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私を作った本たち6作品

気づけば本が好きで、いつも書店にいた私。
今では積読ばかり増えてしまい、なかなか読むことが出来ていませんが、それでもやっぱり本が好き!とは言いたい笑
本って知識を得るだけじゃなくて、旅をしたり、新しい考え方を得たり、知らなかったりと、いろいろな楽しみ方ができますよね。そうやっていろんな形で影響を受けていく。

自分を作った本ってなんだろう?って考えた時に、もちろん大人になってから影響を与えた本もあると思うのですが、核となるような好みとか考え方とかを形成するのは幼少期に読んだ本だと私は思っています。なので、今回は幼少期に読んでいた本から、「私を作った本」を紹介します!

 1. 名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ

青い鳥文庫のはやみねかおる作品シリーズ。三つ子の女の子と探偵が事件を解決していくストーリー。ちょっと頼りなくて、変わった夢水清志郎と三姉妹の掛け合いが大好きで、ストーリーもとても面白くて新刊が出るのをいつも楽しみにしてました。
この作品、茉奈佳奈の2人が出演していたドラマ『双子探偵』の原作なんですよね。当初はこのことを知らなったんです。なんとなくこのドラマを少し見た記憶があって、このシリーズを読んで「あれ?似てるな?」と思っていました。
この作品を通して、ミステリー作品に興味を持ち始めます。私のミステリー街道の始まりです。


2. パソコン通信探偵団事件ノートシリーズ

これも青い鳥文庫のシリーズで、夢水清志郎探偵シリーズとの合作で知りました。パズルが好きなのですっかりハマり、そこから本シリーズも読み始めます。タイトルに「パスワード」といつも入っているので、私は「パスワード探偵団」と読んでいました。
こちらは子ども探偵が事件の謎を解こうとするのが楽しくて、かつ年齢も近いから自分も一緒に謎解きしている気分になっていたなと思います。
今ではIT事情を現代に合わせた改訂版が出ているそうです。


3. シャーロック・ホームズシリーズ

ここまで読んで、きっとみなさんも予想していたことでしょう笑
小学生高学年頃でしょうか、某学習塾の教材で名作などを読むようになります。その流れで岩波児童文庫を知り、手に取ったのがシャーロック・ホームズシリーズ。岩波児童文庫版は、子ども向けで少し易しい表現になっているので、シャーロック・ホームズ導入にはぴったりでした。
未だに岩波児童文庫の書籍はいくつか残しています。残しているのは、シャーロック・ホームズの他、「大草原の小さな家(ローラ物語)」シリーズや「はてしない物語」です。


4. ダレン・シャンシリーズ

中学生前後でしょうか、アメリカのティーン向け小説、いわゆるヤングアダルト小説にハマります。以後、海外の子ども向け翻訳本を読むようになります。例えば、「スターガール」(気づいたら映画化されてた)とか「ガールズ・イン・ラブ」とか。
ダレン・シャンは少し怖くてハラハラドキドキして、でも胸が熱くなる作品でした。主人公の少年が、毒グモに噛まれた友人を助けるために、バンパイアと取引する。この設定だけでも熱い。ファンタジー良い!ってなりました。
映画版も作られましたが、あの作品が描いているのは超序盤で、なんなら作品の土台を作ったくらいの内容なので本当にもったいないです。あの出来事の後の主人公の冒険・成長物語が面白いのに!!
ところで、大学を卒業してから「ダレン・シャン」の日本語訳版刊行に携わった方とお話ししたことがあります。「ダレン・シャン」が好きだったことをお伝えすると、『翻訳小説は読みにくくなかった?』と聞かれました。それまで翻訳版が読みにくいということを感じたことも考えたこともなかったので(昔の訳本を除いては)、結構驚いた記憶があります。


5. ペギー・スーシリーズ

これは確かジャケ買いしたんだったと思いますが、怖いんです。途中で読むのをやめてしまいました。正直、もう一回読み直したい。文庫化されてるみたいだし。
これはダークファンタジー作品と言って良いかなと思います。主人公のペギー・スーには見えざるものが見えて、彼女は魔法の瞳を持っていてそれらを滅ぼすことが出来ます。その謎にたどり着かないまま今に至る私…。見えざるものも、作品のトーンも怖かったんだもん…!
怖いもの見たさで、ページを捲っていく作品。そんな作品にはなかなか出会えないので、出会えて良かったと思える作品です。


6. トラベリング・パンツシリーズ

超青春って感じで、本当に憧れしかなかった。というか、今もこういう青春に憧れてる笑
物語では仲良しの4人の女の子が不思議なジーンズと出会って、夏休みにそれを順番に手元に置いておきます。つまり、ジーンズが旅する。そして、そこで起きたことを報告するみたいな感じです。これも映画化されましたね(見ていないけど)。私は2巻まで読んだ記憶があるのですが、全4巻なんですね。読み直したい。
私にはこんな感じの仲の良い友達なんていなかったな…なんか仲は良いし遊ぶけど、自分の時間も大切にしてたら、みんな気づかないところで連絡取ったり遊んでてびっくりするんですよね笑 別に良いけど。
私の永遠の憧れは「みんなでドライブして星空を見る」です笑


ざっくりですが、6作品ご紹介しました。
なんか、ミステリーとファンタジーに偏ってますね。まあ、子どもがノンフィクション大好き!とかはならないと思うけど。やっぱり私は今でも海外文学が好きで、小説に限らず映画やドラマも海外の作品が好きです。それはこうやって海外の作品にずっと触れていたからなのかな。
今思えば、地方都市のスーパーの2階にある小さな書店に、よくこんなにも海外児童文学・ヤングアダルト小説があったなと思います。ブームだったのかもしれません。

あまりうまく魅力を伝えられなかったかもしれませんが、楽しんでいただけていたら嬉しいです。
「私を作った〇〇」まだ続きます!

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