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SEOではYMYLをどこまで意識する必要がある?(2021年9月2日放送回)

今日は「ブログ相談ドットコム」に来ている質問に答えていきます。

本日の相談内容

YMYLについての質問です。みなさんはどこまでYMYLを意識していますか?ロングテールキーワードでも上位表示するのは無理でしょうか?

このキーワードで書いても無理かもと思うとなかなか記事が進まないので、意見を聞かせていただけるとありがたいです。

YMYLの上位表示は厳しい

YMYLを簡単に説明をします。YMYLは「Your Money or Your Life」という言葉の略です。ざっくり言うと、健康、お金、人生に深く関わるジャンルの総称です。

・健康食品
・ダイエット
・保険
・住宅
・就職

なんでYMYLが問題になっているかって言うと、YMYLと言われるジャンルでブログを作って、検索エンジン(Google)から集客することが難しくなっているからです。

2017年の健康アップデート以降に急激に難しくなっています。「個人ブログがYMYLでブログを作っても稼げない」と頻繁に言われるようになってきました。

確かにロングテールキーワードという細かいキーワード、検索数がそんなに多くないキーワードでもYMYLは厳しいと言われています。

実際難しいです。ロングテールキーワード、大きなキーワードは関係ないです。YMYLはそもそも個人ブログが上がらない仕組みになっています。

個人ブログが上がらない理由は、信頼性が求められるからです。信頼性のあるサイトとか運営者がやっているものじゃないと上がらなくなっています。

YMYLと信頼性

分かりやすく「糖尿病」というキーワードがあるとします。「糖尿病」で個人のブログが上位表示されるということはリスクが高いことです。

糖尿病の人が「糖尿病」と検索をしたときに、誰か分からない人が書いた記事があるとします。その記事に書いてあることを読者が実行したら、命に関わってしまうかもしれないです。

誰か分からないブログを検索結果の上位表示することは、Googleとしてもリスクが高いです。

どういうところを上位表示するかと言うと、病院とか公的機関の記事を上げてきます。要は、信頼性が高いところ上げるということです。

YMYLではロングテールキーワードでも良くないです。ロングテールキーワードは複合キーワードになります。例えば「糖尿病 男性 22歳 一人暮らし」みたいなものはロングテールキーワードになります。

そんなキーワードだったら個人ブログで上位表示してもいいかと言えば、そんなことはないです。大きなくくりとしての「糖尿病」は変わらないので、求められる信頼性は変わらりません。「糖尿病」は命に直結するものなので、いわゆる最高レベルの信頼性が求められます。

YMYLと検索意図

一口にYMYLと言っても、厳しさや難易度は大きく変わってくるので、全く無理なことはないです。

質問で書いてくれていますけど「このキーワードで記事を書いても、上位表示はどうせできなと思うと、記事を書く気にならない」というには確かにその通りです。

記事を書くことは、ブログでお金を稼ぐとか、検索エンジン、SEOで上位表示するという目的に書いています。でも、それができないと言われたら「何のために記事を書いているんだろう?」となります。

ただ、発想を変えた方がいいと思っています。「このキーワードで上位表示をするんだ!」と思って記事を書くことは大事なことです。

なぜかと言うと、キーワードごとに検索意図が違って、その検索意図を満たす記事を書かなければいけないから。検索意図は検索した目的です。「糖尿病 食事」みたいなキーワードで検索をしていたら、糖尿病でも食べられる食事を探している。そういうことです。

キーワードを考えて記事を書かないと、SEOとかGoogleで上位表示される記事を書けないです。ただ、今は検索エンジン(Google)の仕組みは進化しています。

記事を1つ書いたら、狙ったキーワードでしか表示されない、検索結果に表示されないかと言えば、全然そんなことはないです。

実際に自分のGoogle Search Consoleで見てもらうと分かります。全然自分が狙っていないキーワードでもアクセスがあったり、表示されていることがあるはずです。

高品質な記事を書く

キーワードを狙って記事を書くことは大事です。そうじゃないと誰になんの記事を書いていいか分かりません。ですけど、実際に記事がそこでしか上位表示されないわけではないです。そこまで絶望的に考える必要はないと思います。

高品質な記事、いわゆる役に立ついい記事を書いているなら、Googleはいろんなキーワードで勝手に上位表示してくれます。そのキーワードを狙っていなかったとしても、Googleは「この記事はいい記事でこのキーワードにマッチしているから、この検索結果を出そう」と上位表示してくれます。

基本的には、クオリティが高い記事を書き続けているのに上位表示できない、全くアクセスが集まらないし、全くお金にならないことはないはずです。

難易度の低いところを狙ってみる

だからと言って、どこでもブログを作って記事を書いてもいいのかと言われると、また別の話です。YMYLと言われるジャンルがあって、そういうところは稼ぎにくいとかSEOで上位表示しにくいので、なるべくズラす方がいいです。

わざわざ難しいところに突っ込んでいく必要はないです。YMYLは思っているより領域が広いので、だいたいYMYLに該当します。ただ、その中でも難易度は全然違います。

「糖尿病」「癌」は最高レベルの信頼性が求められます。この信頼性をSEOでは「E-A-T(専門性、権威性、信頼性の略語)」と言います。

でも、そこまで「E-A-T」が求められないジャンルはいっぱいあります。「そういう信頼性が求められないジャンルやキーワードを教えてくれ」と言われたりしますが、なかなか難しいです。ジャンル名やキーワードごとに違ったりもするので。タイミングによっても違います。

今までは信頼性が求められなかったけど、突然信頼性が必要なキーワードになったりもします。要するに「自分の頭で考えても分からない」ということです。

経験がある人だったら「このキーワードはいける?いけない?」と検索結果を見ながら判断はできますけど、ブログを始めて間もない人は難しいですよね。

いったんキーワードのことを忘れてみる

今のこの話を聞いても、チンプンカンプンな人もいるかもしれないです。それならキーワードのことを忘れてもいいです。本当に役に立つ記事だったら、Googleがちゃんと上位表示してくれます。

それができるぐらいGoogleの検索アルゴリズムが進化してきているし、Googleが何百億円というお金をかけて検索アルゴリズムを作っているので。

Googleの天才エンジニアたちが頑張っているから、ちゃんといい記事書いていれば上位表示されて、アクセスも集まるので安心してください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本ページの内容はVoicyを書き起こして、Web上で読みやすいように再編集したものです。元音声は以下で聴くことができます。面白いと思ってもらえたら、noteとVoicyをフォローしてもらえるとうれしいです。

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