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【鑑賞レポ】ハプスブルク展行ってきました!

10月18日(土)より上野の国立西洋美術館で開幕している「ハプスブルク展」に行ってきました。

今年は日本とオーストリアの国交樹立150周年の記念イヤーなので、様々なオーストリア関連のイベントが開催されていてとても嬉しいです!

私とオーストリア

なんでいきなりオーストリアを語りだすかというと・・・
私は高校時代に1年間、大学時代に1年間、合計2年間、オーストリアに留学していたんです。最初の留学では①英語圏以外がよかった、②音楽が好き、そんな理由だけでオーストリアを選んでウィーンから電車と車で約1時間30分ほどの小さな村に住んでいるファミリーの家で1年間暮らしました。その時に絶対またオーストリアに来たい!と思ってウィーンに留学したのが大学時代。
オーストリアの音楽だけじゃない魅力、人柄、自然、歴史が大好きになり、それからオーストリアは私の大切な第2の祖国です。

今年のオーストリア関連イベント

4月24日~8月5日まで六本木の国立新美術館にて開催されていた「ウィーン・モダン展」もありましたね。

こちらはウィーン世紀末と呼ばれる19世紀末に栄えた芸術(絵画、工芸、建築、音楽etc.)が集められていました。ウィーン世紀末という時代に何があったのか。時代を遡り、世紀末に至る様々な分野の傑作を鑑賞することで、歴史の転換期に芸術家たちが何を感じ、どのように表現したのか。今現在転換期にいる私たちにも共通するものを感じました。

ハプスブルク展

今回のハプスブルク展は芸術の造詣が深いハプスブルク一族において、時代ごとに重要人物を取り上げ、ハプスブルク帝国の歴史と芸術を追うもの。

このテーマは実は私が大学時代に研究…とまでは言えないですが、注目して調べていた観点だったので思い出しながら鑑賞し、同時にハプスブルク家の至宝が日本にあることに感激していました。マクシミリアン一世を源流とし脈々と受け継がれる審美眼とそれを支え得るハプスブルク家の繁栄。

現代では「音楽の都」として有名なウィーンですが、今そのように表出しているだけであって本来は音楽だけではない、芸術の都なのだと思います。

個人的にはそれぞれのパートの内容が本当に要点しかなくてちょっと物足りなさを感じましたが、それは本場の美術史美術館を鑑賞する時にとっておきましょう。でも例えば、ミュージカルエリザベートのファンの方がハプスブルク一族に興味を持ってきてくださったら、600年の歴史の要点だけつまみ食いできてとても楽しんでもらえる内容だと思います。

音声ガイドにはミュージカルエリザベートのエリザベート役として長年ご活躍されている花總まりさんがいらっしゃいます。音声ガイドの中でシシィだけではなく、マリア・テレジアやマリー・アントワネットも演じられていて、その凛々しく美しい声が素敵でした。

一方で男性の音声ガイドには梅原裕一郎くん。

こちらの写真集がご縁ですよね。同い年の声優さんがこういったところでウィーンと縁があって音声ガイドをされているなんて、それだけでちょっと嬉しいです。

おわりに

今回ハプスブルク家の歴史を振り返ってみて、随分忘れちゃってることに気が付いたのと同時に、それでもやっぱりオーストリアが好きでハプスブルク家の話になると誰よりも熱く語れるんだな、ということに気が付きました。もっと音楽だけじゃないオーストリアの魅力をたくさんの人に知って欲しい!

今度は10年後の国交樹立160周年の時でしょうか。
その時に何かオーストリア関連のお仕事をしていたいなと改めて思いました!

ハプスブルク展、もう一回行きますー!

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