の頃のような鋭利な狂気は、もう感じられない。いまは鈍く光る、重たい狂気だ。これでも何か吐き出せるのだろうか。
物欲、買い物依存は治らない。定期的に大波が来るから、ぐっと堪えるか、いっそ欲望に忠実になるかを選んでいる。好きなだけ買ってもいいよ、ほしいものを全部買ってあげるよ、って言ってくれる石油王がほしい。