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境界線の外へ

2年くらい前からかな、
ちょこちょこと
手足に発疹ができるようになった。




赤い斑点で、全然痒くなく、
しばらくするとポロポロ
銀色の鱗のようなものが落ちる。




そんな気にするほど多くはないんだけど
治るとまた別の場所にできるのが
地味に厄介で。




多分これ、乾癬なのね。





癬って書くけど
人には感染らないし
水虫みたいな菌でもない。




乾癬の原因は、乾燥やストレス、
生活習慣じゃないかって言われてるけど、
まだはっきりとは解明されてないんだって。




完治させるのも難しいから
対症療法で抑えたり、
出ないようにコントロールさせるのが
現状では精一杯らしい。




まあね、私は本当に面倒くさがりで
乾燥がダメだって言われても
体にローション塗るのをサボるし




コーヒーもすっごい飲むから
そのせいもあるかもしれないけど




でもやっぱさ、パートナーが
できると変わるね




パパちゃんはなんも気にしないし言わないけど、
私は急に気になって





中から綺麗にした方がいいのかなと
自分でミックスした《色々水》を飲んだり




乳酸菌サプリをとったり、
とりあえず腸活を始めた。




おかげで体の中は
綺麗になってきてる気がするけど




やっぱりすぐに斑点はひかないし
相変わらず薬を塗り続ける日々。




それで、肉体とは別の視点から
考えてみることにした。





この乾癬、もしかしたら
私の「外に出たい!」って思いが暴れ出し




発疹として、文字通り
体の表面に《出てきた》ものなんじゃないかって
思い始めた。





肌トラブルを起こすことで、
自分自身に注目するし




内面の欲求に
気づくきっかけにもなるっていう。




これは、幼稚園での写真なんだけど





確かにこれは私で、
別に悪い仕上がりではないんだけど




 ”なんか私っぽくないな・・” って
ふと思った。




もちろん、子供たちが大好きで
可愛くて仕方なくて・・っていうのも
紛れもない本当の私。





でも、それは
自分の一部分に過ぎなくて




これを仮に白とするなら
私には他にも、青や紫や黒や黄色、赤など
いろんな色があるわけで




なのに、白しか表に出てないってことが
すごく違和感だったのね。




のっぺりしてるというかw




だから先日やっと入れたタトゥーは





神聖な儀式でもあったけど、
実はものすごい自己表現の挑戦でもあった。




子供と接する仕事だから
本当は見えない場所に入れた方が
良かったのかもしれないけど





表に出たいんだから
隠れてたら意味がなくて




だから、仕事中は腕時計で隠せる
左手首にしたんだ。



(ちゃんと全ての意味でメイクセンスする位置に
指令がくるよね)




最近、この、出たい出たいっていう
欲求がものすごい。




それは、世間に出る(=人に見てもらう)っていう
他人目線が基準の話じゃなくて




私の内側が、ある境界線よりも
《外に出たい》って
大暴れしてるんだ。




私は決して
純白な人ではないので





最近は
今まで全く縁のなかったピンクな私が出てきて
ビックリしたりもしたけど




黒い私も
ゴールドな私もいるし




それ全部ひっくるめて
自分な訳で。




パパちゃんに対しても、
腹の底から純度の高い言葉を発する時間を
もっともっと増やしたいし




(彼を困らせるかもとか
喧嘩を恐れずにね)




旅をして、
家という境界線から
自分を出してあげたいし




もし仮に、誰かを悲しませることがあったとしても
期待に添えなくても




私はこうなんだ、
何でかわからないけどこれが好きだし
この人が大好きなんだって




私はこう!を




なんの邪気なく
ジャッジもなく




誰が相手でも表現できる人に
なりたい。




見るからにmakiちゃんだねっていう
服装や髪型、メイク、体型・・




エネルギーが内から外に
全く抵抗なく抜けて循環する
心地よさの塊の自分に。




だからタトゥーを入れることも、
ここに自分の写真を載せることも




書くことに違和感がないかどうか、
カッコつけてないかどうか
細かく何度もチェックすることも




本当の自分でいたいっていう
私の願望に対する、
愛の行動なんだ。




これをもし続けて行って
見た目も行動も
ありのまま宇宙人makiになったら





”乾癬・・ひょっとして出なくなるかも?🫢”



なんて






実はちょっと、いや、
かなり期待したりもしてる。








































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