見出し画像

棋聖戦「藤井vs渡辺」の見所

https://biz-journal.jp/2021/06/post_231210.html

6/6に5番勝負の第1局が行われ藤井さんが先勝しました。個人的に見所は2つあると思っていて、1つは藤井さんの妙手(誰も予想できないような)を見ること、もう1つは渡辺さんが何を用意してどう仕掛けるのかです。

勝敗に関しては、将棋関係者でなくても将棋をある程度かじった人間ならわかると思いますが、まず間違いなく藤井さんが勝つでしょう。なぜなら将棋は基本的に読みの深さを競う競技であり、この2人の差は歴然だからです。

将棋ウォーズ2段の弱い振り飛車党(単に居飛車が指しこなせない)の自分にとっては、藤井さんにぜひ1局振り飛車を指してほしい。願いは叶わなさそうだけど。あと渡辺さんも自分のスタイルを変えない指し回しが多いですが、もしかしたらAI研究を経て何か用意してくるかも。とかいう淡い期待を胸に抱きながら楽しく見たいなと思っています。

そういえば、昔々、大山康晴の全盛期には「盤外戦術」というものが存在していました。例えば、対局相手が真剣に考えている前で扇子をクルクルさせたり会場のスタッフと談笑したりして、相手の集中力を奪っていました。時にはスポンサーである新聞社と結託してプレーオフルールに急に変えたり、対戦相手に前日いきなり対局の通知をして遠い県まで呼び出したりしていました。今はもちろんないですが、見えない部分で結構あるのでしょうか。全然知らないですがAI研究の派閥とか出きそうだなと思ったり。

なんにせよ将棋界が盛り上がってくれると嬉しいなと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?