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ウタウタイのまいにち

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こんにちは!あそびに来てくださってありがとうございます。このマガジンには詩を投稿して行きます。恋心や切ない気持ちや自然への想いやetc.インスピレーションなれたらまかせて詩を書く…
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2019年10月の記事一覧

初雪の日

不思議な力でぼくのこころをとかしてゆく きみはだれ?どこからきたの? 見つけるともれなくもらえるバッジみたいに ぼくの胸ほこらしげに照らす 秋の終わり初めての雪が降るあの特別な日の 息をのむようなときめき ぼくのこころを照らす あれはなに?どこでみつけたの? うれしいとか恥ずかしいとかよりも もっと柔らかいところに 届いたおくりものがきみ

金木犀

甘えたこころで生きさせて 甘えたこころで生きたいの 風は優しく 海はつよい にじんだ雨粒蜜の味 ここへきたのは それだから それだけだから 甘やかに生きたいの 甘やかに生きさせて 手にするものを ぎゅっと握って ほおばるように生きさせて 透明になって見えなくなって 空気にとけてしまいたい 握ったものをもう二度と 壊してしまいたくはないから

聴こえる

あの音 耳すましてもすましてなくっても 弱音吐いてても 有頂天でも ミミズ踏んでも ヤモリと見つめあっても 歯磨いてても 大根茹でても 静かにずっと鳴っている あの音 声にならずに届く telepathyみたいに ほらいつも あなたのそばにある 聞こえてる?

悲しい帰りみち

あなたのことを考えてた なぜ出会ったか とか なぜ惹かれたんだろうか とかね そして そこにはなんにも嘘がないなぁって 思ったの わたし 凛としてた

花火

ひらめいて消える 花火の光のような出会いでした

素直

ぼくのことずっとみてて ズボラでグズでずるくて駄々っ子でも かわいいといってよね だめでもともと きみの目をごまかしたくないよ 心にじんとする 涙はしょっぱい ぼくはもうひとりじゃないなってこと 守るべきものと出会ったんだな ひざにすり傷 砂をはらって そんな日がずっとね ずっとずっと続くとしても きみはなんにも知らないから だからねずっとね なにも知らないままでいて 未来は永遠にこない 誤魔化したくはないんだ ありのままのぼくを ゆっく